9/30(月)
今日は3週ぶりのスイムである。
龍晴のスイムのクラスはげつようびなのだが
祝日になるとクラスがお休みとなってしまうのだ。
(ときどき振替は行ってもらえるのだが)

朝のさんぽは、したがって短めに。
近くの公園まで行き、
引き返していくつか買物をする。

まだ眠くないかな?と思ったのだが
10時過ぎには寝たいよ~といいはじめたので
すんなりとお昼寝開始。
1時間ちょっとで目覚める。

龍晴は久しぶりのせいもあり
とても楽しそうに泳いでいる。
先生に抱っこしてもらったのがうれしかったらしく
(龍晴はスイムの担任の男性の先生が大好きだ)
なんどもせんせいがりゅうをだっこしてね、
せんせいがみずのなかにはいっていて
りゅうがジャンプした!(水に飛び込んだ)と
繰り返していた。

久しぶりにマルイのカフェでお茶をし、
数軒のお店で買い物をしてから帰宅する。

街にイチロー選手のポスターが貼られていたのを見て
龍晴が、父さんに似てる!と指さしていた。
明日の朝、教えてあげよう。うふふ。
(夫はイチローさんにはあまり似ていないと私は思うんだけど)

夜、O教授のブログを拝読したら
荻窪にお嬢さまの演劇の公演を見にいらしたついでに
「ミニヨン」に立ち寄った、という話が出てきた。
前日のブログで、荻窪にいらした、と書いてあったので
(先生は公演に2日連続で行かれた。お嬢さまの公演だから、ではなく、
とても素晴らしい公演だったから、である)
荻窪に次に行くならミニヨンはおすすめですよ、
とメールをしようかなと思った矢先で、
でも確か以前、先生へのメールでミニヨンのことを書いていたので
いずれにせよ、私の強い念?が伝わったのかな、なんて思っておこう。


10/1(火)
いちにち、天気が優れない。

朝のさんぽは龍晴の好きな近くの公園を経由し、
(あじさい公園ということが今日、判明した)
雨の中でどんぐり拾いをしてから
スーパーマーケットに寄る。

お昼寝は1時間。

今日は福祉センターへ行きたい、と龍晴は朝から言っていたので
リクエストどおり、福祉センターへ行く。

前回、こちらに伺ったのは8月なので
2ヵ月ぶりである。

龍晴はとてもうれしそうに
くるまや電車やキッチンセットなどで遊び、
かあさん!(一緒に遊ぼう)と言ってきたりする。
ブロックで高層ビル!といいつつ龍晴の背よりも高いものをつくったり。

3時間ほど遊び、
そとの公園にすこし寄ってから帰宅する。

おとなの足で30分ほどかかる場所なのだが
龍晴は往復、休憩をはさみつつちゃんと歩いていた。


10/2(水)
また雨。
激しく降る。

朝のさんぽは近くの公園(名前は失念)へ鐘を見に行き、
ただ公園の入り口におおきな水たまりがあってとても入れなかったのと
風雨が激しいので引き返し、
スーパーマーケットで買物をしてから帰宅する。

お昼寝は15分。

午後は龍晴のリクエストでふたたび福祉センターへ。
2時間ほど遊ぶ。

小さな子どもがたくさんいて
(1歳前後がコアゾーンである)
龍晴ががんばってにつくっていたレゴブロックの「高層ビル」は
格好の子どもたちの餌食となり
(何しろ龍晴の背丈ほどの高さもある大作なのだ!)
わらわらと足元のおぼつかない子どもたちが寄ってきては
「高層ビル」を倒したりつかんで折ってしまったりする。
龍晴はその度に号泣である。
比較的おとなしいタイプなので
抵抗もできずに泣く、という感じ。
(しかしからだが大きいため泣き声もかなり大きい)

そういうときは、
世の中では、どうぞしようね、と自分の子を宥めることが多いように思うのだが
私は暫く前から、これは龍晴くんが使っているのだからあとでね、こっちを使ってね、と、
龍晴の意志を尊重するようにしている。
賛否両論どころか、子育てとしてそれじゃだめでしょう、と思われることのほうが多いとは思うのだが
やはり私が龍晴の立場なら、自分がいままさに夢中になっているものを
取られたり壊されたりしたらとても嫌だし
そんなとき龍晴が100%頼りにしている私が、我慢を強いたりするのって
どうなのだろう、と思ったからである。

今日もさんざんそういう目にあい、
そのたびに、これは龍晴くんが・・・と龍晴の大作を守り続けているうちに
龍晴が明らかに私を信頼している、というのが伝わってきたし、
龍晴も大作を納得がいくまで作り終えると
とても誇らしそうにしていて、
それから、次はほかの子が使うから、と自分でぜんぶ片づけまでしていた。

