6/9(月)
午前中はスイム。
その前に銀行やみどりの窓口やパン屋さんに寄り
早めに着いたのでマルイの横の公園で
おたまじゃくしの成長を眺めたり
マルイで買い物をしたり(父の日のプレゼント、ぎりぎりセーフ)する。
マルイの前のベンチでお昼ごはん。
スイムは1週間空いているので
久しぶり感がある。
龍晴はいつものように大喜びだ。
お昼寝は近くのカフェで。
友だちと待ち合わせて新中野の産婦人科へ
中野仲間の出産祝いに行く。
うれしいうれしい、仲間の出産だ。
よかったね、ほんとうにうれしいよ。
先週うまれたばかりのちいさな赤ちゃんを抱っこさせてもらう。
ほんとうにちいさくて
(とはいえ3200グラムの、いまどきでいえばおおきな赤ちゃんなのだが)
こんなにちいさなころがあったんだなあと
傍にいる龍晴を見つめながら思う。
龍晴はやきもちも焼かずに
赤ちゃんを抱っこしたい!といったり、
赤ちゃんにずうっといいこいいこをしたりする。
小さい子、好きなんだよなあ。
龍晴って。
やさしい子に育ってくれてとてもうれしい。
1時間ほどお邪魔し、
バスで帰宅する。
そういえば昨日は久しぶりに・・・
最後に行ったのは妊娠中だったから、
実に3年ぶりに、
高田馬場の愛川にお邪魔した。
ああその鰻のおいしさといったら!
もう満足、満足、である。
夫は江戸焼きを、私はかた焼きをいただいて
半身づつわけて食べたのだが、
江戸焼きもおいしかったが
夫もかた焼きを絶賛してくれてうれしく思う。
愛川の前は、荒川線に乗り、
リーガロイヤルのカフェで休憩をした。
夫に路面電車を説明したい、と龍晴は張り切っていて、
龍晴のことばに私がこたえたりすると、
ちがう!とうさんにせつめいしているの!!と
しばしば叱られた。
先週、ボルドーに出張していた夫は
まだ時差ぼけを引きずっている。
早くもとに戻るとよいのだが。
6/10(火)
午前中は3歳児検診へ。
大きくなったなったと思っているし、
またまわりの3歳児たちと比べても
へたしたらあたまひとつぶんくらいは大きい龍晴なのだが
やはり身長は成長曲線の上限を突破せんばかりの勢いであった。
ずいぶん大きいですねえ、と
保健師さんたちにもいわれる。
そうなんですよ。
なにか困っていることは?ときかれ、
食事のことと、
(あまり自分で食べようとしないこと、切り分けないと食べないこと)
トイレトレーニングのこと
(ちっともトイレトレーニングをする気がないこと、尿意も便意もわかっているのに)
を伝えるが、
いずれも、大丈夫ですよ!といわれる。
大丈夫ですよ、幼稚園に入るようになったら自分から食べますよ、
大丈夫ですよ、おむつがはずれない子どもはいませんし、龍晴くんの場合はいろいろわかっていて、でも自分の意志としてトイレでしない、と決めているみたいなので、
自分からしたいというまでは待ってあげましょう、と。
そうなんですよね、
それ、私もそのとおりに思っていることなんですよねえ。
まあそんなわけで、どちらも悩まないでおこうっと。
今日は幼稚園のプレもあるので
タクシーで向かおうと福祉センターを出ると、
近くに住むソウちゃん親子とばったり会う。
ソウちゃん親子も幼稚園のプレに行くので、
それならばと一緒に行く。
ソウちゃんはベビーカーだが(生まれて間もない弟をお母さんが抱っこしているため)
龍晴は歩き。
幼稚園までは30分は歩くので、大丈夫かなあと思ったのだが
どんどんと歩いていた。
幼稚園では今日はくるまの乗り物を乗り回して
おおいに楽しむ。
帰宅後、ごはんを食べてお昼寝。
1時間。
午後は耳の病院へ。
左耳の聞こえが悪く(私の)、
ずうっと詰まっている感があるので
出かけたのだが
案の定、聴力が落ちていた。
聞こえが悪くなった時期が2か月ほど前ということもあり、
もしかしたらもう治らないかもしれない、といわれる。
ああやっぱりなあという思いと
なんとかしたいという思いとが交錯する。
マルイで暫く買い物や遊んだりをしてから
帰宅する。
6/11(水)
午前中は新井薬師へ。
お寺でお詣りをし、公園で遊ぶ。
タイちゃんとKちゃんと待ち合わせて、
ポーコアポーコさんで
みんなでランチ。
帰宅途中、龍晴はいつもどおり
抱っこでお昼寝。
風邪がまだ治らないので
診察をしてもらいに病院に行くが、
診察時間を間違えていて休憩時間中だった。
どこに行きたい?と龍晴に尋ねると、
西武線に乗りたい、というので
バスで新井薬師の駅まで行き、
西武線に乗る。
高田馬場で降りようかと思っていたのだが
気分を換えて西武新宿まで乗る。
りゅうがいきたいとろこにいっていいよ?というと、
龍晴は歌舞伎町の方へ行きたい、という。
え、そちらですか?
