レズビアン界隈の環境を良くしていくためには何ができるのか?

この界隈は境界知能や発達障がいなど生きづらい要素を持った人が多いように感じます。

 

私も人のことは言えませんが、持って生まれた生きづらい要素とどうやって折り合いをつけていくのか、どうやったら生きやすくなっていくのか。

まずは情報を集めること、その情報を共有することだと考えました。

 

『障がいをもつこどもの「きょうだい」を支える お母さん・お父さんのために』は身近に障がいを持って生まれた家族がいて、その家族をケアしている家族のケアについて書かれた本です。

 

以前、他人の辛い体験を聞くと、聞いた人も代理受傷といって脳がダメージを受けるという話をしました。

一つ一つは小さな代理受傷が積み重なって、周囲の人の心にどのような影響を与えていくのか、人生の大事な選択をするときにどのような思考回路になるのかを丁寧に描いています。

 

身近な人が大変な思いをしていると、自分の幸せを追求することに罪悪感を覚えるようになってしまうことがあります。

その罪悪感は自分のことよりも周囲を優先するようになり、過剰な自己犠牲の精神を培います。

だから、他人といると疲れる、過度に他人に合わせようとする人格が出来上がってしまう。

 

自分が主役になれる場所の必要性、第三者の意見を受け入れやすい環境、同じ環境の人とコミュニケーションを取ることの大切さ、それによってどのような心理的な効果が生まれていくのか。

 

とても短いページ数で丁寧に書かれていたので、興味深く読めました。

私の元カノも何かしら障がいがあったんだと思います。

 

ちゃんと理解し合うためには知識と支える側のケアも必要だし、他の居場所や同じ環境の人と情報共有することが大切なのだと感じます。

その参考にもなると思うので、興味のある人は是非読んでみてください。