こんにちは!

 

先日、厚生労働省から「飽和脂肪酸の摂取量」についての発表がありました。

「脂質異常症の人が飽和脂肪酸を摂りすぎるのは危険」と・・・えー、そうかなあ。

 

脂質異常症というのは、以前は「高脂血症」と呼ばれたものです。

コレステロール値が高い、と診断された人たちのことですね。

 

コレステロール値が高くなる原因は、脂質の摂りすぎではありません。

糖質の摂りすぎです。

 

人は食事をすると、血糖値が上昇します。

上がった血糖値を下げようと、インスリンが働くことはご存じのとおりです。

その際、有害な活性酸素(細胞をサビさせるもと)が発生すると、血管などを傷つけます。

傷ついた部分を修復するのに登場するのが、コレステロールです。

傷口をふさぎ、かさぶたの役割をします。

血糖値の上昇が緩やかだとこの活動はほとんどありません。

 

血糖値の上昇、下降の変動が一番激しいのは、「糖質(炭水化物)を多く含む食事」を

したときなのです。

 

で、その状態を続けていると・・・

・コレステロールの出動回数が増え、かさぶたが分厚くなり、血管を狭める。

・また、かさぶたがはがれて血管をつまらせる。

といった症状となって現れます。

コレステロールは必要に応じて体内で生産量をコントロールされているので、いくら

『コレステロール値を下げる薬や食品』を摂ったところで意味はありません。

 

脂質異常症を防ぐ手段として有効なのは、「糖質コントロール」することが早道なのです。

 

よく「糖と脂肪の吸収を抑えて・・・」と言われます。ブドウ糖が脂質を取り込んで中性脂肪となるのです。

ということは、糖を控えれば中性脂肪が増えすぎることはないのです。

(実際、ココウェルスタッフが健康診断受けると、中性脂肪の値低い人が多いです。)

 

やっぱり「糖質コントロール」大事ですよ!と、めちゃくちゃ言いたいです。

 

何でなのか、定期的に飽和脂肪酸を悪者扱いして排除しようとするような情報が

出回ることがたびたびあるのです・・・

そのたびにみんな不安にもなるし、私もお客さまから「どうなの?」と聞かれることもあります。

 

安心してもらえるように、日々勉強です。お付き合いいただきありがとうございました。