ううむ。
でもまあ、まだ昼間だし、
まずそうなところに行きたがったら止めればいいかと
歌舞伎町へ。
裏通りなので昼間だけれどもちょっとどきどきする感じ。
親子連れ、しかも
いまから公園に行きます、的な服装の親子連れ、というのは
ものすっごーく場違いで、
場違い過ぎて笑えてくるくらいだ。
区役所の裏あたりのもっともディープなエリアは
さすがにもっとどきどきとしたが
そのあたりはささっと急ぎ足で行ったので
なんとなかった。
ああ緊張したなあ。
学生のころ、
新宿三丁目の焼き鳥屋でアルバイトをしていて
(オフィスビルに入っているいたって健全なお店で、主要顧客はそのビルのビジネスマンだった)
当時は西武線に住んでいたから、
最終の西武線に乗るために毎日のように歌舞伎町のあたりを歩いていた。
大学からアルバイトに行くときは、
西武新宿から昼間の歌舞伎町を探検しながら歩いていたりもした。
(いま思えば無謀)
いまこうして子どもを連れて
ぜんぜん違う目で見て歩くと
やはり歌舞伎町は歌舞伎町である。
ううむ。
急げや急げ。
区役所のあたりから雨がひどくなってきたので
地下に入り、帰りはJRに乗る。
ちょうど行きつけの内科が開いた時間になったので
寄ってから帰宅する。
龍晴は歌舞伎町(龍晴いわく、せいぶしんじゅく)探検が
とても楽しかったらしい。
耳の聞こえが悪くて
やはりつらい。
風邪もなかなか治らない。
6/12(木)
雨。
今年の梅雨はよく雨が降るように思う。
梅雨だから雨が降って当たり前なのだが
あまりにも雨が続くと
そろそろいいかな、という気持ちになる。
夫も同じ気持ちのようで
もう梅雨はええわ、といっている。
午前中は久しぶりにボーリングへ。
龍晴と一緒に、1ゲームだけする。
前は私が投げる順番も投げたがったものだけれども、
今回は母さんの番ね~というと、
椅子に座って待っていて、
しかも投げ終わると拍手までしてくれるサービス付きである。
なんだかとても楽しい。
1時間ほど遊んでから
カフェでランチをし、
そのままお昼寝。
午後はサッカーなので
その直前までそこで過ごす予定にしていた。
のだが。
やはり雨で中止。
2週連続の中止である。
残念に思いつつも
ポーコアポーコさんへ行き、
久しぶりにゆっくりと話をしたり
のんびりとしたりして過ごす。
ほかのお客さまもいらしたので
予定より早めにスーパーマーケットに寄って帰宅。
マンションに着くと、どこかから
りゅうちゃん!ナオ!!という声が聞こえる。
龍晴とともに、
あれ?と首をかしげる。
はて誰だろう。
今日は誰かが来る予定にはなっていないし、
この界隈で私のことを「ナオ」と呼ぶひとはいない。
中野仲間からは、ナオちゃん、と呼ばれているし、
近所の方々は龍晴の名前は知っているが
私の名前は知らない。
階段をのぼりはじめると、
龍晴が、長野ばあばの声がする!といいはじめる。
ええ?
まさか???
