2012 Tour 「露命」
11月21日 Zepp Namba
ワンマンってことで最初から間に合うかハラハラしながら仕事終わりで駆けつけてなんとか最初から間に合いました
1曲目はいきなり新曲で始まりました。
緑の照明に照らされて、なんとなくブラフっぽくないような感じの曲でした。
そこから「東京から東北。東北から大阪。どこでやっても変わんねえ。大きな音をかき鳴らす俺たち、ブラフマン始めます」と言ってTHE ONLY WAY
からツアータイトルである露命。
「露命~」と部分では一斉に手が上がる
そこからSPECULATION、賽の河原と続いて「ここに立つ」からのSEE OFF
ステージところ狭しと動き回ってステージ端のほうまで行って歌うトシロー。
そこからまた新曲。
これはサビでマコト、コーキのコーラスが印象的な曲。
そしてBOX
曲途中トシローマイク前あたりまで来て激しくベースを弾くマコトの姿がかっこよかった
BOXがきたということは次はBEYOND THE MOUNTAIN
しつこいように書きますがこの曲と曲の繋ぎはかっこよすぎます
間奏からシャウトするトシロー、その後マイクに何発かパンチを入れる姿が迫力ありましたね。
その後SHADOW PLAYからきましたZ
これ聴くのはミドルツアーファイナル以来かもってぐらい久々でテンションもすごく上がった
そしてFAR FROM、これも聴くのはかなり久しぶりでしたね。
途中マイクスタンドを曲げながら歌うトシローの姿がかっこよすぎ
照明もコーキの後ろあたりが赤、マコトの後ろあたりが青でそんなグラデーションもここの雰囲気をかもしだしてました。
曲後半ではマイクスタンドがくの字に折れ曲がったまま歌ってました。
そしてアウトロではバックから青の照明に照らされて4人の姿がシルエット状に浮かび上る光景も見事でした。
そこからのFROM MY WINDOW、その次のイントロだけでドッと沸きます
長めのイントロからFOR ONE'S LIFE、ここでようやくマイクスタンドが交換されて、曲に入ると一気に爆発する場内
最終章もここ最近あんまりやってなかったのでちょっと久々感があってその後にLOSE ALL
ここでまたマイクスタンドが曲げられてた
「ルーズオール」でその曲がったマイクスタンドを持ったままトシローダイブ~
すごすぎる
そのまま「警醒」と言って曲に入ると曲がったマイクスタンドを肩に担いで客の上で歌うトシローは怖すぎた
どこに討ち入りに行くんだって感じでww
でもそれもかっこいい
そんなところで客の上でMC。
前の日に大阪に着いたそうです。
「なんか大阪・・・なんか大阪・・・」と言うと笑いが起こるww
そして「なんか大阪わちゃわちゃしてるなと思ってコンビ二に言ったら南ちゃん、健バンドの南ちゃんがいてそういえば今日はKEMURIだったな。」とそうです、昨日はKEMURIのツアーが大阪であったのです。
そしてその南ちゃんは5人の女の子に囲まれてたそうです
そこでトシロー「5Pするの」と聞いたみたいですww 下ネタwww
そしたら「順番を決めてるの。」と言われたらしいwww
「解散とか活動休止して再結成したらこんなに脚光を浴びるんだったら俺たちも・・・」と言うと場内からは一斉に「エ~」っていう声が
その後「38歳の俺には5人も相手する体力がないからこのまま続けていくわ。」と言うと拍手が起こります
ってブラフを続ける理由はそこかいwwwww
このツアーはブラフマンがライブをやったことをないハコを周るツアーなのですが「難波・・・ここは新鮮さがないな。」と、実は8月のトーキンロックのイベントでライブやったことがあるのです
これは知らなかったですがスカパラが出れなくなったからブラフマンが急遽出ることになったとか。
そして「こびる訳じゃないけどトーキンロックの表紙に俺がなった時にはぜひ買ってください。」と宣伝www
そのトーキンロックのイベントの後ライジングサンのために北海道へ移動するのですが、札幌ではSLANGのKOさんが道庁前で抗議のデモをやっててそれに参加をするっていうことで大阪からタクシーで移動するのでした。
その道庁前の抗議の話の時SLANGのKOさんのことを「背が6メートルある刺青の怪物。」とかめちゃくちゃなことを言ってたww
