11/18(月)
スイム。
先々週はクラスがお休みで
先週は風邪で欠席だったため
久しぶりのスイムである。
スイムの前に近くのスーパーマーケットで買物をしてから
出かける。
観覧席で早めのランチ。
なんとびっくりなことに、
龍晴がはじめて、ダンスをした。
このクラスに通って1年半。
毎回、同じ曲で水中の台のうえに立ってダンスをする、という時間があるのだが
龍晴はぴくりとも動かず、
プールサイドで踊る先生を凝視しているだけだった。
踊れないわけでもうたを憶えていないわけでもない。
なぜならいえではよくそのうたを歌い、踊りを踊っているのだから。
NHKの「おかあさんと一緒」の体操の曲などで、
必ずひとりやふたり、隅っこやまんなかでぽつんと立ちつくしている子がいるが、
龍晴はああいうふうである。
しかし!
今日、突然、龍晴が躍ったのである。
それも完璧な踊りを、完璧にうたいながら。
ああやっぱり龍晴って、
完璧主義なんだよなあ。
彼のなかで、完全に憶えた!というふうになるまで、
たとえばNHKのテレビの体操もしないし、
ことばだって話さない。
私も完璧主義のほうだから
その気持ちはわかるのだが、
完璧主義というのはこんなちいさな頃からあるのだとは
思っていなかった。
びっくりだ。
ともあれ台のうえで楽しそうに踊る龍晴は
とてもとても、かわいらしいのだった。
今日は抱っこひもを持参。
抱っこをして3秒くらいで熟睡をする。
眠っている龍晴を抱っこしたまま、
カフェでお茶。である。
うふふ。
1時間ほどで起きたので、
抱っこのままいくつか買物をしてから
帰宅する。
いえでのんびりしようと思っていたのだが
砂場に行きたい、と龍晴が主張するため
いえの近くの公園へ。
砂場でものすご~く長いトンネルをつくり、
(主に私が)
ふたりで遊ぶ。
11/19(火)
今日は上野動物園へ。
朝から出かける。
昨日よりは寒いが
ひなたはぽかぽかとあたたかい。
どうぶつえん日和。
中央線を神田で乗換え、京浜東北線で上野へ。
動物園手前の子どもゆうえんち?に吸い寄せられ、
30分ほど遊ぶ。
急かさないでいると子どもというものは
むしろ自分から行動するようで
どうぶつえんにいこうよー!と言わずに
のんびりと待っていたら、
もういく!と程良いところで切り上げてくれた。
最初の目当てはモノレール。
パンダも象もそこそこに
モノレールに乗りたい!と主張するのはいつものことだ。
一応、パンダ→象、の手前を通り、
それなら、と早速モノレール乗り場へ。
少しだけ西園のきりんやさいなどを見てから、
坂道をレンタルしたベビーカーを押しながらずうっと登り、また東園へ戻る。
上野動物園に行かれる方はご存じだと思うが、
東西の園をモノレールでなく行き来する坂道は、
大人の足でもそこそこきつい、気がするのだが
龍晴はベビーカーをぐいぐい押しながら
殆ど一気に登ってしまう。
私より体力がある気が・・・。
やりたいことを終えて
ようやく落ち着いたようだが
そんなこんなをしているうちに
もうランチタイムである。
龍晴は持ってきたおべんとうを、
私はカフェのテイクアウトを、
それぞれいただく。
今日も早起きの龍晴は
食べ終わって抱っこをするとほどなく眠る。
ひなたのベンチはあたたかいので
そとで抱っこをしたまま昼寝。
40分ほどで目覚める。
起きてからまたモノレールに乗り、西園へ。
山羊や羊と遊べるコーナーへ行き、
たくさんの山羊に触ったり
乗ろうとしたり(!)