と思いながらいえの前に到着すると
果たして長野の両親ではないか。
なんでも弟の奥さんのお父さんが入院をしているのだが
そのお見舞いにやってきて、
さて高速で帰ろうかとした道をとおっていたら、
ナオのいえのすぐそばを通ったから
寄ってみた、とのこと。
ええええ。
急いで龍晴の晩ごはんをつくり、
近くのお鮨屋さんでみんなで晩ごはん。
龍晴も納豆巻きをぺろりと食べ、
両親はこんなにおいしいお鮨は長野にはないね、と喜んでくれる。
(実際、そこのお鮨屋さんは中野ではいっとうおいしいと私も思っているお店である。
あくまで中野では、ですが)
泊まっていけば?という声を振り切り、
両親は帰宅する。
龍晴は淋しくなったらしく
両親の車をしょんぼりしながら見送っていて
きゅんとなった。
励ましたくて
いえまえで遊びながら帰る。
6/13(金)
今日は朝からお出かけ。
新潟出張に出る夫といえを出て、
駅でわかれ、
龍晴と私は友だちと待ち合わせ、
王子にある飛鳥山公園へ。
友だちのお子さん、Kくんが「子鉄」で、
友だちに路面電車に乗ったよ、という話をしたところ、
ぜひ乗ってみたい、ということになり、
また王子は、荒川線やら新幹線やらがたくさん間近で見られる垂涎のスポットとかで、
それならばと飛鳥山公園へ行くことになったのである。
東西線で高田馬場まで行き、
山手線で大塚まで行き、
そこから都電に乗り換える。
ろめんでんしゃ!と子どもたちはおおはしゃぎである。
王子で降りて、
有名な跨線橋を探す。
なんでもそこの真下を京浜東北線などが走り、
すぐ横の高架を東北新幹線や上越新幹線や長野新幹線が走るビュースポットなのだそうだ。
確かに大きなカメラを手にした往年の鉄男たちがわんさか撮影をしていたりする。
たくさん電車を見てから、
飛鳥山公園へ。
SLや都電が展示されていて、運転席も開放されている。
遊具もたくさんあって、
龍晴もKくんもおおいに喜んで遊びまわっている。
お昼ごはんを食べ終わったころに
雲行きが怪しくなってきたので
北とぴあというところへ移動。
ここも鉄のあいだで有名なビュースポットだそうで、
なるほどそのような方々がたくさんいる。
暫く展望台で遊んでから、
龍晴はレストランでお昼寝。
レストランは新宿方面を向いていて、
中野のサンプラザなども見えた。
30分ほどで目覚め、
1階のからくり時計コーナーで時計を眺めてから
都電のんびりの旅をしようと
早稲田まで行く。
龍晴は朝から大隈講堂の時計を見たいといっていたので
もちろんおおよろこびである。
大隈講堂の前で暫く時計を眺め
(しかしなぜか今日は時計が鳴らなかった!謎!!)
カフェゴトーでお茶をする。
もちろんベイクドチーズケーキを食べながら。
そろそろ帰ろうか、と東西線に乗るところで
ばったりとO教授に会う。
会えたらうれしいと思いながら早稲田界隈を歩きつつ
ゴトーにも行きつつしたのだが
(ゴトーは先生行きつけである)
まさかほんとうに会えるとも思っていなくて
とてもうれしい。
龍晴も同じ気持ちらしく、
すかさず先生と手をつないでいた。
寝る前に「どら焼きごっこ」をたくさんする。
龍晴と私が餡子になって、
皮に見立てた枕と枕のあいだにはさまって遊ぶだけのことなのだが
龍晴はおおわらいしながら喜んでいた。
たのしいいちにち。
6/14(土)
薬が効いてきたのだろうか。
耳が聞こえる時間がいちにちのなかで出てきた。
とてもうれしい。
風邪も治ってきたので、
風邪が治ることで耳が治ってきたのか
耳の薬が効いたことで治ってきたのか、は、
定かではないが
よい兆候だと思う。
午前中はスイム。
朝から布団を干し、取り入れ、敷くところまでしてから
出かける。
ここのところの天気は油断ならない。
バスで駅まで行き、そこからジムまで歩く。
おべんとうはフロントロビーにて。
今日はM先生の日で、
いつものように龍晴にやたらと絡んでくれてありがたい。
龍晴もとてもうれしそうだ。
あたまからじゃばじゃばと水をかけられたりして
(ほかの子には遠慮するのだが、先生のクラスに通って長いせいと、
おそらくは龍晴と先生のあいだに信頼関係があるのが
もっとも大きい理由だろう。土曜日のクラスは幼稚園に上がっている子が殆どなので
龍晴よりも年長の子ばかりだが、もっとも小さい部類の龍晴が
わしゃわしゃやられて、お互いに笑っているのだから)
龍晴が困ったり戸惑ったりすることをわざとやったりするのも
親にはできないことで、
親戚のオニイチャン、という感じである。
お昼寝は近くのカフェで。
目覚めてから、今日は龍晴のリクエストで
近くのホームセンターへ行く。
時計をたっぷりと眺め、
龍晴の好きな歯ブラシを買い、
ベランダに置く花も買い(龍晴セレクト)、
駅に戻って近くのお店とスーパーマーケットに寄ってから
帰宅する。
昨日から出張の夫、
昼にオフィスに立ち寄ってから夕方にいえに戻る。
龍晴はばんごはんを一緒に食べられてうれしそうだ。
夜、夫はフットサルへ。
6/15(日)
ふう。
週末。
毎日のように予定が入っていて
ここのところ落ち着かない。
今日も幼稚園の説明会だ。
幼稚園の説明会!
