2/18(月)
スイムの日。
前回のスイムのときの参加者が
4組しかいなくて、
スイムのあとのジャグジーであたたまる時間に
はじめてみんなで話をたくさんして
(それまでは個々に話すことはあっても
全員で話すことはなかったのだ)
以来、結束力?ができたような気がする。
今日は水が冷たいよ、
ほんとうだ、寒いねえ、
などとみんなで話しながらスイムをする。
今日の水中遊具は懸垂ができるような棒が5個と、平均台の組み合わせ。
3秒つかまれるように頑張りましょう!といわれたのだが、
龍晴は棒に7秒もつかまっていた。
やるなあ。
得意のカニさん(プールのへりにつかまって水中を横歩きする)も
磨きがかかり、すごい勢いで腕の力だけで横歩きをしていく。
さすが日々鍛えているだけのことはある。
スイム後、近くの区の施設でお昼ごはんをあげてから
ホームセンターへ。
区の施設からホームセンターが見えるので、
龍晴がどうしても時計を見たい!とアピールしたのである。
しかしスイムの荷物は重いし、
いちど早めにいえに帰りたいこともあって
いつもより短い時間しか時計を見させてあげなかったら、
帰り道もいえに帰ってからも
何度も、またホームセンターの時計が見たい!と繰り返していた。
龍晴の好きな、猫の目の時計ではだめ?ときくと、
ホームセンターの時計だ!と主張する。
では明日、ゆっくりと見に行こうね、
と話すとようやく納得した様子。
夕方にさんぽ。
スイム疲れもあるので久々にベビーカーを出動。
龍晴はベビーカーにやっと乗せてもらえたのが嬉しいらしく
どう?と時折のぞきこむと
満面の笑みをしている。
龍晴の体力をつけたいので
1歳半少し前からベビーカーにはほとんど乗せていない。
できれば自分の足かコンビカーで移動し、
龍晴が疲れたりして抱っこといってきたら抱っこ。
そのため抱っこひもは常に持参だし、
帰り道は抱っこになることが多いので
それだけ私も疲れたりあちこち痛くなるのだが
やはりベビーカーに頼らなくて良かった、と
ここのところの龍晴の驚異的な体力と運動神経を見るたびに思う。
猫の目の時計を見てから帰宅する。
明日は雪らしい。
2/19(火)
雪が降るらしい。
といっても積もらない程度の雪、という予報。
確かに今日は寒い。
いつ降りだしてもおかしくない曇天。
今日は雪が降るみたいだよ?
と目覚めた龍晴にいう。
雪!
と、手をひらひらとさせる龍晴。
そう、雪。
今日はホームセンターに時計を見に行くんだよね?
と気づかわしそうにいうので
そうだよ、ちゃんと行くよ、だいじょうぶ。
昨日はがまんしていたんだものね、
と龍晴に話す。
昨日のことも一昨日のことも
半月前のことも2ヵ月前のことも
憶えているんだなあと思うたびに思う。
子どもの記憶ってすごい。
そういえば最近、驚いたことなのだが。
龍晴には1年近く前の記憶が残っているらしい。
というのも、
先日、1年近く前に使っていたもの・・・ひとりで立てるようになってから、龍晴はうんちのときはシャワーでお尻浴をしているのだが、
それまではお湯を入れた容器を使って、お湯とコットンでお尻を洗っていた・・・を見つけた龍晴は、自分のお尻に向けてその容器をあてがうジェスチャーをして、
これこうやって使うんだよね?といったのである。
そんなふうに、断片的でも記憶が残っているということは。
たとえば理不尽に叱ってしまったこととか
大きな声を出されたこととかも
きっと憶えているのだろう。
そんなに大きな声を出したり
叱ったりしていないつもりなのだが
でもときどきひやりとすることがある。
憶えているんだ、と思うとき。
もちろんいけないことをしたときは
叱るべきだと思うのだけれども
それが「べき」ではないときや
叱り方が度を過ぎていたとき(大きな声を出して叱ってしまったとき)も
そろそろ10回ほどある。
叱ることと奔放に育つこととに
関係があるのかないのかは
専門家ではないのでわからないのだが
できれば奔放に、ひとのめをあまり意識しない子になってほしいと
願っているので
たとえばこういうことをしたら叱られるからやらないでおこうとか
叱られるからと萎縮したりとか
そういうふうな記憶になって欲しくないと思う。
それでもやはり人間のデキが悪いから
同じことを繰り返してしまうこともあるだろうけれども。
少なくとも自覚的でありたいと思う。
そういうときに。
午前中は、約束どおりホームセンターへ。
たくさん時計を眺めて満足した様子。
よかった。
お昼寝後、午後はポコアポコさん改めポーコアポーコさんへ。
店主のポコさんが、お店をそう呼ぶのは知っていたのだが
今日改めて営業許可証を見たら、正式名称はポーコアポーコさんだったのである。
今日は最近では珍しく
長い時間、私たちだけだったので
のんびりと過ごす。
ポコさんが龍晴のためにさいころをつくってくれていて
そのさいころの出来栄えが素晴らしく素敵で
嬉しくなる。
龍晴も長いことさいころで遊んでいる。
素敵素敵!と喜んでいたら
ポコさんがつくりかたを実演してくださった。
龍晴もテーブルについてできていく様子を眺めたりする。
暫く遊んでからアプティに寄り、
新井薬師のお寺と公園で遊ぶ。
龍晴はサッカーをしている小学生の子と思い切りぶつかり、
号泣。
スーパーマーケットでカートを伸びあがって押しているときも
おなかのあたりを痛そうにしていて心配になる。
しかし泣いているわけでもなく
痛そうだが伸びあがる姿勢をしない限り痛そうではない。
明日も調子が悪そうなら病院に行こうと思う。
晩ごはんの終わりくらいに
龍晴が吐く。
もしかしたらやはりどこか悪くしたのだろうか・・・
激しく泣く龍晴を抱きながら
ものすごく心配になるが、
ぎゅうっと抱きしめて、
早く片づけて欲しいと吐いたものがついた私の服やなにやらを目にしていうので
それらを片づけているうちに
泣きやむ。
ごはんすこし食べる?
