彼の実家に行く道中
車の中で彼は言いました。
『親父に言おうと思ってる
ことあるんだ。
今、話すから
YESかNOで答えてくれる?』


『うん』


『せいか
俺と一緒に暮らさないか』


『えっえっと……はい』


『わかった。
ありがとう、せいか』
と言って彼は
ニコッとしました。


一緒に暮らすなんて
認めてくれるんだろうか。
そもそも付き合うことに
否定的だったらと
考えていました。


つづく