もうそんな時期なのである。
幼稚園に行ったら。
いまのように勝手気ままに
ふたりであちこちに出かけられる、ということは
とても少なくなるだろう。
それはとても当たり前のことなのだが
やはり私にとっては淋しいことだ。
子どもから離れられない、ということとは
違うと思う。たぶん。
そうではなくて、
もっともっと龍晴とふたりで、
いろいろなことをしたいし
こんなこともあんなことも世の中にはあるんだよと
伝えたい。
でもこれからは。
それを伝えるのが
親だけでなく、先生だったり友だちだったりにかわっていく、
ということなのだ。
それは歓迎すべきことで、
だから春まであとすこし。
なんだかカウントダウンしているような気分。
午前中は龍晴とふたりでぶらぶらとさんぽ。
ほんとうはサッカーを見たいのだが、
自宅で90分サッカーを両親が観戦することを
許してくれる龍晴ではないので
後半だけ見ることにして、
前半はそとに出る。
早稲田通りに面して座れる場所に座り、
タクシークイズをしたり
買い物をしたりする。
レプリカユニフォームを着たひとたちが走っていたり
街のそこここから歓声や悲鳴が聞こえるので落ち着かない。
駅前ではパブリックビューイングをしているらしい。
ううう。
そろそろいいだろう、という時間に戻り、
龍晴にお昼ごはんをあげながら後半から観戦。
ううむ。
お昼寝の途中から、
私は幼稚園の説明会へ。
ここは行かないだろうな、と思っていた幼稚園なのだが
行ってみるとやはりいいなと思える。
プレゼンテーションの妙にやられている感じ。
冷静に見極めなくては。
龍晴は夫と2時間、ボーリングをしたり、
私を探したりしながら
遊んでいたらしい。
最初は泣いたけれども大丈夫、と連絡が来て
ほうっとする。
駅で待ち合わせる。
私を見つけた龍晴は、
満面の笑みで走りより抱き付き、
息をつく暇もないほど
あのねあのね、と話し続ける。
あのねりゅうね、ねんねんからめがさめて、
ちょっとないちゃったんだけど、
しまちゅうにいってね、とけいをみてね、
それからかあさんがいないかなあとおもって
えきまでさがしてね、
いなかったからぼーりんぐにいったんだよ?
そうなんだ、ボーリングはしたの?
しなかったの!げーむをしていたの!