ときくと、
食べるというのでほとんど全部もどしてしまった晩ごはんを再開。
ゆっくりペースにしたが、ほぼ全量を新たに食べたので
いますぐに病院に行かなくても良さそうだと判断する。
どうかなんともありませんように。
お風呂のあと、本をふとんで読みたいというので
また途中で授乳になるのでは?と危ぶみつつも
本を持って寝室に行く。
そうして今日は最後まで本を読む。
(途中、げんこつやまのたぬきさん、の童謡をうたう場面がある本で、
そこをうたいながら読んだら、どうしても乳が飲みたくなったらしく
もう本はいい!といったものの、ではもう寝ようね、とあかりを落とすと、
やはり最後まで本を読んでほしい、といった)
なんだか成長したような。
2/20(水)
今日はO教授に会いに行く日。
龍晴と一緒に、一年ぶりの大学である。
午後のアポイントメントなので
それに照準をあわせていちにちを組み立てる。
午前中は教授へのお土産を買いに行き
(たいていは前日までに用意するのだが、
甘いものが好きな教授に持っていきたいものが
今回は生菓子なので、当日に買うことにしていた)
早めに昼寝をする。
というのが思い描いていたもの。
しかし思い通りにはいかないもので。
午前中のさんぽのときに、
買いたいものがあるから、駅のほうに行ってね?と龍晴にいい、
龍晴はラジャー!と駅に向かって車を走らせ
だいぶ時間があったので
マルイの敷設の公園で暫く遊び
その店が開店する11時すこし前に到着したのだが
店が開く気配がまったく感じられない。
なかは真っ暗だし、人気がまったくないのだ。
むむ、まさか休み?
しかしこのお店は今日が定休日ではないはずだ。
だが11時を過ぎてもやはりなかは真っ暗なまま。
これ以上待ってもお店が開かなそうなことと
龍晴のお昼寝が遅くなってしまうので
仕方なくマルイに出店していたなかから目星そうなお店を選んで
お菓子を買う。
龍晴がマルイの花屋さんで花がほしいといったので
花も購入。
時計を見てから帰宅。
お昼寝はいつもより長い。
マルイの公園でかなり遊んだためだろうか。
時間が押し気味なのは気になるが
目覚めてから昼ごはんをすんなり食べてくれたので
ほぼ予定どおりにいえを出る。
今日はO先生に会いにいくんだよ?
と言っていたせいもあり
さて午後のお出かけだよ、駅にまた行くよ?というと
駅まで一目散に走っていく龍晴。
いつもは高田馬場で降りる東西線だが、
今日は先まで乗る。
高田馬場を通り過ぎる時に、
龍晴は、高田馬場だよ?というジェスチャーをする。
今日は大学にいくから、高田馬場ではおりないんだよ?というと
納得した顔になる。
さて大学。
最寄駅で降りると、駅のホームに穴八幡宮の広告があって、
龍晴はそれに釘付け。
神社だ!と気を取られている。
大学のキャンパスに行く途中に、
その穴八幡を見つけて、
さらに情熱はヒートアップ。
あそこに行きたい!と何度もいい、走りだそうとするので、
りゅう、それなら最初に先生に会って、
そのあとにあそこでまんまんしようね?
それからお時計さんを見に行こうね?
と約束する。
今日の先生との面会のあとに、
本部キャンパスの講堂にある「うんと大きな時計」を見に行く、
というのを龍晴はとても楽しみにしているのである。
懐かしいスロープをあがる。
去年、ちょうど一年前に龍晴とともにこの文学部キャンパス(私が大学にいたころはそう呼ばれていた。
いまは違う名称になっていると思う)を訪れたときにも大学の校舎の工事をしていたが
まだ工事が終わっていない様子で、
記念会堂前は工事用の仮家屋のようなものができている。
私が学生だったころと、
だからおもざしは違うのだが
それでも懐かしい気持ちは変わらない。
社会学研究室が入っている研究棟へ赴く。
この研究棟は、学生の頃にはずいぶんとモダンな建物に見えた。
もちろんいまだってモダンには見えるのだが
それでもだいぶ時間が経ったようにも思う。
もちろん実際にはじめて目にしたときから
20年近く経っているのだ。
エレベータが好きな龍晴は
エレベータのボタンを自分で押して、
なかに入ってぴょんぴょんと飛び(やめてください)、
扉が開くとまた嬉しそうに走り出る。
先生は研究室のドアを開いて待っていてくださった。
おかわりない様子で嬉しく思う。
もっとも先生の日々のブログを読んでいるせいもあり
また時折メールをいただいたりすることもあり
久しぶりという感覚はあまりない。
とはいえ前回は研究室の机のうえをハイハイしていた龍晴だが
今回はここに座っていてね、といった椅子で
きちんと座っている。
月日は流れているのだ。
龍晴は、先生と挨拶をしたあとは、
ここはどこ?
