皆さんは体に悪いとわかりつつ、ついお酒や甘いものを取りすぎてしまうことってありませんか?
ストレスが溜まると、脳が快楽を求めます。
お酒を飲んだり、甘いものを食べる瞬間が一番快楽を感じる神経伝達物質【ドーパミン】が分泌されます。
このドーパミンが神経回路を通じて脳を駆け巡るのですが、この神経回路は理性を司る前頭前野とつながっています。
快楽は理性の働きを抑制し、やがては快楽を求めるのを我慢できなくなります。
真面目な人ほどギャンブルにハマったりしますが、これは普段の生活でドーパミンによる快楽を感じることの耐性がないため、ギャンブルで大当たりが出たことによって興奮して大量にドーパミンが分泌されてしまい、病みつきになってしまうためです。
この快楽物質は嗜好品、セックスなどでも分泌されます。
真面目で大人しい受け身な子が遊び人やダメな女に引っかかっているのを見たことはありませんか?
あれは真面目だからこそ脳内の快楽物質への耐性が低いために、セックスで初めて強くドーパミンが分泌されて、その興奮が忘れられなくなってしまうためです。
魅力的に思う人がいるけれども、一緒にお付き合いすることに何か大きな障害がある人はその恋をためらってしまうと思います。
ただ、その理性はいつまで続くでしょうか?
理性は欲望には勝てないんです。
依存症なら適切な治療をして向き合うことが一番ですが、それが恋愛だった場合はどうでしょうか?
皆さんは我慢しますか?
断言します。
その我慢は絶対に続きません。
脳には監視過程といって、無意識に物事を考える思考回路が働きます。
これは本能なのでやめることができません。
〇〇してはいけない、そう思ってしまうことがこの監視過程を働かせてしまい、ずっと〇〇したいという欲望をかかえることになります。
好きな人のことはその人のことばかり考えてしまうと思いますが、それは反対です。
その人のことばかり考えてしまうから、その人のことを好きになるんです。
〇〇してはいけない、と考えれば考えるほど脳はそのことを好意的に解釈し、いずれは我慢できなくなります。
皆さんの良縁を祈っています。