4/30(火)
雨の予報だったので、
今日の午後は福祉センターに行こうか?と龍晴に朝、言ったら、
いちにち中、思い出しては福祉センターの話をする龍晴。

朝ごはんを食べて、朝のさんぽにいって、
帰ってきて、お昼寝をして、目が覚めて、
お昼ごはんを食べたら行くんだよ?

とそのたびにこたえると、
ねんねんだね!とお昼寝をしているジェスチャーをする龍晴。

そう、ねんねん。
ねんねんのあとに、目が覚めて、お昼ごはんを食べたらね、と私。

得心したように笑う龍晴。
子どもってこういうところがかわいらしいなあと思う。

朝のさんぽは私の用事を済ませるの会。
銀行に行き、インテリアショップとスーパーマーケットに行く。

お昼寝後、いよいよ福祉センターへ。
龍晴はうれしくてたまらない模様。
暫く遊んでから外へ。
しかし寒くなってきたのに
暖かいと勘違いをして今日はいつも持っているプラス1枚の服・・・ジャケットだったりベストだったり・・・を忘れてきてしまった。
風が冷たいので、帰り道はずうっと抱っこをする。
福祉センターから、新井薬師の商店街をまわって帰宅したので
結局、1時間以上歩いたことに。
背中がぱんぱんに張って痛い。

龍晴、夕方にたくさんくしゃみ。
風邪でないと良いのだけれど。


5/1(水)
龍晴がすこし風邪を引いてしまった。
昨晩、やたらとくしゃみをするなあと気にはなっていたのだが。
やはり。
今朝から鼻水がたくさん出る。

こういう日はおとなしくしているに限る。
天気もあまりよくないし、
絶好のおとなしい日和である。

というわけで、朝のさんぽは
ホームセンターへ。
30分ほど時計を見たり、自転車の試乗をしたりして過ごし、
おやつのヨーグルトを食べて帰宅する。

龍晴はいつも朝のさんぽの途中で
ヨーグルトを食べる。

りゅう、ヨーグルト食べる?ときくと、
はい~!と返事をし、まわりを見渡して、
座れそうな場所に必ず座る。
ちょこん、としたその姿がなんともかわいらしい。

ホームセンターにはベンチがあるので
ここにくるときはいつもこのベンチでおやつを食べる。

帰宅後、お昼寝。
あまり動いていないし眠れるかな?と思いきや
すぐに眠る。
やはり体調がそこまで優れないせいだろう。

午後は衣替えと、いえ中のカーテンを洗う。
龍晴は衣替えを手伝ったり、
そばで遊んだりする。

夕方近くに電車に乗りたいという龍晴と
新宿まで行き、また折り返してくる。

そとは雨が降り出していて
龍晴はレインコートを着て、さらに傘をさして歩き、
もちろんひとりではまだ不安定なので
そのうえから私が傘をさして歩く。

上手に傘を持てなくて
頭にきて傘をいちど放り出したものの、
こうやって持ってみたら?おとなのひとはここを持つけど、
りゅうはまだちいさいから、こことここを持つといいよ?
と何度か実演をしたら
やってみたい!とまた歩きだす。
そのたびにイメージどおりにいかなくて
すぐに抱っこ、となるのだが
私の傘の持ち方を見てまたさしたいと思うようで
何度も何度も降りて歩いてまた抱っこ、の繰り返し。
根気よくそれを繰り返し、
しまいにはきちんと傘を持って歩けるようになった。
良かったね、龍晴。

今日いちにち、食欲は控えめ。
早くよくなりますように。


5/2(木)
龍晴の風邪はもう殆ど治った模様。
だらだらとした鼻水はまったく出なくなり、
時折くしゃみが出るくらいになった。
よかった。

とはいえさんぽは控えめにする。
朝のさんぽは龍晴が抱っこで出かけたいというので
抱っこで近くのスーパーマーケットへ。
帰り道は歩いていたが、
それでもいつもより疲れる様子で抱っこ~!とやってくることが多い。

お昼寝は2時間半。
いつになく長く眠った。
やはり体調がいつもと違うせいだろう。

午後は新宿の高島屋へ。
また龍晴のくつが小さくなったので
くつと、それからくつしたなどを買う。

サザンテラスをすこしさんぽしてから帰宅。
新宿駅の構内で、すこし座っただけなのに
龍晴の服がものすごく汚れてびっくりした。
公園で遊ぶより遥かに汚れるとは・・・。