これはなに?
といったかおで、
壁一面に埋め尽くされた本を眺めたり
パソコンや扇風機やプリンタなどを観察している。
それでも先生と話しているあいだ、
嫌がることもなく
龍晴としてはかなり長いこときちんと椅子に座り、
ハモニカを披露したり絵を描いたりして過ごし、
先生が龍晴に用意してくださったクッキーを食べ、
(私はお茶もいただき)
パソコンを触れさせてもらったり、
本を読ませてもらったりして楽しく過ごしている様子。
私も久しぶりにお会いし
話したかったことの一部を話すことができた。
そろそろ龍晴がそとに行きたがりはじめた頃あいに
そとに出る。
龍晴くんの好きに歩かせてあげましょうか、という先生のことばに甘え、
龍晴を先頭に文学部のキャンパスを歩く。
約束の穴八幡を見つけ、
走り出す龍晴。
先生もお付き合いくださり、
ものすごく久しぶりに穴八幡に詣でる。
龍晴は境内の石をひろって投げたり
(それを先生が拾ってもとに戻してくださった。すみません・・・)
ぐるぐると走りまわったりと
おおいにはしゃぎまわっている。
せっかくだから参拝しようとすると
龍晴も手をあわせて「まんまん」をしているのがおかしい。
思わずいつもの新井薬師と間違え仏式におまいりしてしまった私である。
龍晴は先生の手をとって
走りまわっている。
暫く遊び、ここで先生とはさようならかな?と思いきや、
これから大隈講堂に時計を見に行く、というと
お付き合いくださるという。
嬉しそうに講堂まで走る龍晴。
この学生の街でこんな小さな子どもが走るって、
あまりないことなのではないかと思う。
正門前と講堂の時計をバックに
先生が写真を撮ってくださった。
それにしても本部キャンパスのあたりが
どうもものものしいと思ったら、
今日は政治経済学部の入試の日なんだそうだ。
受験生は何人くらいなんですか?
となんの気なしに先生にたずねると、
そうですね、1万人くらいでしょうかね、
とおっしゃる。
文学部は8千人くらいですけどね、と。
い、いちまんにん・・・
そういえばそうだった。
私が受験をしたときも、それくらいは、いやもしかしたらそれ以上は受験生がいたはずだ。
いまは16時半ほど。
龍晴は17時過ぎに晩ごはん開始なので、
もし学生の波にもまれてしまうと
かなり遅い時間にいろいろなことがずれこんでいくだろう。
先生も心配そうにされているので、
運よくバスの停留所が見えたのを幸いに
そこで失礼させていただくことにする。
先生は最後まで手をふって見送ってくださり
龍晴も何度も手を振っている。
走って乗り込んだバスはまだ空いていて、
龍晴とふたりで座ることができた。
良かった。
高田馬場からの東西線もまだ空いている。
なんとか目標にしていた時間までに
帰宅。
ほうっとする。
遊び疲れた龍晴は
それでも楽しそうに今日いちにち会ったことを反芻しては
話をしてくれる。
楽しかったね、龍晴。
また先生に会いに行こう。
2/21(木)
龍晴に昨日の疲れがありそうなのと
ほんのすこしだけ熱が高いようなのが気になり
今日はのんびり過ごすことにする。
午前中はホームセンターの時計が見たいという龍晴のリクエストに応える。
いつもなら歩きかコンビカーなのだが
体調が気になるので今日は特別にベビーカー。
ふだんは乗らないベビーカーに乗せてもらえて
ものすごーく嬉しそうにしている。
ホームセンターで時計やシーリングファンを眺め、
脚立に登ったり自転車売り場で遊んだりして過ごす。
お昼寝後はポーコアポーコさんへ。
友だちが行こうと誘ってくれたので
迷ったもののやはり行くことにする。
帰ろうかな?と思いはじめたころに
Tちゃんとユウくんもやってきた。
みんなで話をする。
Tちゃんの旦那さまは
ユウくんがTちゃんにしてはいけないことをすると
「俺の女になにをするんだ」的なことを言ってくれるらしい。
(ちょっとニュアンスは違いますが、リアルに書くと生生しいのでこれくらいで)
友だちと私は
キャー!!!!と女子的雄たけびをあげてしまう。
なんて素敵な旦那さまなんでしょう。
「俺の女」ですよ。
「俺の女」。
私の夫は私のことを「俺の女」なんて思っているだろうか。
言い方はともあれ、そんなふうに。
思っていてくれたら嬉しい。とても嬉しい。
でもたぶん、そうは思っていないだろうなと思う。
それでも少し前は「経営者の妻として大変だと思うけれど・・・」というような
メールをくれたことがあったから
やはり思ってくれているのかな。
どうだろうか。
長いこと遊んでから帰宅。
2/22(金)
気がつけばもうすぐ2月も終わり。
毎度毎度であるが
早いなあと思う。
午前中は駅のほうへさんぽ。
午後は東中野のアトレに用事があったので
東中野をさんぽすることにする。
駅から見える工学系の専門学校に
風車があって、
駅のホームや電車からそれが見えていて
龍晴はいつもそれがとても気になっている。
よい機会なのでその風車を見に行くことにする。
東中野の風車を見に行こう?というと
行く行く!と飛びついてきて、
よほど嬉しかったらしく
駅まで走りに走る。
風が強かったせいもあり風車はくるくるまわっていて
龍晴は嬉しそうにたっぷりと眺めている。
アトレで母のたんじょうびプレゼントの花を送る手配を済ませてから