そんなふうな感じに。
ぎゅうぎゅうと抱き付いて
いっしょにいようね、という龍晴はかわいらしい。
そのわりに荻窪に着くと、
きょうはおとこゆにはいる~と、私に手を振って夫とお風呂に行った。
成長したものだなあ。
そう。
もうそんな時期なのだ。
これからどんどんそとに出ていく。
親や家族やなにやかやに縛られることなく
どんどんとおおきくなってほしい。
羽ばたいていってほしい。
いろいろなことを・・・たのしいこともうれしいこともくやしいこともかなしいこともたくさんたくさん経験して
つよくてあたたかいひとになってほしい。
そうしていつだって。
気が付けばしあわせだと思えるような
そんな人生であってほしい。
すこしづつ自分のちからで切りひらいてほしい。
いまはかあさん、と泣いても。
そのためのちからをつけられるような。
転んでも転んでも立ち直れるような。
そんなひとであるような。
いまはその根っこのぶぶんをつくる時期だろう。
龍晴の根っこを深く長く強くすること。
それを私の目標にしよう。
午前中はスイム。
その前に銀行やみどりの窓口やパン屋さんに寄り
早めに着いたのでマルイの横の公園で
おたまじゃくしの成長を眺めたり
マルイで買い物をしたり(父の日のプレゼント、ぎりぎりセーフ)する。
マルイの前のベンチでお昼ごはん。
スイムは1週間空いているので
久しぶり感がある。
龍晴はいつものように大喜びだ。
お昼寝は近くのカフェで。
友だちと待ち合わせて新中野の産婦人科へ
中野仲間の出産祝いに行く。
うれしいうれしい、仲間の出産だ。
よかったね、ほんとうにうれしいよ。
先週うまれたばかりのちいさな赤ちゃんを抱っこさせてもらう。
ほんとうにちいさくて
(とはいえ3200グラムの、いまどきでいえばおおきな赤ちゃんなのだが)
こんなにちいさなころがあったんだなあと
傍にいる龍晴を見つめながら思う。
龍晴はやきもちも焼かずに
赤ちゃんを抱っこしたい!といったり、
赤ちゃんにずうっといいこいいこをしたりする。
小さい子、好きなんだよなあ。
龍晴って。
やさしい子に育ってくれてとてもうれしい。
1時間ほどお邪魔し、
バスで帰宅する。
そういえば昨日は久しぶりに・・・
最後に行ったのは妊娠中だったから、
実に3年ぶりに、
高田馬場の愛川にお邪魔した。
ああその鰻のおいしさといったら!
もう満足、満足、である。
夫は江戸焼きを、私はかた焼きをいただいて
半身づつわけて食べたのだが、
江戸焼きもおいしかったが
夫もかた焼きを絶賛してくれてうれしく思う。
愛川の前は、荒川線に乗り、
リーガロイヤルのカフェで休憩をした。
夫に路面電車を説明したい、と龍晴は張り切っていて、
龍晴のことばに私がこたえたりすると、
ちがう!とうさんにせつめいしているの!!と
しばしば叱られた。
先週、ボルドーに出張していた夫は
まだ時差ぼけを引きずっている。
早くもとに戻るとよいのだが。
6/10(火)
午前中は3歳児検診へ。
大きくなったなったと思っているし、
またまわりの3歳児たちと比べても
へたしたらあたまひとつぶんくらいは大きい龍晴なのだが
やはり身長は成長曲線の上限を突破せんばかりの勢いであった。
ずいぶん大きいですねえ、と
保健師さんたちにもいわれる。
そうなんですよ。
なにか困っていることは?ときかれ、
食事のことと、
(あまり自分で食べようとしないこと、切り分けないと食べないこと)
トイレトレーニングのこと
(ちっともトイレトレーニングをする気がないこと、尿意も便意もわかっているのに)
を伝えるが、
いずれも、大丈夫ですよ!といわれる。
大丈夫ですよ、幼稚園に入るようになったら自分から食べますよ、
大丈夫ですよ、おむつがはずれない子どもはいませんし、龍晴くんの場合はいろいろわかっていて、でも自分の意志としてトイレでしない、と決めているみたいなので、
自分からしたいというまでは待ってあげましょう、と。
そうなんですよね、
それ、私もそのとおりに思っていることなんですよねえ。
まあそんなわけで、どちらも悩まないでおこうっと。
今日は幼稚園のプレもあるので
タクシーで向かおうと福祉センターを出ると、
近くに住むソウちゃん親子とばったり会う。
ソウちゃん親子も幼稚園のプレに行くので、
それならばと一緒に行く。
ソウちゃんはベビーカーだが(生まれて間もない弟をお母さんが抱っこしているため)
龍晴は歩き。
幼稚園までは30分は歩くので、大丈夫かなあと思ったのだが
どんどんと歩いていた。
幼稚園では今日はくるまの乗り物を乗り回して
おおいに楽しむ。
帰宅後、ごはんを食べてお昼寝。
1時間。
午後は耳の病院へ。
左耳の聞こえが悪く(私の)、
ずうっと詰まっている感があるので
出かけたのだが
案の定、聴力が落ちていた。
聞こえが悪くなった時期が2か月ほど前ということもあり、
もしかしたらもう治らないかもしれない、といわれる。
ああやっぱりなあという思いと
なんとかしたいという思いとが交錯する。
マルイで暫く買い物や遊んだりをしてから
帰宅する。
6/11(水)
午前中は新井薬師へ。
お寺でお詣りをし、公園で遊ぶ。
タイちゃんとKちゃんと待ち合わせて、
ポーコアポーコさんで
みんなでランチ。
帰宅途中、龍晴はいつもどおり
抱っこでお昼寝。
風邪がまだ治らないので
診察をしてもらいに病院に行くが、
診察時間を間違えていて休憩時間中だった。
どこに行きたい?と龍晴に尋ねると、
西武線に乗りたい、というので
バスで新井薬師の駅まで行き、
西武線に乗る。
高田馬場で降りようかと思っていたのだが
気分を換えて西武新宿まで乗る。
りゅうがいきたいとろこにいっていいよ?というと、
龍晴は歌舞伎町の方へ行きたい、という。
え、そちらですか?