ちりとりとほうきで掃除をしたり
ひよこやたまごやにわとりやぶたやらをたくさん見て遊んで過ごす。
カフェで休憩をしてから
また東園へ。
龍晴はまたしても坂道をベビーカーを押して上がる。
元気だなあ。
しかし戻った直後にモノレールで西園へ行きたいというので
また移動。
西園のショップでちいさなパンダをお買い上げ、
そのまま帰ろうとすると、
もういちどパンダが見たい!と主張する。
時間も遅くなってきていたので迷ったが、
せっかくのリクエストなのでパンダを見てから戻ることにし、
また東園へ。
今日は東西の園を移動するのが多い日だ。
パンダを見てから帰宅する。
龍晴は買ってきたパンダをずうっとだいじそうに持ち、
ここはよつやだよ~とか
しんじゅくだよ~とか
なかのについたよ~とか
ここがおうち~などと
教えてあげていた。
11/20(水)
朝は新井薬師の公園へ。
お寺でおまいりをしてから行く。
公園では三輪車に乗る。
龍晴の三輪車はまたいちだんと上達したように思う。
ひろい公園を何周もしているうちに
ほかの子や保育園の子たちもやってきて
滑り台や砂場で遊び始めたので
龍晴も滑り台へ。
年長さんくらいの子たちが滑り台にいると
龍晴はいちばん楽しそうにしている。
今日も混ざって一緒に滑る。
新井薬師の滑り台は小山のようなかたちをしているので
たくさんの子がいちどに滑り降りることができるのだ。
どうしても滑りたがらない、おそらく龍晴よりも1歳くらいうえの女の子がいて、
その子はこわい、いやだ、を繰り返しているのだが
すこし年配の保育士さんがどうしても滑らせたかったようで
私の目からはものすごく強引な感じで
ずうっと滑らせようと試みていた。
(が、結局、30分ほどのあいだにその子は滑らずに、階段から降りて行った)
何度も嫌だと言っているのに
あんなふうに
ほら滑りなさい、とか、
ほらがんばろうよ、とかいわれたら
私は嫌だけどなあ。
2時間ほど遊んでからランチはポーコアポーコさんへ。
お昼ごはんを食べてから帰宅。
龍晴は帰宅途中に抱っこで眠る。
目覚めてから、今日はいえでのんびりと過ごす。
龍晴は最近、数字が読めるようになったので
いえにあるピアノのおもちゃのようなもので
数字の組み合わせを押すと自動的に曲が流れるものを
使いこなせるようになった。
数字の組み合わせを暗記しているものもあるし、
教本の数字を読みとって音を出しているものもあるのだが、
思い通りに曲が聴けるのがうれしいらしく、
100曲ほどの曲を次々とかけている。
一緒にうたえるうたもあって、
うたいながら曲をかけているのがとてもかわいらしい。
日が暮れるのがどんどんと早くなっている。
17時にはもうまっくらだ。
冬が来ている。
もうそこまで。
夜、末弟の子どもが産まれたというメール。
おめでとう。
11/21(木)
よい天気がつづく。
冬になると晴れが続くのは
東京のよいところのひとつだと思う。
今日はどこへ行く?とたずねると、
しろやまこうえんに行きたい!と龍晴はこたえる。
城山公園ね、了解。
城山公園も3週間ぶりくらいだろうか。
龍晴のもっとも好きな公園のひとつだ。
歩いて公園へ向かう途中、
神社の公園にすこし寄りたいというので
寄っていく。
滑り台とブランコをして、
おまいりもしたいというので参拝もし、
それから城山公園へ。
この公園は近くの保育園や幼稚園から
たくさんの子どもたちが午前中のさんぽに来る場所だ。
龍晴はとてもうれしそうに
子どもたちに混じって走りまわり、
滑り台やアスレティックなどで遊んでいる。
2時間ほどずうっと走りまわって遊び、
いえに帰って昼ごはんを食べてから
程なく眠る。
末弟の子、ハヤテくんのお祝に
明日、急遽両親が上京することとなり、
私と龍晴も一緒にお祝に産院に行くことになった。
午後はそのプレゼントなどの手配をしに出かける。
いくつか買物。
花のかたちのオブジェがある広場で
龍晴と追いかけっこ。
30分ほど走りまわる。
またいくつか買物をしながら帰宅する途中も
追いかけっこをやろうやろうといって
走っていた。
11/22(金)