きっとやりかたはたくさんあるのだろう。
どれが正解かはわからないし
もしかしたら不正解のこともたくさんあるだろう。
それでも私は手探りで、私なりの方法で、
龍晴を一緒に歩んでいきたいなと思うのだ。こういうとき。

夕方、帰宅。
福祉センターから出ると、お昼寝をしていないこともあり
すぐに抱っこ~となったので
ずうっと抱っこで帰ってくる。
抱っこひもなしでふつうに抱っこを30分もしながら歩くのはなかなかつらい。

ところで今日も龍晴は、3歳?4歳?と、
福祉センターの子育てひろばの先生に言われたくらい
背も高く、よく走りまわる子だ。

私はもともと龍晴を、足腰のじょうぶな子どもに育てたいと思っていて、
それは私がひとなみはずれて運動音痴だから子どもに運動面で苦労をさせたくないということと、
たとえば富士山が噴火したとしても生き残ることができるひとになってほしいと願っているからということから、なので、
だから朝から晩までそとで遊ぶことをよしとしているし
実際にそういう行動をしているし
そうできる環境を整えることを最優先にしている。

その日々の積み重ねの結果と、
おそらくは持ってうまれたものとの相乗効果で、
龍晴は背も高いし(これはたぶん遺伝的要素が大きいと思う)、
よく走りまわるし、たくさん歩く子になった。

歩く、に関していうと、
わが家は龍晴が1歳半くらいから、
ベビーカーを使わない、と決めて
実践してきた。

それにはいくつか理由があって、
ベビーカーを使うと歩く距離が短くなるだろうと予想ができるから、
が主要因なのだが、
さらにはそもそも龍晴がベビーカーを嫌いだということもあるし、
わが家がエレベータなしの3階だということ、
ベビーカーが7キロも!あるということ、
(現在12キロの龍晴を抱っこした状態でさらにベビーカーを担いで階段を登るのはさすがに辛い。龍晴が10キロまでは頑張っていたこともあったけれども)
中野駅はエレベータがないこと、
わが家から大人の足で歩いて10分くらいに駅やスーパーマーケットが存在していること、
そしてたぶん私はとても力持ちであること、
(辛いだの重いだのいいつつも、12キロの龍晴を抱っこしながらトイレットペーパーとボックスティッシュと2リットルの牛乳パック4本くらいなら徒歩10分弱のスーパーマーケットからいえまで持って帰ることくらいできる)
など、ベビーカーを使わなくても生活できる、ということが大きい。

でもそうはいっても龍晴はまだ2歳だ。
たくさん歩く、といっても、
甘えて抱っこ~ということだってたくさんある。
特にいえのまわりだと、疲れて帰ってきているせいもあり
帰ってくるときには抱っこしていることが多い。
そのためいえの近所の方々は、
どうしていつも抱っこなの?どうして歩かないの?
と思っているらしく、
なかには、歩きなさいよ、歩かせなさいよ、と直接、言ってくる方だっている。
今日もそうだった。

そうですね~、と笑いながら、
そこまで歩いてきて疲れちゃってるんですよね、と、
こたえることにしている。そういうときは。
そしてたいていそれは信じていなさそうな顔をされるし、
次に会うときにまた同じことを言われるんだけどね。

でもこういうやりとりをしていて思うのは、
私はそういう方針だから「たまたま」歩かせているだけで、
「たまたま」いえのまわりでは抱っこをしていることが多いだけで、
そのことを偉いとも思わないし(がんばって歩いている龍晴は偉いと思う)、
そのことを悪いとも思わない(だってそりゃ疲れるでしょう。最後の最後で抱っこ、といわれたら、抱っこしてあげたいよね)。
ただなんというか、いろいろなことを想像しないで、
目に見えることだけできっとひとは判断するし判断されるんだろうなあということ。
だから私は少なくとも想像力を持っていたいし
ひとはひと、じぶんはじぶん、わが子はわが子、というスタンスを
少なくとも子どもに関しては持っていたいと強く思うのだ。

たとえばわが家のベビーカーや抱っこについては
ちいさなことだけれども
お母さんに持病があるとか(腰が痛いとか肩が痛いとかも含めて)
子どものそれとか
それぞれにはそれぞれの事情があるのだから。
目に見えることも見えないことも含めて。

夕方、おおきなおおきな虹が出ていた。
帰宅途中、龍晴と一緒に眺める。

だんだんとうっすらとしてきて
さいごは消えてしまうと
龍晴は、虹はおうちに帰っちゃった、といっていた。
かわいいなあ。

そういえば龍晴の耳はまだやわらかくて
とてもよく延びるのだが、
りゅうのみみはどうしてそんなに延びるの?とたずねると、
たぶん、こわれてる。でんちを入れたら治る、と言っていた。

