今日はYouTubeラジオの収録日なのですが、相棒のさっちゃんがちょっと遅くなるのでその間にBL語りをしようと思います(笑)
蛍火艶夜は神風特攻隊の隊員同士や彼らを取り巻く人々との恋愛についてオムニバス形式に話が展開されます。
国のために命を散らすための訓練。死と隣り合わせというか、死に向かっていくための訓練を繰り返す特殊な環境だからなのか、彼らは互いを強い感情で求めます。
恐怖心を癒すためなのか、それともそういった環境だからこそ誰かを大切にしたい、寄り添いたいと思ったのか。
不思議な中毒性のある作品で、死が近づいている状況だからこそ相手を優先して考えたり、気遣う仕草が目を惹く作品でした。
私は第一話の主人公、しずま君がお気に入りです。
ネタバレになりますが、彼は本当に小悪魔で無邪気な笑顔の裏腹に自分に好意を抱く男性を見抜き、虜にしてしまいます。
しずま君がカメラ記者の淀野さんを誘うシーンは本当に悪い男だなと感じました(笑)
「淀野さんだから言っちゃおうかな」と意味深な物言いから始まり、自分と不思議な関係にあった今は亡き先輩隊員の話をします。
その人との恋愛関係を仄めかし、淀野さんの反応を見て、しずま君は淀野さんの頬に手を添え、首筋に顔を近づけます。
「多分しないでしょ 男同士はこういうの……」
「い……いや…どうかな…する人はいるんじゃない…」
しずま君の誘い文句に思わず乗ってしまう淀野さん。
このやり取りが色っぽかったです。
他の話もとても面白かったので、お勧めの作品です。