午前中は平和の森公園へ。
中野仲間のAちゃんにふたりめの子どもができ、
いま最高潮のつわり中。
Aちゃんをすこしでも助けよう!と
中野仲間でAちゃんのひとりめのダイちゃんと一緒に遊んだり、
買物を手伝ったりする、ということを
みんなでしている。
実際にはそんなに手助けになるようなことはできないのだが
それでも会って話をするだけでも気持ちが紛れるよ、と
Aちゃんは言ってくれている。
今日ははAちゃんとダイちゃん、同じく中野仲間のKちゃんと子どものタイちゃん、
それから私と龍晴が集まった。
今日は平和の森に朝早い時間帯から保育園の子たちもやってきていて
龍晴はみんなと追いかけっこをしたりしてたくさん遊ぶ。
10時すぎにやってきたダイちゃんやタイちゃんとも
葉っぱひろいをしたり、築山をのぼったりおりたりして遊ぶ。
みんなで遊んでいるうちに、
長野から両親がやってくる時間が近づいたのだが、
龍晴は帰りたくない!と泣く。
龍晴は帰りたくない、と泣くことは滅多にない。
よほど楽しかったのだろう。
とてもかわいそうなのだが、でももうほんとうに時間ぎりぎりだったので
泣いて抵抗する龍晴を抱っこして帰宅する。
途中、平和の森の帰りにいつも寄るお店で牛乳を買ったりして
なんとか少しづつ元気になる。
帰宅すると、ちょうど両親が来たところで
龍晴はうれしくなってにこにこと笑っていた。
みんなでお昼ごはん。
朝から運転してきた両親と、
龍晴はそれからお昼寝。
目覚めてから目黒の病院へ。
ハヤテくんはこの世にうまれてまだ3日。
ほんとうにちいさくてふんわりとしていて
かわいらしい。
龍晴はハヤテくんはまだちいさい赤ちゃんだから、
洋服のうえからならいこいこしていいから
たくさんいこいこしてあげてね?と言っていたとおりに
そうっとそうっと、ハヤテくんを撫でている。
母がハヤテくんの手にバスタオルをかけて、
こうすると安心するよ~と教えてあげていたら
ハヤテくんが手を出すたびに
そうっとそうっと、何度も手にタオルをかけてあげていて、
そんな龍晴を見ていたら、
胸がぎゅうっとなった。
1時間ほどしてからまた車で中野へ。
みんなでサンプラザで食事をしてから
両親は長野へ帰る。
夜遅く、長野に着いたとのメールと電話。
11/23(土)
今日はじいじとばあばは来る?と龍晴。
どうだろうね、来ないかな?とこたえると、
来るー!(来てほしい、という意味)といって龍晴ははんぶん泣きそうになる。
長野の両親が見たらそれこそ泣いてしまいそうな会話である。
朝は平和の森へ。
途中、龍晴と私の好きなパン屋さんに寄り、
龍晴は牛乳を、私はカフェオレを買い、
ふたりでそとのベンチで飲む。
私にもたれかかりながら
龍晴はパックの牛乳を飲んでいる。
朝の気持ちがよい空気が
まわり中に満ちている。
龍晴と一緒にいると、
なんだか恋人どうしのようだなあと思う。
それもなりたての。
感情が、という意味ではなく、
行動が、という意味。
あくまでも。もちろん。
(感情が、だったら、かなり怖いひとだ。
ときどき、男の子とその母親とは
「恋人同士」のような関係になる・・・特に母親側の感情として、と聞くが、
そういう意味ではもちろんない)
たとえば牛乳を買っていく?と私がたずねて、
買っていく!と龍晴がこたえて、
ふたりで好きな飲み物を買い合って、
ベンチで飲んでいこう!と龍晴がいって、
いいね、と私がこたえて、
ふたりで並んでベンチで飲む。とか。
たとえば今朝は朝焼けがきれいで、
カーテンを開けてそれを見た龍晴が
ねえねえ、母さん、朝焼けがとってもきれい!と
別の場所にいた私を走って呼びにきたり。とか。
そうなの?とうれしくなった私の手を、
龍晴はぎゅうっと引っ張って、
朝焼けが見える場所に連れて行った龍晴は、
ほら!きれい!!と、とてもうれしそうな顔をしたり。とか。
これって龍晴が、というぶぶんを
恋人が、と置き換えてもなんら不思議がないのである。
幼い子どもと母親の関係って、
こうしてとても蜜月なものなのだなあと思う。
淡々と思う。
そうしていまや龍晴は
私とふたりで遊ぶよりも