さらにそれにはアジカンのゴッチも一緒に行ってたのですがそれは「アジカンのゴッチ・・・・カンジェネのチビ。」とまためちゃくちゃな言い方にわざわざ言い直してたwww
そんな札幌への移動のための大阪で乗ったタクシーでは大阪ってことでやたら話しかけてくる運転手さんだったみたいでww
「どこ行かれるのですか」と聞かれて「次の現場へ。」と答えたらしいです。
次のライブ地のことを次の現場と業界用語的に言ってるのですがその運転手からはこう言われたそうです。
「私も昔現場行ってましたよ。山奥のほうで、ガス管の工事をしてたのですが、冬になると金属のガス管が縮まってガス漏れがして大変でしたよ。でもそれだけ働いたらご飯がおいしいでしょ」と現場を工事現場と勘違いされてしまったのですがトシローは「うん。」と答えたみたいwww
そのトシロー安全靴を履いてたので余計そう思われたのでしょう。
ってなぜ安全靴を履いてたのと思う訳でそれはこれから話されるのでした。
で、なぜかトシローその安全靴を「ミドリ安全のブーツで先に金属が入ってるから1トンの重さの物が落ちてきても大丈夫。」と宣伝してたwww
トシローが東北、被災地に行くときには安全靴を履いてて、しかも大船渡のライブハウスはまだ浸水してて海水に安全靴が浸かったり、石巻では子供にペンキをつけられてしまったりとけっこう汚れてしまってたそうです。
そして震災後に原発から近いところに物資を車で持って行ったのですが、常磐道を走って行ってたのですが水戸を過ぎると高速道路と思えないぐらい道はガタガタで、しかも途中からは「こっちです。」と言われて反対車線を走らされたとか。
横を見ると今まで走ってた車線のほうは地震で道が落ちてしまってて、その道は復旧作業を一生懸命してるところだったそうです。
物資を持っていくとぜんぜん足りなくて、また物資を募って同じところに持って行こうとまた常磐道を走ると、その道はもう復旧されてて「すげえな、もう道がもとに戻ってる。日本の土方すげえ。」とすごくびっくりして関心したみたいです。
そんな話をライブでしたらある女の子が「私お父さんのことが嫌いだったんです。」と言われたみたいです。
その女の子のお父さんもそういう作業員だったということで、参観日にも来て欲しくなかったみたいで参観日の案内のプリントも隠すぐらいでした。
でもトシローのその話を聞いて心が変わってお父さんのことが好きになったと号泣してたそうです。
トシローもそういう人たちや自衛隊員とかを下に見てるとこがあったみたいですが、震災後のそんな姿や、棒一本持って放射能を浴びながら遺体の捜索をする自衛隊員の姿を見てこういう人がかっこいいんだと心が変わったそうです。
これからも東北ライブハウス大作戦、自立支援プロジェクト、幡ヶ谷再生大学、募集してたレトルトとかを持って東北に行って「何回も東北に行って安全靴がボロボロになって、穴が空くまで履くよ。」と言うと大きな拍手が起こってました。
そしてさらに「テレビでは来月何かが起こるとわちゃわちゃ言ってるけど、権利のある人も、権利のない人も。よく考えないといけないんじゃないか。」と選挙についても言ってました。
ただ投票するだけじゃなくて、日本をどうして欲しいかよく考えて投票、投票権のない人には投票権のある人に十分言い聞かせてというようなことを訴えてました。
そして日本に足りないのは隣の国に対抗する国力とか軍事力ではなく創造力じゃないのかと言ってましたね。
そして最後に「日本の未来を問え。鼎の問。」と言って鼎の問。
曲最後のほうではステージ上から吊り下げられた裸電球の照明が照らされてたのが印象的でした。
まさに「街中の灯が灯り」を現してたように思えました。
曲が終わると「変わらない日常・・・」と続けて「変わらない自分。」の後に「変えるのは自分。」と力強く言ってから霹靂。
曲最後のドラムの力強さがハンパなくかっこよかった
ブラフマンのライブはいつもながら言葉にならないかっこよさとか感動がありますね。
セットリスト
新曲
THE ONLY WAY
露命
SPECULATION
賽の河原
SEE OFF
新曲
BOX
BEYOND THE MOUNTAIN
SHADOW PLAY
Z
FAR FROM
FROM MY WINDOW
FOR ONE'S LIFE
最終章
LOSE ALL
警醒
鼎の問
霹靂