中野に戻り、スーパーマーケットで買物をし、
猫の目の時計とおおきな仕掛け時計を見てから帰宅する。
2/23(土)
今日はスイムの振替を入れている。
そのため夫の仕事日は今日にしてもらった。
午前のさんぽは駅まで夫を見送りがてら。
スイムがあるので早めに切り上げ帰宅する。
早起きしたせいもあり
10時半には眠る龍晴。
今日は1時間と少し、スイムの前に睡眠をとることができた。
よかった。
龍晴は今日も張り切って泳ぐ。
特にひとりで水に浮く感覚が楽しかったらしく
両手両足を伸ばしてすい~っと浮かんで漂っている。
手を差し伸べようとすると
必要ないから!というように拒否する。
たっぷり楽しんでから、終了後、
そらまめの会の会場へ。
友だちが何組かきていたが
みんなちょうど帰るところだった。残念。
お昼ごはんをあげながら
龍晴は1時間ほど遊ぶ。
それからまっすぐに帰ろうと思いきや
そとを歩きたい龍晴は駅の近くで電車を眺めたり
マルイで時計を見たり
マルイのなかで遊んだりと
結局、夫がフットサルのために一時帰宅する時間まで
たっぷりとそとで遊んでいた。
いえの近くで帰ってきた夫と会う。
龍晴は夫の帰宅がうれしかったらしく
夫の手を引いて歩く。
夫は龍晴にヘリコプターのお土産を買ってきていて
龍晴はそれがとても嬉しかったらしく
何度もヘリコプターを飛ばして?とせがんでいてかわいらしい。
夫と龍晴が仲良くしてくれているのは
とてもうれしい。
夕方、夫はフットサルへ。
2/24(日)
冷たい風が強く吹く。
今年の冬は寒いように思う。
そろそろもう冬はいいよね。
と夫とよくいいあっている。
もう冬は十分だよね。
あたたかくなってくれてもいいよね。
でもまだ今年の冬は手を緩めないらしい。
三寒四温はまだ先だろうか。
それでも道道の梅の花は咲きはじめ
うぐいすも見かけるようになった。
まだ泣いていないうぐいす。
りゅう、あれがうぐいす。
あの緑色のとり。
そんなふうに龍晴に示すと
目をおおきくあけてじいっと戯れる小鳥を眺める龍晴。
まだ鳴く練習をする前みたいだね、
もうすぐ鳴きはじめるよ、
というと
ふうん、という顔をする。
午前中は夫と先に出てもらう。
夫と龍晴のさんぽコースはたいてい決まっていて
駅まで行き、駅の歩道橋のエレベータをあがって
中野サンプラザへ行き、
サンプラザの地下のボーリング場でボーリングを眺めたり
ゲームのようなもののボタンを押したりし(・・・)、
サンクォーレに入っている本屋さんが開店する10時になったら本屋さんへ移動する。
のだそうだ。
その頃になると私が迎えに行く、という感じ。
今日も夫と龍晴は本屋さんにいて
私が迎えに行くと龍晴は走ってやってくる。
これとこれをしていたんだよ?というように
ひとつひとつ教えてくれる。
かわいらしいなあと思う。龍晴。
暫く遊んでから、階下のインテリアショップで
猫の目の時計を見て、
それからそとの大きな仕掛け時計を見てから帰宅。
お昼寝後は東高円寺へ。
夫と私は北海道に本店がある「てつや」でラーメンを食べる。
久しぶりだ。
このあたりで食べられるラーメンのなかでは
「てつや」がいっとうおいしいように思う。
それから蚕糸の森公園で龍晴と遊ぶ。
蚕糸の森へは龍晴がもっと小さい頃に来たきりだったので
龍晴にとっては殆どはじめての公園だ。
いまもっとも流行っている、
水のなかに小石を投げいれる、というのを
さんざんできる公園でもあるので
龍晴は雄たけびをあげて噴水に走り、
池に走り、沢に走る。
小石を見つけては投げ見つけては投げをし
プレイジムでたくさん遊び
懐かしい東高円寺の商店街をさんぽし
スーパーマーケットで買物をする。
夫とはじめて住んだ街は中野3丁目で
その頃は東高円寺の商店街でよく買物をした。
なつかしい街並み。
久々にあのあたりを歩いてみよう?と夫がいう
そのことばに嬉しくなる。
思い出を。歴史を。人生を。
共有しているというあたたかさ。
あんなにたくさん買物をしたスーパーマーケットの
配置がもはやうろ覚えだったり
ときどき行っていた中華料理のお店のご主人がすこし痩せていたり
それでもいろいろなことは殆ど変わらない。
龍晴ははじめての道をとおるときのように
じいっと黙ってあちこちを見ている。
風が強い。
びゅうびゅうと強く吹くと
ぎゅうっと抱きついてくる。
風が強くてこわいなと思ったら
ぎゅうっとすれば怖くないよ?と
いっておいたら
顔を私の肩にうずめるように本当にぎゅうっと抱きついてくるようになった。
あたたかいかたまりがぎゅうっとくっつく
そのなんともいえない幸福感。
私にとってのしあわせ。
しあわせなにちようび。
夜は夫とゆっくりごはんを食べる。
スイムの日。
前回のスイムのときの参加者が
4組しかいなくて、
スイムのあとのジャグジーであたたまる時間に
はじめてみんなで話をたくさんして
(それまでは個々に話すことはあっても
全員で話すことはなかったのだ)
以来、結束力?ができたような気がする。
今日は水が冷たいよ、
ほんとうだ、寒いねえ、
などとみんなで話しながらスイムをする。
今日の水中遊具は懸垂ができるような棒が5個と、平均台の組み合わせ。
3秒つかまれるように頑張りましょう!といわれたのだが、
龍晴は棒に7秒もつかまっていた。
やるなあ。