友だちと遊んでいるときのほうが楽しそうな笑顔を見せるし
それがどんどんと増えていって
どんどんと私から離れていくのだろう。
そのことをちっとも淋しいと思わない。
のを、不思議ともなんとも思わない。
友だちとどんどんと原っぱを走っていく龍晴を見るのが
私はとても好きだ。
ああこんなにもこの子はそとの世界を求めているんだなあと思うと
とてもうれしくなる。
うれしく。頼もしく。
そんなことを、
眠る子どものあたまを撫でながら思ったりする。
私の腕にぎゅうっとあたまを押しつけてねむるいとしい子ども。
あたたかなまんまるのあたま。
話は前後したけれども。
平和の森ではプレイジムですこし遊び、
しゃぼんだまをしたり、築山にのぼったりして遊ぶ。
ポーコアポーコさんでランチ。
2時間ほどお邪魔してから帰宅。
龍晴は抱っこひものなかですぐに眠る。
スーパーマーケットに寄ってから帰宅。
ストライダーも持っているので
重いやら荷物が多いやら。
1時間ほどして目覚める。
バスに乗って新井薬師前駅まで行き、
西武線で高田馬場へ。
夫の事務所でたくさん遊ぶ。
龍晴は週に1度の仕事、植物の水やりももちろんする。
みんなで帰宅。
夫は夕方、フットサルへ。
夜、龍晴とたくさんピアノを弾く。
11/24(日)
今日はすこし遠出をしようかと思っていたのだが
行き先が思っていたよりもさらに遠く、
やはり近場で過ごそうか、ということになる。
午前中は平和の森へ。
夫は急なトラブルで一緒のさんぽもできなかった。
やはり今日は出かけなくて正解だった。
龍晴と平和の森でたくさん遊ぶ。
今日も来ていた子たちと
木のまわりをぐるぐるまわったり
築山を走り降りたりして遊んでいる。
おひるにはいえから持ってきたおべんとうを食べ、
やっと夫がやってきたので
龍晴を抱っこして帰宅。
途中、龍晴は眠り、
夫と私はお昼ごはんを食べる。
龍晴はもちろん抱っこのままである。
お店を出てすこしすると
龍晴は寝ぼけておおきなこえで笑う。
それがおかしくて私も笑ってしまったら、
また寝ぼけて龍晴が笑う。
それがまたおかしくてまた笑ってしまったら、
その私の笑いに反応して
眠っている龍晴が笑う。
というのを5分くらい繰り返し、
そうして龍晴はにこにこしながら目が覚めた。
なんだかしあわせな時間である。
夜になってものすごく体調を崩す。
(私が)
スイム。
先々週はクラスがお休みで
先週は風邪で欠席だったため
久しぶりのスイムである。
スイムの前に近くのスーパーマーケットで買物をしてから
出かける。
観覧席で早めのランチ。
なんとびっくりなことに、
龍晴がはじめて、ダンスをした。
このクラスに通って1年半。
毎回、同じ曲で水中の台のうえに立ってダンスをする、という時間があるのだが
龍晴はぴくりとも動かず、
プールサイドで踊る先生を凝視しているだけだった。
踊れないわけでもうたを憶えていないわけでもない。
なぜならいえではよくそのうたを歌い、踊りを踊っているのだから。
NHKの「おかあさんと一緒」の体操の曲などで、
必ずひとりやふたり、隅っこやまんなかでぽつんと立ちつくしている子がいるが、
龍晴はああいうふうである。
しかし!
今日、突然、龍晴が躍ったのである。
それも完璧な踊りを、完璧にうたいながら。
ああやっぱり龍晴って、
完璧主義なんだよなあ。
彼のなかで、完全に憶えた!というふうになるまで、
たとえばNHKのテレビの体操もしないし、
ことばだって話さない。
私も完璧主義のほうだから
その気持ちはわかるのだが、
完璧主義というのはこんなちいさな頃からあるのだとは
思っていなかった。
びっくりだ。
ともあれ台のうえで楽しそうに踊る龍晴は
とてもとても、かわいらしいのだった。
今日は抱っこひもを持参。
抱っこをして3秒くらいで熟睡をする。
眠っている龍晴を抱っこしたまま、
カフェでお茶。である。
うふふ。
1時間ほどで起きたので、
抱っこのままいくつか買物をしてから
帰宅する。
いえでのんびりしようと思っていたのだが
砂場に行きたい、と龍晴が主張するため
いえの近くの公園へ。