明日は久しぶりに晴れるらしい。
さて明日はどこへ行こうかな。


10/3(木)
晴れた!
うれしい。

午後はニコニコパークに行きたいと龍晴が言っていたので
そうすることにし
午前中に買物を済ませておくことにする。

高田馬場のスーパーマーケットへ。
いくつかのお店をはしごしてから帰宅する。

帰り道、今日は母さん駅からずうっと(龍晴を)抱っこ~などといって
抱っこのまま離れなかった龍晴。
しかし買物の荷物が重い重いと知らずひとりごとをいっていたら
歩く~!といって自ら歩いてくれた。
ありがとう、母さんうれしいよ。
龍晴が思いやりのある子になってくれて。

お昼寝は2時間。
ワッフルとスープとウィンナーが食べたい!と主張するので
昨日つくって余ったため冷凍しておいたワッフルを解凍し、お昼ごはんとする。
残しておいてよかった。
それにしても2日連続同じものなんてよほど好きなんだなあ。

午後はニコニコパークへ。
今日もすこし混んでいる。
暫く遊んでいると、しゃぼん玉としたい、と龍晴。
持ってきているしゃぼん玉をする。
常に2セット持ち歩いているので、
龍晴と私それぞれでしゃぼん玉をつくりあう。

そのうち龍晴はロディに乗りに行き、
そのタイミングでしゃぼん玉に寄ってきた子がいたので、
つかう?と言って貸すと、
龍晴が猛然と走ってきて猛抗議をする。

りゅう、でもいまりゅうは、
ロディに乗っていて、しゃぼん玉は使っていなかったよね?
使っていないのに貸さないというのはおかしいよ、
りゅうだってこの前、砂場でアンパンマンのスコップを貸してもらったよね?
などととくとくと話すが龍晴は号泣。
貸して?と言ってきた子は親の元へ走っていき、
さて龍晴にお説教?である。

なにもこんなところで?という感じだが、
いまいわないとたぶんわからないだろう。

なので、さらにとくとくと説教。

龍晴はかなりの意地っ張りなので
貸さない、貸さない、と言い続けたが
最後にはやっと、使っていないときは貸す、ということを
理解できたようだ。

もちろん明日からすぐに実行、なんてできないに決まっているが
こうやって少しづつ、学んでいくのだろうか。
どうなのかな。

おやつを食べて落ち着いたところで
また遊び再開。
ロディに乗って競争したり、
鉄棒でさかあがりをしたり、
(もちろん支えてだけど)
砂場で遊んだりする。

たっぷり遊んで帰宅。
楽しい時間。


10/4(金)
今日は板橋に住む友だちのいえに遊びに行く日。
Jちゃんという、龍晴より2ヵ月としうえの男の子がいて、
しかし暫くぶりの再会のためとても楽しみにしている。
龍晴も、JちゃんとAちゃん(私の友だち)とあそぶ!ととても楽しみな様子である。

朝のさんぽは短めに、
近くのスーパーマーケットまで。
途中、パワーショベルが動いている場所があったので
そこで暫く見学をし、
鐘のある公園に寄っていく。

帰宅後、お昼寝。

秋になってから龍晴は
5時起き→6時起き→6時半起き、と変遷をたどっているのだが、
お昼寝時間はいままでとさほど変わらない。

というよりむしろ、
お昼寝が近づくと、
寝たいよ~ねんねんしたいよ~と
積極的に眠くなる様子すら見せる。

今日も11時前には寝たいよ~といいはじめたので
お昼寝にすることにする。

1時間くらいは寝るかな?と思っていたのだが
なるべく早く友だちのいえに行って
ゆっくり会いたいなあという私の思惑を察したのかどうか
なんと40分で目覚める。

すこしばかり眠り足りなそうだが
しゃっきりとした様子でもあり、
もう(Jちゃんのところに)行こう!というので
そのまま出かけることにする。

東西線、山手線と乗って、
はじめて(私も)乗る東武線。
龍晴は東武線に大興奮である。

駅に着いてから持ってきたおべんとうを食べ、
友だちとJちゃんと再会。
みんなでバスに乗って友だちの素敵ないえへ。

お互いに意識し、
ときに諍いをし、
でもお互いがいないところでは
たのしく遊びたい、という気持ちが見えたりして
成長を感じる。

友だちともすこしの時間だったけれども
話しができてうれしく思う。

帰り道はタクシーに乗る。
昨日、Jちゃんのいえまでは途中からタクシーだよ?と言っていたため
タクシーに乗りたいモードが炸裂していたのである。
暫く待つと龍晴の好きな黄色いタクシーがやってきたので
それに乗る。

池袋のデパートですこし買物をしてから
山手線と東西線を乗り継いで帰宅する。


10/5(土)
ここのところすっきりしない空模様が続いている。

平日は殆ど顔をあわせない夫と龍晴とが
一緒のときくらいは
できれば晴れてほしいと思っているのだが
一方でどようびの夜、雨が降ると
夫のフットサルは中止になる。
そうすると3人で過ごせる時間が増えるので
それはそれでうれしいななんて思ったりする、
雨のどようびである。