5/3(金)
龍晴の風邪、すっかりよくなった。
長引かずによかった。

しかしまだそこまで本調子でないせいか
さんぽのときはたいてい抱っこ~である。

朝のさんぽは新井薬師前駅の踏切を見に行く。
踏切まではだいたい歩き、
帰り道はバスに乗る。

夫と高田馬場で待ち合わせ、
新宿で夫のジャケットを購入。
とても似合う、素敵なものが見つかり嬉しく思う。
夫も気に入ってくれた。

龍晴は買物のあいだもとてもお利口にしている。

夫はまた仕事に戻り、
龍晴とふたりで総武線に乗って帰宅する。

東中野の風車が見られて
龍晴はご機嫌である。


5/4(土)
激烈に頭が痛い(私の)。
右を向いても左を向いても
もちろん向かなくても痛い。
こういう日は横になって静かにしていたいのだが
朝6時前から容赦なく襲いかかってくるかわいい怪獣を前に
寝ているわけにもいかない。

幸い今日は午後にマッサージに行くことにしている。
ここ数日、右足首がとても痛く、
怪我ではなくおそらく日々の疲労の蓄積と思われることから
心配した夫が、マッサージに行ってきたら?と言ってくれたため。
それまでなんとかやり過ごすことにする。

朝のさんぽは龍晴が「馬場」へ行きたい、というので
高田馬場へ。
構内をぶらぶらするのかなと思いきや
すぐにまた電車に乗りたいというので
改札を出て殆どそのままトンボ返り。

お昼寝はたっぷりめの1時間半。
ここのところまた以前のお昼寝ペースに戻っている。
一時期30分も眠らない日が続いていたのだが
あれはなんだったのだろう。

13時半過ぎに夫が帰宅してくれたので
一緒にいえを出て、
私はマッサージへ。
龍晴は私がいなくなることを察し、
既に半泣きである。

どうしようかなあと思ったものの
ブロードウエイの熱帯魚ショップでさかなやえびを見たり
おもちゃ屋さんで遊んだりするうちに
大丈夫になった模様。

マッサージ後に待ち合わせた本屋さんで
またとびきりの笑顔を見せて抱きついてくる。
かわいいなあ。

すっかり嬉しくなったらしく
そこからいえまではスキップのようなジャンプを繰り返しながら帰宅する。

さて明日は旅行だね、龍晴。


5/5(日)
箱根へ。

今日は旅行だよ、というと、
はこね、とそのたびに繰り返す龍晴。
帰省以外で遠出をするのは、龍晴ははじめてだ。

新宿から1時間半とはいえ、
いまの私にとってはかなりの遠出である。
うれしい。

ロマンスカーに乗ったら、ねんねんするんだよ?と
何度か言っていたせいもあり
龍晴はロマンスカーに乗るや否や自ら昼寝モードに入り
程なく眠る。

夫と私はお昼ごはんにお弁当を食べながら
いろいろといくつかの話をする。
ずうっと気になっていたふたりめ問題についても。

まわりからは・・・夫の親からも自分の親からも
それこそ行きつけのお鮨屋さんの板前さんなどからも
ふたりめはそろそろ?とか、早く、といわれ続けているが
まあそのうち、と私はずうっとこたえている。

そもそもふたりめが欲しかったとしても
授かるかどうかはわからない。

それにどうして世の中のひとたちは
きょうだいがいないと「かわいそう」に思うのだろうか。

私自身は4人兄弟で育っているから
きょうだいが多いことの、あるいはいることの良さも知っているが
まわりにいるきょうだいがいないひとりっこのひとたちは
こぞって自分の子どももひとりっこに「敢えて」している。
どうして?ときくと、
自分はひとりっこで満足しているから、とみんなこたえる。
そういうひとたちを知っているせいもあり、
「かわいそうだから」きょうだいをつくって「あげよう」というつもりは毛頭ない。

もうひとり子どもを授かりたいから。育てたいから。
きょうだいがいたら楽しいと思うから。
だから、もうひとり、というのならわかるのだけれども。

ところで私は、もともとは子どもを3人や4人は欲しいと思っていた。
しかし自分が結婚した年齢、はじめての子どもを授かった年齢、を考えると、
2人が限度、もしかしたらひとり、と思っている。
夫は当初から、2人、と思っている。

龍晴が産まれてからも何回かそういう話はしていたのだが、
いま現在、実際のところどうなのだろう、
その気持ちに変化はうまれたのだろうか(もしかしたらひとりでもういいと思っているのではないか)と、私は思っていたのだが。