ううむ。
でもまあ、まだ昼間だし、
まずそうなところに行きたがったら止めればいいかと
歌舞伎町へ。
裏通りなので昼間だけれどもちょっとどきどきする感じ。
親子連れ、しかも
いまから公園に行きます、的な服装の親子連れ、というのは
ものすっごーく場違いで、
場違い過ぎて笑えてくるくらいだ。
区役所の裏あたりのもっともディープなエリアは
さすがにもっとどきどきとしたが
そのあたりはささっと急ぎ足で行ったので
なんとなかった。
ああ緊張したなあ。
学生のころ、
新宿三丁目の焼き鳥屋でアルバイトをしていて
(オフィスビルに入っているいたって健全なお店で、主要顧客はそのビルのビジネスマンだった)
当時は西武線に住んでいたから、
最終の西武線に乗るために毎日のように歌舞伎町のあたりを歩いていた。
大学からアルバイトに行くときは、
西武新宿から昼間の歌舞伎町を探検しながら歩いていたりもした。
(いま思えば無謀)
いまこうして子どもを連れて
ぜんぜん違う目で見て歩くと
やはり歌舞伎町は歌舞伎町である。
ううむ。
急げや急げ。
区役所のあたりから雨がひどくなってきたので
地下に入り、帰りはJRに乗る。
ちょうど行きつけの内科が開いた時間になったので
寄ってから帰宅する。
龍晴は歌舞伎町(龍晴いわく、せいぶしんじゅく)探検が
とても楽しかったらしい。
耳の聞こえが悪くて
やはりつらい。
風邪もなかなか治らない。
6/12(木)
雨。
今年の梅雨はよく雨が降るように思う。
梅雨だから雨が降って当たり前なのだが
あまりにも雨が続くと
そろそろいいかな、という気持ちになる。
夫も同じ気持ちのようで
もう梅雨はええわ、といっている。
午前中は久しぶりにボーリングへ。
龍晴と一緒に、1ゲームだけする。
前は私が投げる順番も投げたがったものだけれども、
今回は母さんの番ね~というと、
椅子に座って待っていて、
しかも投げ終わると拍手までしてくれるサービス付きである。
なんだかとても楽しい。
1時間ほど遊んでから
カフェでランチをし、
そのままお昼寝。
午後はサッカーなので
その直前までそこで過ごす予定にしていた。
のだが。
やはり雨で中止。
2週連続の中止である。
残念に思いつつも
ポーコアポーコさんへ行き、
久しぶりにゆっくりと話をしたり
のんびりとしたりして過ごす。
ほかのお客さまもいらしたので
予定より早めにスーパーマーケットに寄って帰宅。
マンションに着くと、どこかから
りゅうちゃん!ナオ!!という声が聞こえる。
龍晴とともに、
あれ?と首をかしげる。
はて誰だろう。
今日は誰かが来る予定にはなっていないし、
この界隈で私のことを「ナオ」と呼ぶひとはいない。
中野仲間からは、ナオちゃん、と呼ばれているし、
近所の方々は龍晴の名前は知っているが
私の名前は知らない。
階段をのぼりはじめると、
龍晴が、長野ばあばの声がする!といいはじめる。
ええ?
まさか???
