こんにちは、ココナッツ専門店ココウェルスタッフのもりもとです。

ココナッツウォーター、ご存知ですか?


これです。
または黄緑の実にストローをさしてあったり。
南国旅行🏝といえば!のようなとこもありますね。

ココナッツウォーターは戦時中、点滴の代わりに使われたこともあるくらいミネラルや栄養たっぷりの飲み物です。利尿作用もあるので、「デトックスウォーター」と呼ばれることも。

そんなこともあってここ数年、日本でもペットボトル入りなどが販売されていますが…
現地でおいしいのを飲んだことある方、「なんか違う!」と思ったことはありませんか?

どちらもココナッツから作られていますが…
もはや別物と言ってもいいと思います。

何が違うのか?

木から実を採るタイミングです。

ココナッツは、実がなりたての頃(ヤングココナッツと呼びます)は、中にたっぷりウォーターが詰まっています。これが成熟していくにつれ白い果肉に変わっていき、最終的に🥥この状態になります。

果肉からはオイル、ミルク、ファイバー(フラワー)、ファインなどの食品ができます。

殻はキレイに磨いて加工し、食器やアクセサリーになります。またはヤシ殻活性炭として、脱臭剤として使います。
(むかーしのご家庭の冷蔵庫にあった「キムコ」がそれです!)

いちばん外側のガシガシの繊維は、タワシの原料になります。

「ココナッツは捨てるところがない」と言われる所以です。

ココナッツウォーターが果肉に変わる段階で、栄養やミネラル、うまみは当然果肉に移ります。
成熟した実を割ると、中からは少し残ったウォーターが出てきます。

ペットボトル入りのウォーターは、これを集めたものがほとんどです。独特のくさみを取るために他の果汁を混ぜてみたりしますが、やっぱりおいしくはないですね…

黄緑の状態のを売ればいいのに!と思われますが…それだとココナッツウォーターしか採れないのです。その分農家さんの収入は減り、残った実は活用できずゴミになります。

また、輸入に日数がかかるので劣化の問題もありますね。

なので、大きな果物やさんや、アジアイベントの会場で見かけたら貴重なチャンスだと思ってぜひ飲んでみてくださいね!


長々と書いてしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございます😊