得意のカニさん(プールのへりにつかまって水中を横歩きする)も
磨きがかかり、すごい勢いで腕の力だけで横歩きをしていく。
さすが日々鍛えているだけのことはある。
スイム後、近くの区の施設でお昼ごはんをあげてから
ホームセンターへ。
区の施設からホームセンターが見えるので、
龍晴がどうしても時計を見たい!とアピールしたのである。
しかしスイムの荷物は重いし、
いちど早めにいえに帰りたいこともあって
いつもより短い時間しか時計を見させてあげなかったら、
帰り道もいえに帰ってからも
何度も、またホームセンターの時計が見たい!と繰り返していた。
龍晴の好きな、猫の目の時計ではだめ?ときくと、
ホームセンターの時計だ!と主張する。
では明日、ゆっくりと見に行こうね、
と話すとようやく納得した様子。
夕方にさんぽ。
スイム疲れもあるので久々にベビーカーを出動。
龍晴はベビーカーにやっと乗せてもらえたのが嬉しいらしく
どう?と時折のぞきこむと
満面の笑みをしている。
龍晴の体力をつけたいので
1歳半少し前からベビーカーにはほとんど乗せていない。
できれば自分の足かコンビカーで移動し、
龍晴が疲れたりして抱っこといってきたら抱っこ。
そのため抱っこひもは常に持参だし、
帰り道は抱っこになることが多いので
それだけ私も疲れたりあちこち痛くなるのだが
やはりベビーカーに頼らなくて良かった、と
ここのところの龍晴の驚異的な体力と運動神経を見るたびに思う。
猫の目の時計を見てから帰宅する。
明日は雪らしい。
2/19(火)
雪が降るらしい。
といっても積もらない程度の雪、という予報。
確かに今日は寒い。
いつ降りだしてもおかしくない曇天。
今日は雪が降るみたいだよ?
と目覚めた龍晴にいう。
雪!
と、手をひらひらとさせる龍晴。
そう、雪。
今日はホームセンターに時計を見に行くんだよね?
と気づかわしそうにいうので
そうだよ、ちゃんと行くよ、だいじょうぶ。
昨日はがまんしていたんだものね、
と龍晴に話す。
昨日のことも一昨日のことも
半月前のことも2ヵ月前のことも
憶えているんだなあと思うたびに思う。
子どもの記憶ってすごい。
そういえば最近、驚いたことなのだが。
龍晴には1年近く前の記憶が残っているらしい。
というのも、
先日、1年近く前に使っていたもの・・・ひとりで立てるようになってから、龍晴はうんちのときはシャワーでお尻浴をしているのだが、
それまではお湯を入れた容器を使って、お湯とコットンでお尻を洗っていた・・・を見つけた龍晴は、自分のお尻に向けてその容器をあてがうジェスチャーをして、
これこうやって使うんだよね?といったのである。
そんなふうに、断片的でも記憶が残っているということは。
たとえば理不尽に叱ってしまったこととか
大きな声を出されたこととかも
きっと憶えているのだろう。
そんなに大きな声を出したり
叱ったりしていないつもりなのだが
でもときどきひやりとすることがある。
憶えているんだ、と思うとき。
もちろんいけないことをしたときは
叱るべきだと思うのだけれども
それが「べき」ではないときや
叱り方が度を過ぎていたとき(大きな声を出して叱ってしまったとき)も
そろそろ10回ほどある。
叱ることと奔放に育つこととに
関係があるのかないのかは
専門家ではないのでわからないのだが
できれば奔放に、ひとのめをあまり意識しない子になってほしいと
願っているので
たとえばこういうことをしたら叱られるからやらないでおこうとか
叱られるからと萎縮したりとか
そういうふうな記憶になって欲しくないと思う。
それでもやはり人間のデキが悪いから
同じことを繰り返してしまうこともあるだろうけれども。
少なくとも自覚的でありたいと思う。
そういうときに。
午前中は、約束どおりホームセンターへ。
たくさん時計を眺めて満足した様子。
よかった。
お昼寝後、午後はポコアポコさん改めポーコアポーコさんへ。
店主のポコさんが、お店をそう呼ぶのは知っていたのだが
今日改めて営業許可証を見たら、正式名称はポーコアポーコさんだったのである。
今日は最近では珍しく
長い時間、私たちだけだったので
のんびりと過ごす。
ポコさんが龍晴のためにさいころをつくってくれていて
そのさいころの出来栄えが素晴らしく素敵で
嬉しくなる。
龍晴も長いことさいころで遊んでいる。
素敵素敵!と喜んでいたら
ポコさんがつくりかたを実演してくださった。
龍晴もテーブルについてできていく様子を眺めたりする。
暫く遊んでからアプティに寄り、
新井薬師のお寺と公園で遊ぶ。
龍晴はサッカーをしている小学生の子と思い切りぶつかり、
号泣。
スーパーマーケットでカートを伸びあがって押しているときも
おなかのあたりを痛そうにしていて心配になる。
しかし泣いているわけでもなく
痛そうだが伸びあがる姿勢をしない限り痛そうではない。
明日も調子が悪そうなら病院に行こうと思う。
晩ごはんの終わりくらいに
龍晴が吐く。
もしかしたらやはりどこか悪くしたのだろうか・・・
激しく泣く龍晴を抱きながら
ものすごく心配になるが、
ぎゅうっと抱きしめて、
早く片づけて欲しいと吐いたものがついた私の服やなにやらを目にしていうので
それらを片づけているうちに
泣きやむ。
ごはんすこし食べる?