と思いながらいえの前に到着すると
果たして長野の両親ではないか。
なんでも弟の奥さんのお父さんが入院をしているのだが
そのお見舞いにやってきて、
さて高速で帰ろうかとした道をとおっていたら、
ナオのいえのすぐそばを通ったから
寄ってみた、とのこと。
ええええ。
急いで龍晴の晩ごはんをつくり、
近くのお鮨屋さんでみんなで晩ごはん。
龍晴も納豆巻きをぺろりと食べ、
両親はこんなにおいしいお鮨は長野にはないね、と喜んでくれる。
(実際、そこのお鮨屋さんは中野ではいっとうおいしいと私も思っているお店である。
あくまで中野では、ですが)
泊まっていけば?という声を振り切り、
両親は帰宅する。
龍晴は淋しくなったらしく
両親の車をしょんぼりしながら見送っていて
きゅんとなった。
励ましたくて
いえまえで遊びながら帰る。
6/13(金)
今日は朝からお出かけ。
新潟出張に出る夫といえを出て、
駅でわかれ、
龍晴と私は友だちと待ち合わせ、
王子にある飛鳥山公園へ。
友だちのお子さん、Kくんが「子鉄」で、
友だちに路面電車に乗ったよ、という話をしたところ、
ぜひ乗ってみたい、ということになり、
また王子は、荒川線やら新幹線やらがたくさん間近で見られる垂涎のスポットとかで、
それならばと飛鳥山公園へ行くことになったのである。
東西線で高田馬場まで行き、
山手線で大塚まで行き、
そこから都電に乗り換える。
ろめんでんしゃ!と子どもたちはおおはしゃぎである。
王子で降りて、
有名な跨線橋を探す。
なんでもそこの真下を京浜東北線などが走り、
すぐ横の高架を東北新幹線や上越新幹線や長野新幹線が走るビュースポットなのだそうだ。
確かに大きなカメラを手にした往年の鉄男たちがわんさか撮影をしていたりする。
たくさん電車を見てから、
飛鳥山公園へ。
SLや都電が展示されていて、運転席も開放されている。
遊具もたくさんあって、
龍晴もKくんもおおいに喜んで遊びまわっている。
お昼ごはんを食べ終わったころに
雲行きが怪しくなってきたので
北とぴあというところへ移動。
ここも鉄のあいだで有名なビュースポットだそうで、
なるほどそのような方々がたくさんいる。
暫く展望台で遊んでから、
龍晴はレストランでお昼寝。
レストランは新宿方面を向いていて、
中野のサンプラザなども見えた。
30分ほどで目覚め、
1階のからくり時計コーナーで時計を眺めてから
都電のんびりの旅をしようと
早稲田まで行く。
龍晴は朝から大隈講堂の時計を見たいといっていたので
もちろんおおよろこびである。
大隈講堂の前で暫く時計を眺め
(しかしなぜか今日は時計が鳴らなかった!謎!!)
カフェゴトーでお茶をする。
もちろんベイクドチーズケーキを食べながら。
そろそろ帰ろうか、と東西線に乗るところで
ばったりとO教授に会う。
会えたらうれしいと思いながら早稲田界隈を歩きつつ
ゴトーにも行きつつしたのだが
(ゴトーは先生行きつけである)
まさかほんとうに会えるとも思っていなくて
とてもうれしい。
龍晴も同じ気持ちらしく、
すかさず先生と手をつないでいた。
寝る前に「どら焼きごっこ」をたくさんする。
龍晴と私が餡子になって、
皮に見立てた枕と枕のあいだにはさまって遊ぶだけのことなのだが
龍晴はおおわらいしながら喜んでいた。
たのしいいちにち。
6/14(土)
薬が効いてきたのだろうか。
耳が聞こえる時間がいちにちのなかで出てきた。
とてもうれしい。
風邪も治ってきたので、
風邪が治ることで耳が治ってきたのか
耳の薬が効いたことで治ってきたのか、は、
定かではないが
よい兆候だと思う。
午前中はスイム。
朝から布団を干し、取り入れ、敷くところまでしてから
出かける。
ここのところの天気は油断ならない。
バスで駅まで行き、そこからジムまで歩く。
おべんとうはフロントロビーにて。
今日はM先生の日で、
いつものように龍晴にやたらと絡んでくれてありがたい。
龍晴もとてもうれしそうだ。
あたまからじゃばじゃばと水をかけられたりして
(ほかの子には遠慮するのだが、先生のクラスに通って長いせいと、
おそらくは龍晴と先生のあいだに信頼関係があるのが
もっとも大きい理由だろう。土曜日のクラスは幼稚園に上がっている子が殆どなので
龍晴よりも年長の子ばかりだが、もっとも小さい部類の龍晴が
わしゃわしゃやられて、お互いに笑っているのだから)
龍晴が困ったり戸惑ったりすることをわざとやったりするのも
親にはできないことで、
親戚のオニイチャン、という感じである。
お昼寝は近くのカフェで。
目覚めてから、今日は龍晴のリクエストで
近くのホームセンターへ行く。
時計をたっぷりと眺め、
龍晴の好きな歯ブラシを買い、
ベランダに置く花も買い(龍晴セレクト)、
駅に戻って近くのお店とスーパーマーケットに寄ってから
帰宅する。
昨日から出張の夫、
昼にオフィスに立ち寄ってから夕方にいえに戻る。
龍晴はばんごはんを一緒に食べられてうれしそうだ。
夜、夫はフットサルへ。
6/15(日)
ふう。
週末。
毎日のように予定が入っていて
ここのところ落ち着かない。
今日も幼稚園の説明会だ。
幼稚園の説明会!