砂場でものすご~く長いトンネルをつくり、
(主に私が)
ふたりで遊ぶ。
11/19(火)
今日は上野動物園へ。
朝から出かける。
昨日よりは寒いが
ひなたはぽかぽかとあたたかい。
どうぶつえん日和。
中央線を神田で乗換え、京浜東北線で上野へ。
動物園手前の子どもゆうえんち?に吸い寄せられ、
30分ほど遊ぶ。
急かさないでいると子どもというものは
むしろ自分から行動するようで
どうぶつえんにいこうよー!と言わずに
のんびりと待っていたら、
もういく!と程良いところで切り上げてくれた。
最初の目当てはモノレール。
パンダも象もそこそこに
モノレールに乗りたい!と主張するのはいつものことだ。
一応、パンダ→象、の手前を通り、
それなら、と早速モノレール乗り場へ。
少しだけ西園のきりんやさいなどを見てから、
坂道をレンタルしたベビーカーを押しながらずうっと登り、また東園へ戻る。
上野動物園に行かれる方はご存じだと思うが、
東西の園をモノレールでなく行き来する坂道は、
大人の足でもそこそこきつい、気がするのだが
龍晴はベビーカーをぐいぐい押しながら
殆ど一気に登ってしまう。
私より体力がある気が・・・。
やりたいことを終えて
ようやく落ち着いたようだが
そんなこんなをしているうちに
もうランチタイムである。
龍晴は持ってきたおべんとうを、
私はカフェのテイクアウトを、
それぞれいただく。
今日も早起きの龍晴は
食べ終わって抱っこをするとほどなく眠る。
ひなたのベンチはあたたかいので
そとで抱っこをしたまま昼寝。
40分ほどで目覚める。
起きてからまたモノレールに乗り、西園へ。
山羊や羊と遊べるコーナーへ行き、
たくさんの山羊に触ったり
乗ろうとしたり(!)
ちりとりとほうきで掃除をしたり
ひよこやたまごやにわとりやぶたやらをたくさん見て遊んで過ごす。
カフェで休憩をしてから
また東園へ。
龍晴はまたしても坂道をベビーカーを押して上がる。
元気だなあ。
しかし戻った直後にモノレールで西園へ行きたいというので
また移動。
西園のショップでちいさなパンダをお買い上げ、
そのまま帰ろうとすると、
もういちどパンダが見たい!と主張する。
時間も遅くなってきていたので迷ったが、
せっかくのリクエストなのでパンダを見てから戻ることにし、
また東園へ。
今日は東西の園を移動するのが多い日だ。
パンダを見てから帰宅する。
龍晴は買ってきたパンダをずうっとだいじそうに持ち、
ここはよつやだよ~とか
しんじゅくだよ~とか
なかのについたよ~とか
ここがおうち~などと
教えてあげていた。
11/20(水)
朝は新井薬師の公園へ。
お寺でおまいりをしてから行く。
公園では三輪車に乗る。
龍晴の三輪車はまたいちだんと上達したように思う。
ひろい公園を何周もしているうちに
ほかの子や保育園の子たちもやってきて
滑り台や砂場で遊び始めたので
龍晴も滑り台へ。
年長さんくらいの子たちが滑り台にいると
龍晴はいちばん楽しそうにしている。
今日も混ざって一緒に滑る。
新井薬師の滑り台は小山のようなかたちをしているので
たくさんの子がいちどに滑り降りることができるのだ。
どうしても滑りたがらない、おそらく龍晴よりも1歳くらいうえの女の子がいて、
その子はこわい、いやだ、を繰り返しているのだが
すこし年配の保育士さんがどうしても滑らせたかったようで
私の目からはものすごく強引な感じで
ずうっと滑らせようと試みていた。
(が、結局、30分ほどのあいだにその子は滑らずに、階段から降りて行った)
何度も嫌だと言っているのに
あんなふうに
ほら滑りなさい、とか、
ほらがんばろうよ、とかいわれたら
私は嫌だけどなあ。
2時間ほど遊んでからランチはポーコアポーコさんへ。
お昼ごはんを食べてから帰宅。
龍晴は帰宅途中に抱っこで眠る。
目覚めてから、今日はいえでのんびりと過ごす。
龍晴は最近、数字が読めるようになったので
いえにあるピアノのおもちゃのようなもので
数字の組み合わせを押すと自動的に曲が流れるものを
使いこなせるようになった。
数字の組み合わせを暗記しているものもあるし、