朝のさんぽは夫を見送りがてら、
近くのスーパーマーケットへ。
雨が降っているので龍晴はきいろのレインコートを着て出かける。

スーパーマーケットでは、
警備のおじさんが龍晴にふくろいっぱいのどんぐりをプレゼントしてくれた。
ありがたくいただく。

そういえば昨日は、友だちのいえの帰りに
成増の駅でやはりおじさんから
枝についたどんぐりをもらった。

警備のおじさんや工事のおじさんといい
近所のマンションの管理人のおじさん(おふたりいる)といい
いつも道ですれ違うたびにあたまをなでていくおじいさんといい
おにぎりやさんのおじさんやパン屋さんのおじさんといい
龍晴は「おじさん」や「おじいさん」と仲が良い。

お昼寝後はポーコアポーコさんへ。

行ってみると「貸し切り」の札が下がっているが
先ほど電話したときにはそういうことはおっしゃっていなかった。
聞けば今日は常連さん何組かの運動会が中止になったということで
お店は貸し切りになっていて
みんなでお弁当を食べていらしたのだが
常連のよしみと、常連さんたちとかおなじみのよしみで?
席をつくってもらっていたので
ありがたく入れてもらう。

ランチをいただき、
暫く遊んでから西武線で高田馬場の夫の事務所へ。

降り続く雨で夫のフットサルは中止に(!)。
龍晴は「今日は父さんずうっと一緒にいられる日?」などと
しおらしいことを聞いて
夫を喜ばせていた。


10/6(日)
今日もすっきりしないお天気。
でも雨は降っていない。

朝のさんぽは近くのスーパーマーケットへ。

龍晴は疲れているのだろうか、
3時間近くお昼寝をする。

お昼ごはんを食べてから
大井町へ。

今日は大井町でお祭りのようなものをしている、ということで
出かける。

中野に引っ越す以前、
夫は青物横町に、私は大森に住んでいた。
青物横町は京急線で、大森は京浜東北線と路線は違うのだが、
どちらからも大井町は歩いて15分ほどの距離で
だから夫がまだ恋人だったころの思い出は
大井町がもっとも多い。

たくさんふたりで歩いた街。
夫のことを思いながらたくさん歩いた街。

夫は大井町の前は大阪に住んでいて
上京してきたはじめての街が大井町だ。

だから夫から、大井町でお祭りやってるで、といわれたときに
(夫はこういうとき、大井町へいけへん?とはいわないタイプだ)
ああ夫は大井町へ行きたいんだな、と思ったし
私も行ってみたいな、と思ったのだ。

中野に引っ越してから
この街を歩くのははじめてのことだ。

何年ぶりだろう?
たぶん6年とか7年くらい?

なつかしいねえ、とか
うわあ、ここまだあるわ!とかいいながら
街を歩く。

あの頃はふたりだったけれども
いまはさんにんだ。
夫と龍晴と私と。

龍晴ははじめての街を
めずらしそうに歩く。
手をつないで。
ときには抱っこ、といいながら。

駅のまわりの商店街をいくつも練り歩き
お昼ごはんはお好み焼きを食べ
(以前、行ったことがあるお店だ。本命の青物横町の中華料理のお店はもうなくなっていた)
青物横町までの坂道をくだり
青物横町の商店街を歩き
夫が以前住んでいたマンションの前まで行って
それで帰ってきた。

ああなんて懐かしいのだろう。

胸が焦げるような。
ひりつくような。

決してよいことだけがあったわけではなく
胸がちぎれるようにせつないことも
いま思い出すだけで胸がつまるようなかなしいこともくやしいことも
たくさんたくさんあったのに

でも結局いまいるのは
夫と龍晴と私と
さんにんだ。

そうなのだ。

人生って。

もちろんうれしいこともたくさんあって。
ふわんと胸があたたかくなるような
自然とにこにことしてしまうような
そんなことがもっとずうっとたくさんあったから。

だからいまこうしうて
さんにんでいるのだろう。
夫と龍晴と私と。

ありがとう。
いろいろなことがあって。
懐かしい街をまた歩けて。

いつも龍晴がばんごはんを食べる時間に
まだ私たちは青物横町の駅で電車を待っていて。
まあこんな夜もたまにはいいよねと
私は思っていた。
たぶん夫も。もしかしたら龍晴も。

でも電車がたくさん遅れて
中野に着いたら18時だった。
夫は龍晴を抱っこして
ものすごく急ぎ足でいえまで歩いた。
私はその横を急いでくっついて行った。

いま。私たちが住む場所へ。

そんなにちようび。