もうそんな時期なのである。
幼稚園に行ったら。
いまのように勝手気ままに
ふたりであちこちに出かけられる、ということは
とても少なくなるだろう。
それはとても当たり前のことなのだが
やはり私にとっては淋しいことだ。
子どもから離れられない、ということとは
違うと思う。たぶん。
そうではなくて、
もっともっと龍晴とふたりで、
いろいろなことをしたいし
こんなこともあんなことも世の中にはあるんだよと
伝えたい。
でもこれからは。
それを伝えるのが
親だけでなく、先生だったり友だちだったりにかわっていく、
ということなのだ。
それは歓迎すべきことで、
だから春まであとすこし。
なんだかカウントダウンしているような気分。
午前中は龍晴とふたりでぶらぶらとさんぽ。
ほんとうはサッカーを見たいのだが、
自宅で90分サッカーを両親が観戦することを
許してくれる龍晴ではないので
後半だけ見ることにして、
前半はそとに出る。
早稲田通りに面して座れる場所に座り、
タクシークイズをしたり
買い物をしたりする。
レプリカユニフォームを着たひとたちが走っていたり
街のそこここから歓声や悲鳴が聞こえるので落ち着かない。
駅前ではパブリックビューイングをしているらしい。
ううう。
そろそろいいだろう、という時間に戻り、
龍晴にお昼ごはんをあげながら後半から観戦。
ううむ。
お昼寝の途中から、
私は幼稚園の説明会へ。
ここは行かないだろうな、と思っていた幼稚園なのだが
行ってみるとやはりいいなと思える。
プレゼンテーションの妙にやられている感じ。
冷静に見極めなくては。
龍晴は夫と2時間、ボーリングをしたり、
私を探したりしながら
遊んでいたらしい。
最初は泣いたけれども大丈夫、と連絡が来て
ほうっとする。
駅で待ち合わせる。
私を見つけた龍晴は、
満面の笑みで走りより抱き付き、
息をつく暇もないほど
あのねあのね、と話し続ける。
あのねりゅうね、ねんねんからめがさめて、
ちょっとないちゃったんだけど、
しまちゅうにいってね、とけいをみてね、
それからかあさんがいないかなあとおもって
えきまでさがしてね、
いなかったからぼーりんぐにいったんだよ?
そうなんだ、ボーリングはしたの?
しなかったの!げーむをしていたの!
そんなふうな感じに。
ぎゅうぎゅうと抱き付いて
いっしょにいようね、という龍晴はかわいらしい。
そのわりに荻窪に着くと、
きょうはおとこゆにはいる~と、私に手を振って夫とお風呂に行った。
成長したものだなあ。
そう。
もうそんな時期なのだ。
これからどんどんそとに出ていく。
親や家族やなにやかやに縛られることなく
どんどんとおおきくなってほしい。
羽ばたいていってほしい。
いろいろなことを・・・たのしいこともうれしいこともくやしいこともかなしいこともたくさんたくさん経験して
つよくてあたたかいひとになってほしい。
そうしていつだって。
気が付けばしあわせだと思えるような
そんな人生であってほしい。
すこしづつ自分のちからで切りひらいてほしい。
いまはかあさん、と泣いても。
そのためのちからをつけられるような。
転んでも転んでも立ち直れるような。
そんなひとであるような。
いまはその根っこのぶぶんをつくる時期だろう。
龍晴の根っこを深く長く強くすること。
それを私の目標にしよう。