石の上にも3年、5年の論理。アナログ的知識。 | ”秋山なお”の美粒ブログ

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 実際に、人生、早い人は15歳ぐらいから、世に出る人もいるが、世間では、大学をでてからということになる。転職等も考えると、25歳ぐらいからと考えていい。そうして、人生、やり直すことができる年齢が、55歳までだとすれば、その間は、30年しかない。その中で、結婚、子育て等があるから、自分の本職をみつけ、全力投球できる、野球でいえば、一軍で投げられる状態は、35歳ぐらいからだと思えばいい。自分が、何で生きれるか、何で、食べていけれるか、人生での仕事での専攻、専門が、そこで決まる。学校で学んだことなど、数年、しかし、社会にでて、モラトリアムの期間、一軍へ上がるための習得期間は、約10年、そこで、得たもの、そこで学んだこと、そこで、得てきたことが、自分の人生、一生を決めることになる。

 

 もはや、安定という道は、今の高速ネット情報社会にはない。10年で、世の中の流行、廃りは、変化している。安定として、入った日本の会社が、あれよ、あれよ、ということになる。銀行、証券、医薬、家電、商社等、生き残った会社でも、リストラの嵐が吹いている。自分がリストラにあわないという保障など、どこにもない。上司に右顧左眄して、なんとか、しがみついていても、その上司自体が、不要となれば、一蓮托生で、リストラということになる。今は、自動車会社がよくても、いずれ、EV車がでて、規制が緩和されれば、量販店やPB商品を作っているチェーン店も、小型EV車を作らないともかぎらない。バッテリーとキャパシタさえ、効率化できれば、モーターやコンバーターやインバーターなど、どこでも安価に手に入るから、だれでもEV車は作れるということになる。

 

 栄枯盛衰の理は、時代のサイクルが早いだけ、これからは、人の一生の中に、だれでもが、その理が現れることになる。公務員は安泰と思っていても、それは、国家上級のキャリアの一部だけで、少子高齢化で、税制が確保されなければ、公務員も、スト権が与えられる代わり、リストラされる可能性がでてくる。だから、もはや、安定という言葉はないと、覚悟していたほうがいい。

 

 安定を求めて、入った会社が、どうなるか、これからは、わからない。まず、今の若者が就職しても、定年で退職するまで、その会社が存続しているという保障はない。時代のスピードを考えれば、生き残れる確率は10%だと、思えばいい。つまり、ほとんどが、個人の栄枯盛衰と、会社の栄枯盛衰の二つの波をかぶることになる。年金や保険制度が、100年、安心だと、いうが、作った人は、100年、生きれない、だれも、死後のことに責任などおえない。これからは、子育て、共働き、核家族、高齢化社会、若者にとって、窮屈な社会になっていく。しかし、それでも、生きていかなければならない。これから、30年後、40年後など、あっという間にくる。人生は、考えているよりも、あっという間に、早く過ぎ去る。光陰矢の如しである。

 

 デジタル的な知識というのは、半年、一年で、習得できる。ある意味、大学教育での専攻というもの、しかも、どんなものでも、実践で得てきた知識というものが、必ずある。デジタル的知識を磨き上げて、アナログ的な知識にする必要がある。デジタル的知識とは、忘却するもの、それが、アナログ的に変わって、初めて、手本がなくても、わかるようになる。そこに、オリジナリティが生まれる。その領域が、感性と経験で、裏書された本物ということになる。初めて、そこから、その知識に付加価値がでる。お金が取れるということ、日給が5000円から、10000万、30000万円、50000円、100000万となる。日給が5000円なら、月15万、日給が10万なら、月、300万、年間、3600万の年収がある。その10倍であれば、年収3億6000万ということになる。

 

 私は、ギターを弾く。もちろん、趣味のレベルである。しかし、それは簡単には、習得しない。一ヶ月でできる人などいない。できても、一週間やらなければ、元にもどる。一年、二年、最低でも3年、そして、5年ぐらいして、初めて、うまくなったかな、というレベルである。それでも5年という時間が必要である。5年が10年となるケースもあるだろう。多忙な人生の中で、時間がなかなか、取れるものではない。しかし、やらなければ、習得しない。それが、アナログ的な知識ということになる。言葉もまた、同じだろう。どの分野でも、同じことが言える。自分にとって、一生をかけて習得するアナログ的な知識、それによって、ご飯がたべれるようになる。石の上にも3年、5年、継続できるもの、それによって、人の一生も変わってくる。好きこそものの上手なれ、それを芸の領域まで、磨き上げれば、どこかで、付加価値が生まれる。若者の健闘を祈る。