教本の数字を読みとって音を出しているものもあるのだが、
思い通りに曲が聴けるのがうれしいらしく、
100曲ほどの曲を次々とかけている。
一緒にうたえるうたもあって、
うたいながら曲をかけているのがとてもかわいらしい。
日が暮れるのがどんどんと早くなっている。
17時にはもうまっくらだ。
冬が来ている。
もうそこまで。
夜、末弟の子どもが産まれたというメール。
おめでとう。
11/21(木)
よい天気がつづく。
冬になると晴れが続くのは
東京のよいところのひとつだと思う。
今日はどこへ行く?とたずねると、
しろやまこうえんに行きたい!と龍晴はこたえる。
城山公園ね、了解。
城山公園も3週間ぶりくらいだろうか。
龍晴のもっとも好きな公園のひとつだ。
歩いて公園へ向かう途中、
神社の公園にすこし寄りたいというので
寄っていく。
滑り台とブランコをして、
おまいりもしたいというので参拝もし、
それから城山公園へ。
この公園は近くの保育園や幼稚園から
たくさんの子どもたちが午前中のさんぽに来る場所だ。
龍晴はとてもうれしそうに
子どもたちに混じって走りまわり、
滑り台やアスレティックなどで遊んでいる。
2時間ほどずうっと走りまわって遊び、
いえに帰って昼ごはんを食べてから
程なく眠る。
末弟の子、ハヤテくんのお祝に
明日、急遽両親が上京することとなり、
私と龍晴も一緒にお祝に産院に行くことになった。
午後はそのプレゼントなどの手配をしに出かける。
いくつか買物。
花のかたちのオブジェがある広場で
龍晴と追いかけっこ。
30分ほど走りまわる。
またいくつか買物をしながら帰宅する途中も
追いかけっこをやろうやろうといって
走っていた。
11/22(金)
午前中は平和の森公園へ。
中野仲間のAちゃんにふたりめの子どもができ、
いま最高潮のつわり中。
Aちゃんをすこしでも助けよう!と
中野仲間でAちゃんのひとりめのダイちゃんと一緒に遊んだり、
買物を手伝ったりする、ということを
みんなでしている。
実際にはそんなに手助けになるようなことはできないのだが
それでも会って話をするだけでも気持ちが紛れるよ、と
Aちゃんは言ってくれている。
今日ははAちゃんとダイちゃん、同じく中野仲間のKちゃんと子どものタイちゃん、
それから私と龍晴が集まった。
今日は平和の森に朝早い時間帯から保育園の子たちもやってきていて
龍晴はみんなと追いかけっこをしたりしてたくさん遊ぶ。
10時すぎにやってきたダイちゃんやタイちゃんとも
葉っぱひろいをしたり、築山をのぼったりおりたりして遊ぶ。
みんなで遊んでいるうちに、
長野から両親がやってくる時間が近づいたのだが、
龍晴は帰りたくない!と泣く。
龍晴は帰りたくない、と泣くことは滅多にない。
よほど楽しかったのだろう。
とてもかわいそうなのだが、でももうほんとうに時間ぎりぎりだったので
泣いて抵抗する龍晴を抱っこして帰宅する。
途中、平和の森の帰りにいつも寄るお店で牛乳を買ったりして
なんとか少しづつ元気になる。
帰宅すると、ちょうど両親が来たところで
龍晴はうれしくなってにこにこと笑っていた。
みんなでお昼ごはん。
朝から運転してきた両親と、
龍晴はそれからお昼寝。
目覚めてから目黒の病院へ。
ハヤテくんはこの世にうまれてまだ3日。
ほんとうにちいさくてふんわりとしていて
かわいらしい。
龍晴はハヤテくんはまだちいさい赤ちゃんだから、
洋服のうえからならいこいこしていいから
たくさんいこいこしてあげてね?と言っていたとおりに
そうっとそうっと、ハヤテくんを撫でている。
母がハヤテくんの手にバスタオルをかけて、
こうすると安心するよ~と教えてあげていたら
ハヤテくんが手を出すたびに
そうっとそうっと、何度も手にタオルをかけてあげていて、
そんな龍晴を見ていたら、
胸がぎゅうっとなった。
1時間ほどしてからまた車で中野へ。
みんなでサンプラザで食事をしてから
両親は長野へ帰る。
夜遅く、長野に着いたとのメールと電話。
11/23(土)
今日はじいじとばあばは来る?と龍晴。
どうだろうね、来ないかな?とこたえると、