ときくと、
食べるというのでほとんど全部もどしてしまった晩ごはんを再開。
ゆっくりペースにしたが、ほぼ全量を新たに食べたので
いますぐに病院に行かなくても良さそうだと判断する。
どうかなんともありませんように。
お風呂のあと、本をふとんで読みたいというので
また途中で授乳になるのでは?と危ぶみつつも
本を持って寝室に行く。
そうして今日は最後まで本を読む。
(途中、げんこつやまのたぬきさん、の童謡をうたう場面がある本で、
そこをうたいながら読んだら、どうしても乳が飲みたくなったらしく
もう本はいい!といったものの、ではもう寝ようね、とあかりを落とすと、
やはり最後まで本を読んでほしい、といった)
なんだか成長したような。
2/20(水)
今日はO教授に会いに行く日。
龍晴と一緒に、一年ぶりの大学である。
午後のアポイントメントなので
それに照準をあわせていちにちを組み立てる。
午前中は教授へのお土産を買いに行き
(たいていは前日までに用意するのだが、
甘いものが好きな教授に持っていきたいものが
今回は生菓子なので、当日に買うことにしていた)
早めに昼寝をする。
というのが思い描いていたもの。
しかし思い通りにはいかないもので。
午前中のさんぽのときに、
買いたいものがあるから、駅のほうに行ってね?と龍晴にいい、
龍晴はラジャー!と駅に向かって車を走らせ
だいぶ時間があったので
マルイの敷設の公園で暫く遊び
その店が開店する11時すこし前に到着したのだが
店が開く気配がまったく感じられない。
なかは真っ暗だし、人気がまったくないのだ。
むむ、まさか休み?
しかしこのお店は今日が定休日ではないはずだ。
だが11時を過ぎてもやはりなかは真っ暗なまま。
これ以上待ってもお店が開かなそうなことと
龍晴のお昼寝が遅くなってしまうので
仕方なくマルイに出店していたなかから目星そうなお店を選んで
お菓子を買う。
龍晴がマルイの花屋さんで花がほしいといったので
花も購入。
時計を見てから帰宅。
お昼寝はいつもより長い。
マルイの公園でかなり遊んだためだろうか。
時間が押し気味なのは気になるが
目覚めてから昼ごはんをすんなり食べてくれたので
ほぼ予定どおりにいえを出る。
今日はO先生に会いにいくんだよ?
と言っていたせいもあり
さて午後のお出かけだよ、駅にまた行くよ?というと
駅まで一目散に走っていく龍晴。
いつもは高田馬場で降りる東西線だが、
今日は先まで乗る。
高田馬場を通り過ぎる時に、
龍晴は、高田馬場だよ?というジェスチャーをする。
今日は大学にいくから、高田馬場ではおりないんだよ?というと
納得した顔になる。
さて大学。
最寄駅で降りると、駅のホームに穴八幡宮の広告があって、
龍晴はそれに釘付け。
神社だ!と気を取られている。
大学のキャンパスに行く途中に、
その穴八幡を見つけて、
さらに情熱はヒートアップ。
あそこに行きたい!と何度もいい、走りだそうとするので、
りゅう、それなら最初に先生に会って、
そのあとにあそこでまんまんしようね?
それからお時計さんを見に行こうね?
と約束する。
今日の先生との面会のあとに、
本部キャンパスの講堂にある「うんと大きな時計」を見に行く、
というのを龍晴はとても楽しみにしているのである。
懐かしいスロープをあがる。
去年、ちょうど一年前に龍晴とともにこの文学部キャンパス(私が大学にいたころはそう呼ばれていた。
いまは違う名称になっていると思う)を訪れたときにも大学の校舎の工事をしていたが
まだ工事が終わっていない様子で、
記念会堂前は工事用の仮家屋のようなものができている。
私が学生だったころと、
だからおもざしは違うのだが
それでも懐かしい気持ちは変わらない。
社会学研究室が入っている研究棟へ赴く。
この研究棟は、学生の頃にはずいぶんとモダンな建物に見えた。
もちろんいまだってモダンには見えるのだが
それでもだいぶ時間が経ったようにも思う。
もちろん実際にはじめて目にしたときから
20年近く経っているのだ。
エレベータが好きな龍晴は
エレベータのボタンを自分で押して、
なかに入ってぴょんぴょんと飛び(やめてください)、
扉が開くとまた嬉しそうに走り出る。
先生は研究室のドアを開いて待っていてくださった。
おかわりない様子で嬉しく思う。
もっとも先生の日々のブログを読んでいるせいもあり
また時折メールをいただいたりすることもあり
久しぶりという感覚はあまりない。
とはいえ前回は研究室の机のうえをハイハイしていた龍晴だが
今回はここに座っていてね、といった椅子で
きちんと座っている。
月日は流れているのだ。
龍晴は、先生と挨拶をしたあとは、
ここはどこ?
