こんにちは。ココナッツ専門店ココウェルスタッフのもりもとです。
夏ですね。夏はココナッツ!エネルギーチャージや熱中症対策にもなります。
お客さまにも、「今使っている油と置き換えて使ってくださいね」とおすすめ
しているココナッツオイル。お料理だったら、単純に置き換えができるのです。
でも・・・パンやお菓子はちょっと事情が違うのですね。
ココナッツオイルを使ってくれている友人から、
「食パンとシフォンケーキを作ったけど、全然ふくらまないよ!」というご指摘が・・・
私はパン、ケーキ作りはほとんどしないのですが、他に使ってくれてる友人や
卸先さまもたくさんいるのに、聞いたことないぞ!とかなりの衝撃を受けました。
添えられていたシフォンケーキの写真がこれ。
ふわふわ感ゼロ。バウムクーヘン?
シフォンがふくらまないなんて悲しすぎる。
シフォン作るのがうまい、同僚Kさんに聞いてみたところ。
「あるあるやで。何回か研究したけどイヤになってやめた」
と言うのです。
<何回かの研究でわかったこと>
・他のオイルに比べてココナッツオイルはメレンゲの泡をつぶしやすい性質がある。
・「泡が消えにくいメレンゲの作り方」がレシピとしてあちこちに挙がってるから、それで試したらうまくいくかも?
・冬はどうしてもオイルが固まりやすいから余計に作りにくい。
とのことでした。
そして食パン。
友人は2回試してくれて、ダメだった、と。
こちらは名古屋在住のスタッフSさんに聞きました。
「(無香タイプの)プレミアムココナッツオイルはふくらみが悪くなります。」
いやーー!こっちもかよ!
しかも、「プレミアム×国産小麦粉は特にふくらみにくいです」と。
彼女はパン作りが趣味で、いろいろと試してくれていました。
なんでふくらまないのか?をいろいろ調べ上げて、とあるブログにたどりつきます。
そこにはこう書かれていました。
「ココナッツオイルに含まれるラウリン酸の抗菌力で、イースト菌の活動が弱まるのではないか」
ラウリン酸とは免疫力を高めてくれ、抗菌力がある、ココナッツオイルの最大のウリである脂肪酸です。
母乳にも含まれる成分で、赤ちゃんの体を守るのにも活躍するんです。
まさかその抗菌力がアダになるとは・・・
そして「参考になれば」と送ってくれた比較写真。
オイル同様、ラウリン酸を含む「ココナッツミルクパウダー」を使ったパンの、高さ比べを
してくれていました。
左がミルクなし、右がミルク50g入りです。高さが出ず、ずんぐりした印象です。
ただし、目がぎゅうぎゅうに詰まるという感じではなく、彼女の中では許容範囲で、
風味が良くて美味しいからこれはこれでいいかな?としているそうです。
もしかしたら、口には出さないけれどこんな経験をされてココナッツから離れてしまった方が
いたのでは・・・と思うと非常に心苦しいです。
今回、知らせてくれた友人には本当に感謝しています。ありがとう!
そして、ココナッツオイルで作ったパン、ケーキを提供してくださっている卸先のみなさまにも
改めて感謝をお伝えしたいです。
きっと、同じように「なんじゃこりゃーーー!」って思われたでしょう。
でも、試行錯誤を繰り返した結果、お客さまに喜ばれる商品に仕上げてくださっている。
ありがとうございます!
これを見て、もう一回ココナッツオイルで作ってみよかなーって思ってもらえたら最高です!
8ヶ月ぶりのブログ、最後までお付き合いいただきありがとうございました。