ごきげんさまです。
やましたひでこ公認断捨離®︎トレーナーの
義永直巳です。
今日もお立ち寄りいただき
ありがとうございます。
今朝は小雨模様
京都市内でも雪が降ったとか。
寒い朝でした。
今日は、11/29まで連載しておりました
「仕事の断捨離」の続きです。
職場の残業を減らして、
仕事に追われるのではなく
少し気持ち的にも余裕を持ちながら
働く方が良いのではないかと考え
職員会議で自分の思いを職員に伝えたところ
職員の反応は様々。
半分くらいの人は、今までと違う働き方を
やってみようと思ったようです。
人の気持ちを動かすには、
信頼関係が必要だというのは、
これまでの仕事の中で散々経験していたこと。
管理職だから信頼してもらえるというものではなく
そこには、あの人の話を聞いてみようかな
やってみようかな、と思ってもらえる
素地がなければ人は動かないのです。
半分くらいの人たちが話を聞いても良い
と思ってくれました。
半分の人がやってみようと思ってくれたことは
心強くもありました。
具体的な取り組みの一つに
「集中タイム」
というのがあります。
それは、私の経験からの発案でした。
事務処理や記録など書く仕事をするための
予定を入れていても、
結局、電話がかかってきて対応したり
他の人たちから話しかけられて中断したり
結局、思っていた仕事量の3分の1も進まない
そんなことが度々ありました。
それを時間外でするのではなく
就業時間内で集中できる時間を作ろうというのが
「集中タイム」です。
週1時間だけ、
雑談をしない、電話を取り継がない時間を作り
その1時間の間に集中を要する仕事をする
それだけなのです。
参加は自由ですが、
参加しない人は、他の人に話しかけない、
電話をしないという条件です。
集中したくない人は、
出張を入れて回避するということもできます。
最初は「しゃべらない」という環境に慣れず
他の人に話しかけたり、
電話をかけようとする人がいましたが、
回を重ねるごとに集中度が増して、
それぞれが、集中して仕事をするようになりました。
そして、それは、他の時間でも
集中して仕事ができるようになり、
残業する必要がなくなった人もいました。
1ヶ月、2ヶ月経つごとに、
職員自身が、その効果を実感していたようです。
集中タイムを楽しみにしていて、
その時間にする仕事を計画的に考えたり
それぞれが仕事の段取りを考えるようになりました。
初年度は、月45時間越え6ヶ月以上継続の職員が10人（約37％）だったのが、
翌年度は、月45時間越え6ヶ月以上継続の職員が2人（7％）に減りました。
たった週1回、1時間だけのことですが、
他の時間に集中できるようになったことや
必要なことを優先してするという
心構えが変わってきたこともあったのでしょう。
私は、集中タイムを実施しながら、
いかに自分の時間が大切か、
どんな価値のあることに時間を使うべきか
というような内容のメルマガを
職員に送っていました。
大切なことに時間を注ぐという意識は
大事なことだと思います。
時間は有限ですから。
やましたひでこは、「自在力」の中で
こんなことを書いておられます。
（相手が）子どもであっても、大人であっても、
相手に頼む気持ちから離れ、
本当に心を動かせるように
スタンスを変えていく。
正攻法で、真正面から
言葉で伝えていこうとするより
相手の動向を俯瞰して予測しつつ
角度を変えて、
言葉や行動が有効に機能するよう
戦略を立てて実行していくこと。
それこそ自在さがなせるわざなのです。
と。
これは、大人相手に教えていた合気道の先生が、
子どもたちに教えるようになり、
あの手この手で子どもを手なづけながら
子どもたちに、その子らに合った形で
合気道のエッセンスを教えていく
というエピソードの後に書かれていた言葉です。
私が職場で実践していた取り組みも
モノを捨てる、無駄を減らすだけでなく
大切なことに集中するために
今、何をするのかということを
職員自らが考え実践していくための
サポートだったような気がしています。
職場の主役は職員自身ですから。
そして、職場で対応するクライアントさんと
仕事をするときには、クライアントさんが主役です。
目指すのは、
職場の職員の、ひいては相談相手のクライアントさんの
「命のごきげん」
でした。
断捨離の生活哲学は、
生活だけでなく、仕事をする職場においても
同じようにごきげんをもたらすものであると
確信いたしました。
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