これはなに?
といったかおで、
壁一面に埋め尽くされた本を眺めたり
パソコンや扇風機やプリンタなどを観察している。
それでも先生と話しているあいだ、
嫌がることもなく
龍晴としてはかなり長いこときちんと椅子に座り、
ハモニカを披露したり絵を描いたりして過ごし、
先生が龍晴に用意してくださったクッキーを食べ、
(私はお茶もいただき)
パソコンを触れさせてもらったり、
本を読ませてもらったりして楽しく過ごしている様子。
私も久しぶりにお会いし
話したかったことの一部を話すことができた。
そろそろ龍晴がそとに行きたがりはじめた頃あいに
そとに出る。
龍晴くんの好きに歩かせてあげましょうか、という先生のことばに甘え、
龍晴を先頭に文学部のキャンパスを歩く。
約束の穴八幡を見つけ、
走り出す龍晴。
先生もお付き合いくださり、
ものすごく久しぶりに穴八幡に詣でる。
龍晴は境内の石をひろって投げたり
(それを先生が拾ってもとに戻してくださった。すみません・・・)
ぐるぐると走りまわったりと
おおいにはしゃぎまわっている。
せっかくだから参拝しようとすると
龍晴も手をあわせて「まんまん」をしているのがおかしい。
思わずいつもの新井薬師と間違え仏式におまいりしてしまった私である。
龍晴は先生の手をとって
走りまわっている。
暫く遊び、ここで先生とはさようならかな?と思いきや、
これから大隈講堂に時計を見に行く、というと
お付き合いくださるという。
嬉しそうに講堂まで走る龍晴。
この学生の街でこんな小さな子どもが走るって、
あまりないことなのではないかと思う。
正門前と講堂の時計をバックに
先生が写真を撮ってくださった。
それにしても本部キャンパスのあたりが
どうもものものしいと思ったら、
今日は政治経済学部の入試の日なんだそうだ。
受験生は何人くらいなんですか?
となんの気なしに先生にたずねると、
そうですね、1万人くらいでしょうかね、
とおっしゃる。
文学部は8千人くらいですけどね、と。
い、いちまんにん・・・
そういえばそうだった。
私が受験をしたときも、それくらいは、いやもしかしたらそれ以上は受験生がいたはずだ。
いまは16時半ほど。
龍晴は17時過ぎに晩ごはん開始なので、
もし学生の波にもまれてしまうと
かなり遅い時間にいろいろなことがずれこんでいくだろう。
先生も心配そうにされているので、
運よくバスの停留所が見えたのを幸いに
そこで失礼させていただくことにする。
先生は最後まで手をふって見送ってくださり
龍晴も何度も手を振っている。
走って乗り込んだバスはまだ空いていて、
龍晴とふたりで座ることができた。
良かった。
高田馬場からの東西線もまだ空いている。
なんとか目標にしていた時間までに
帰宅。
ほうっとする。
遊び疲れた龍晴は
それでも楽しそうに今日いちにち会ったことを反芻しては
話をしてくれる。
楽しかったね、龍晴。
また先生に会いに行こう。
2/21(木)
龍晴に昨日の疲れがありそうなのと
ほんのすこしだけ熱が高いようなのが気になり
今日はのんびり過ごすことにする。
午前中はホームセンターの時計が見たいという龍晴のリクエストに応える。
いつもなら歩きかコンビカーなのだが
体調が気になるので今日は特別にベビーカー。
ふだんは乗らないベビーカーに乗せてもらえて
ものすごーく嬉しそうにしている。
ホームセンターで時計やシーリングファンを眺め、
脚立に登ったり自転車売り場で遊んだりして過ごす。
お昼寝後はポーコアポーコさんへ。
友だちが行こうと誘ってくれたので
迷ったもののやはり行くことにする。
帰ろうかな?と思いはじめたころに
Tちゃんとユウくんもやってきた。
みんなで話をする。
Tちゃんの旦那さまは
ユウくんがTちゃんにしてはいけないことをすると
「俺の女になにをするんだ」的なことを言ってくれるらしい。
(ちょっとニュアンスは違いますが、リアルに書くと生生しいのでこれくらいで)
友だちと私は
キャー!!!!と女子的雄たけびをあげてしまう。
なんて素敵な旦那さまなんでしょう。
「俺の女」ですよ。
「俺の女」。
私の夫は私のことを「俺の女」なんて思っているだろうか。
言い方はともあれ、そんなふうに。
思っていてくれたら嬉しい。とても嬉しい。
でもたぶん、そうは思っていないだろうなと思う。
それでも少し前は「経営者の妻として大変だと思うけれど・・・」というような
メールをくれたことがあったから
やはり思ってくれているのかな。
どうだろうか。
長いこと遊んでから帰宅。
2/22(金)
気がつけばもうすぐ2月も終わり。
毎度毎度であるが
早いなあと思う。
午前中は駅のほうへさんぽ。
午後は東中野のアトレに用事があったので
東中野をさんぽすることにする。
駅から見える工学系の専門学校に
風車があって、
駅のホームや電車からそれが見えていて
龍晴はいつもそれがとても気になっている。
よい機会なのでその風車を見に行くことにする。
東中野の風車を見に行こう?というと