夫はもうひとり、子どもが欲しいのだそうだ。
それは龍晴にきょうだいをつくって「あげたい」というよりも、
もうひとり子どもがいる状態を見てみたい、
弟なり妹がいるときの龍晴を見てみたい、
という気持ちからだという。
(育ててみたい、ではなく見てみたい、というのがあくまで夫のスタンスであるわけなのだが、それはまた別の話)
そういう気持ちを私は悪くないと思う。悪くない。

ただ時期は私と龍晴に任せるという。
私はまだ龍晴に授乳をしていて、断乳ではなく自然卒乳を考えているし、
卒乳の時期は龍晴と相談して決めたいと思っているので、
私たちふたりのその気持ちを尊重したい、と夫はいう。
ただ私の年齢のことがあるので、
ずうっと先、というわけにはいかないやろうけど、と。
それは私も同意ではあるので、だいたいの時期の目安の話をして、
お互いに合意できた。
実りある旅だなあ。

さて昼過ぎに箱根湯本に到着。
駅で龍晴は持ってきたお弁当を食べる。

早川の河原でさんぽ。

すこやかに晴れた空。
静かにそよぐ風。
さわさわと流れる川のおと。

すべてが心地よく楽しく
龍晴は笑いながら走ったり歩いたりとび跳ねたりし
夫と私は龍晴のそばを歩いたり走ったりする。

しあわせだなあと思う。
あたたかい気持ちで。

ソフトクリームを食べたり(龍晴はコーンだけ)
人力車に乗ったり(私と龍晴は人生初である)してから
宿へ。

タクシーが好きな龍晴は
宿までのタクシーがうれしくて仕方がない様子。

宿につくなり昼寝モードに入った夫。
龍晴と私はお風呂へ。
(龍晴は3人で入りたいと主張して当初は半泣きであった)
おおきなお風呂に入るのははじめてで、どうなのかな?と思ったが
スイムで慣れているせいもあり、特に嫌がりもせず
むしろすべてのお風呂に入りまくっていた。

龍晴は宿の晩ごはんまでにおなかが空いて我慢できなくなったので
持ってきていたお弁当を食べる。
そうしてぜんぶ食べたにもかかわらず、
宿のごはんもちょこちょことつまんでいて
いつもは食べない食材も食べたりしていて
うれしくなる。

19時半過ぎに龍晴は就寝。
夫も仮眠と称して20時半には眠り、
結局、朝までずうっと寝ていた。

いつものことながら旅先での私のひとりの夜は長い。


5/6(月)
ここのところ龍晴の起床はコンスタントに早い。
サマータイム導入である。

旅先だからといって龍晴の手がゆるまることはなく
あっという間に起床。
ううう。
眠すぎますよ、母さんは。

しかしなんとかしゃんと起きて
朝風呂へ。

ここでも龍晴は3人で入りたいと主張したが
(私は夫と龍晴とふたりで入って欲しかったのだが)
夫はまだ眠り足りないようで
結局、また私とふたり風呂である。

しかし浴場へ行ったら行ったで
ご機嫌にすべてのお風呂を何度も梯子し
大喜びの龍晴である。

朝ごはんもたくさん食べ、
龍晴は今日も元気である。

そとをさんぽ。
川沿いの道を歩き、こいのぼりがたくさんいる橋でおやつを食べる。
たのしい時間。

宿に戻り、12時まで延長したぶん
龍晴と夫はお昼寝。

ランチはウィンピーでバーベキューを楽しむ。
龍晴はウィンピーとおもちゃ博物館の庭でたくさん遊ぶ。
蜂や蟻を見つけた、といっては
私を迎えにきたりしながら。

龍晴はウィンピーから湯本の駅までのものすごい下り坂を
ものすごい勢いで走り降りていき
肝を冷やす。
(さすがに強引に手をつなぎましたが)

珈琲牛乳味のソフトクリームを食べ(またしても龍晴はコーンのみ)、
夫はスタッフさんにお土産を買い、
そうこうするうちにもうロマンスカーの時間。

旅のさいごはいつだって
あっという間に過ぎていく。

帰りの電車のなかで龍晴は
なんとかかんとかがんばって
本を読んだり椅子に乗ったりおりたり
カーテンを開けたり閉めたりしながら過ごし
ほうっとする。

いえにもうすぐ着く、というタイミングで
ちょうど雨が降り出し
なんとか濡れずに済む。

とても楽しい旅になった。
夫もとても楽しかった、また行こうと何度もいっていて
うれしく思う。

龍晴、よかったね。
龍晴の人生初旅行は
たのしい旅になりましたか。