来るー!(来てほしい、という意味)といって龍晴ははんぶん泣きそうになる。
長野の両親が見たらそれこそ泣いてしまいそうな会話である。
朝は平和の森へ。
途中、龍晴と私の好きなパン屋さんに寄り、
龍晴は牛乳を、私はカフェオレを買い、
ふたりでそとのベンチで飲む。
私にもたれかかりながら
龍晴はパックの牛乳を飲んでいる。
朝の気持ちがよい空気が
まわり中に満ちている。
龍晴と一緒にいると、
なんだか恋人どうしのようだなあと思う。
それもなりたての。
感情が、という意味ではなく、
行動が、という意味。
あくまでも。もちろん。
(感情が、だったら、かなり怖いひとだ。
ときどき、男の子とその母親とは
「恋人同士」のような関係になる・・・特に母親側の感情として、と聞くが、
そういう意味ではもちろんない)
たとえば牛乳を買っていく?と私がたずねて、
買っていく!と龍晴がこたえて、
ふたりで好きな飲み物を買い合って、
ベンチで飲んでいこう!と龍晴がいって、
いいね、と私がこたえて、
ふたりで並んでベンチで飲む。とか。
たとえば今朝は朝焼けがきれいで、
カーテンを開けてそれを見た龍晴が
ねえねえ、母さん、朝焼けがとってもきれい!と
別の場所にいた私を走って呼びにきたり。とか。
そうなの?とうれしくなった私の手を、
龍晴はぎゅうっと引っ張って、
朝焼けが見える場所に連れて行った龍晴は、
ほら!きれい!!と、とてもうれしそうな顔をしたり。とか。
これって龍晴が、というぶぶんを
恋人が、と置き換えてもなんら不思議がないのである。
幼い子どもと母親の関係って、
こうしてとても蜜月なものなのだなあと思う。
淡々と思う。
そうしていまや龍晴は
私とふたりで遊ぶよりも
友だちと遊んでいるときのほうが楽しそうな笑顔を見せるし
それがどんどんと増えていって
どんどんと私から離れていくのだろう。
そのことをちっとも淋しいと思わない。
のを、不思議ともなんとも思わない。
友だちとどんどんと原っぱを走っていく龍晴を見るのが
私はとても好きだ。
ああこんなにもこの子はそとの世界を求めているんだなあと思うと
とてもうれしくなる。
うれしく。頼もしく。
そんなことを、
眠る子どものあたまを撫でながら思ったりする。
私の腕にぎゅうっとあたまを押しつけてねむるいとしい子ども。
あたたかなまんまるのあたま。
話は前後したけれども。
平和の森ではプレイジムですこし遊び、
しゃぼんだまをしたり、築山にのぼったりして遊ぶ。
ポーコアポーコさんでランチ。
2時間ほどお邪魔してから帰宅。
龍晴は抱っこひものなかですぐに眠る。
スーパーマーケットに寄ってから帰宅。
ストライダーも持っているので
重いやら荷物が多いやら。
1時間ほどして目覚める。
バスに乗って新井薬師前駅まで行き、
西武線で高田馬場へ。
夫の事務所でたくさん遊ぶ。
龍晴は週に1度の仕事、植物の水やりももちろんする。
みんなで帰宅。
夫は夕方、フットサルへ。
夜、龍晴とたくさんピアノを弾く。
11/24(日)
今日はすこし遠出をしようかと思っていたのだが
行き先が思っていたよりもさらに遠く、
やはり近場で過ごそうか、ということになる。
午前中は平和の森へ。
夫は急なトラブルで一緒のさんぽもできなかった。
やはり今日は出かけなくて正解だった。
龍晴と平和の森でたくさん遊ぶ。
今日も来ていた子たちと
木のまわりをぐるぐるまわったり
築山を走り降りたりして遊んでいる。
おひるにはいえから持ってきたおべんとうを食べ、
やっと夫がやってきたので
龍晴を抱っこして帰宅。
途中、龍晴は眠り、
夫と私はお昼ごはんを食べる。
龍晴はもちろん抱っこのままである。
お店を出てすこしすると
龍晴は寝ぼけておおきなこえで笑う。
それがおかしくて私も笑ってしまったら、
また寝ぼけて龍晴が笑う。
それがまたおかしくてまた笑ってしまったら、
その私の笑いに反応して
眠っている龍晴が笑う。
というのを5分くらい繰り返し、
そうして龍晴はにこにこしながら目が覚めた。
なんだかしあわせな時間である。
夜になってものすごく体調を崩す。
(私が)