行く行く!と飛びついてきて、
よほど嬉しかったらしく
駅まで走りに走る。
風が強かったせいもあり風車はくるくるまわっていて
龍晴は嬉しそうにたっぷりと眺めている。
アトレで母のたんじょうびプレゼントの花を送る手配を済ませてから
中野に戻り、スーパーマーケットで買物をし、
猫の目の時計とおおきな仕掛け時計を見てから帰宅する。
2/23(土)
今日はスイムの振替を入れている。
そのため夫の仕事日は今日にしてもらった。
午前のさんぽは駅まで夫を見送りがてら。
スイムがあるので早めに切り上げ帰宅する。
早起きしたせいもあり
10時半には眠る龍晴。
今日は1時間と少し、スイムの前に睡眠をとることができた。
よかった。
龍晴は今日も張り切って泳ぐ。
特にひとりで水に浮く感覚が楽しかったらしく
両手両足を伸ばしてすい~っと浮かんで漂っている。
手を差し伸べようとすると
必要ないから!というように拒否する。
たっぷり楽しんでから、終了後、
そらまめの会の会場へ。
友だちが何組かきていたが
みんなちょうど帰るところだった。残念。
お昼ごはんをあげながら
龍晴は1時間ほど遊ぶ。
それからまっすぐに帰ろうと思いきや
そとを歩きたい龍晴は駅の近くで電車を眺めたり
マルイで時計を見たり
マルイのなかで遊んだりと
結局、夫がフットサルのために一時帰宅する時間まで
たっぷりとそとで遊んでいた。
いえの近くで帰ってきた夫と会う。
龍晴は夫の帰宅がうれしかったらしく
夫の手を引いて歩く。
夫は龍晴にヘリコプターのお土産を買ってきていて
龍晴はそれがとても嬉しかったらしく
何度もヘリコプターを飛ばして?とせがんでいてかわいらしい。
夫と龍晴が仲良くしてくれているのは
とてもうれしい。
夕方、夫はフットサルへ。
2/24(日)
冷たい風が強く吹く。
今年の冬は寒いように思う。
そろそろもう冬はいいよね。
と夫とよくいいあっている。
もう冬は十分だよね。
あたたかくなってくれてもいいよね。
でもまだ今年の冬は手を緩めないらしい。
三寒四温はまだ先だろうか。
それでも道道の梅の花は咲きはじめ
うぐいすも見かけるようになった。
まだ泣いていないうぐいす。
りゅう、あれがうぐいす。
あの緑色のとり。
そんなふうに龍晴に示すと
目をおおきくあけてじいっと戯れる小鳥を眺める龍晴。
まだ鳴く練習をする前みたいだね、
もうすぐ鳴きはじめるよ、
というと
ふうん、という顔をする。
午前中は夫と先に出てもらう。
夫と龍晴のさんぽコースはたいてい決まっていて
駅まで行き、駅の歩道橋のエレベータをあがって
中野サンプラザへ行き、
サンプラザの地下のボーリング場でボーリングを眺めたり
ゲームのようなもののボタンを押したりし(・・・)、
サンクォーレに入っている本屋さんが開店する10時になったら本屋さんへ移動する。
のだそうだ。
その頃になると私が迎えに行く、という感じ。
今日も夫と龍晴は本屋さんにいて
私が迎えに行くと龍晴は走ってやってくる。
これとこれをしていたんだよ?というように
ひとつひとつ教えてくれる。
かわいらしいなあと思う。龍晴。
暫く遊んでから、階下のインテリアショップで
猫の目の時計を見て、
それからそとの大きな仕掛け時計を見てから帰宅。
お昼寝後は東高円寺へ。
夫と私は北海道に本店がある「てつや」でラーメンを食べる。
久しぶりだ。
このあたりで食べられるラーメンのなかでは
「てつや」がいっとうおいしいように思う。
それから蚕糸の森公園で龍晴と遊ぶ。
蚕糸の森へは龍晴がもっと小さい頃に来たきりだったので
龍晴にとっては殆どはじめての公園だ。
いまもっとも流行っている、
水のなかに小石を投げいれる、というのを
さんざんできる公園でもあるので
龍晴は雄たけびをあげて噴水に走り、
池に走り、沢に走る。
小石を見つけては投げ見つけては投げをし
プレイジムでたくさん遊び
懐かしい東高円寺の商店街をさんぽし
スーパーマーケットで買物をする。
夫とはじめて住んだ街は中野3丁目で
その頃は東高円寺の商店街でよく買物をした。
なつかしい街並み。
久々にあのあたりを歩いてみよう?と夫がいう
そのことばに嬉しくなる。
思い出を。歴史を。人生を。
共有しているというあたたかさ。
あんなにたくさん買物をしたスーパーマーケットの
配置がもはやうろ覚えだったり
ときどき行っていた中華料理のお店のご主人がすこし痩せていたり
それでもいろいろなことは殆ど変わらない。
龍晴ははじめての道をとおるときのように
じいっと黙ってあちこちを見ている。
風が強い。
びゅうびゅうと強く吹くと
ぎゅうっと抱きついてくる。
風が強くてこわいなと思ったら
ぎゅうっとすれば怖くないよ?と
いっておいたら
顔を私の肩にうずめるように本当にぎゅうっと抱きついてくるようになった。
あたたかいかたまりがぎゅうっとくっつく
そのなんともいえない幸福感。
私にとってのしあわせ。
しあわせなにちようび。
夜は夫とゆっくりごはんを食べる。