1/14(月)
雪!

つめたい雨がほどなく雪にかわる。
ちいさめのぼたん雪。

これは積もるだろうな、と空を見上げる。

りゅう、雪が降ってきたよ!と
そとを見せると
なに???という顔をしてじいっとそとを見ている。

まだたいした雪ではないので
抱っこした状態でさんぽに行くことに。

途中で遊べるように、近くのホームセンターまで出かける。

傘にふる雪を触らせると
つめたい!と抗議をされた。

そうなんだ、雪はつめたいものなんだよ。

ホームセンターを出るころには
激しい粉雪に。
これは積もりそうだ。

と思ううちに
見る間にどんどんと雪が積もってくる。

お昼寝から目覚めるころには
一面の銀世界。

さらに雪は激しくなり
夫が楽しみにしていた高校サッカーの決勝は順延に。

龍晴がそとに行きたいというので
迷ったものの
激しい雪と風のなか、抱っこで出かける。

つるつるの雪道に足をとられそうになるが
なんとか踏みとどまること数回。
スーパーマーケットに寄ったり、本屋さんやおもちゃ屋さんで
龍晴と遊んだりしながら過ごす。

明日は雪だるまでもつくろうか。


1/15(火)
堤助産院の開放日。
行く予定にしていたのだが
雪がかなり残っており、出席するはずの友だちたちがみな欠席方向に。
友だちが来ないのと私自身の参加という気持ちに関連はないのだが、
友だちが来ないということは友だちの子どもも来ないということで
そうなると話は別だ。
龍晴の遊び友だちが誰も来ない、となると
せっかくの開放日を楽しめない。
龍晴も、私も。

ということで、
今回は急遽、参加を見送ることに。

代わりにポコアポコさんへ。
折しもIさんとユウくんが来ていたので
ゆっくり話したり、遊んだりできた。
よかった。

常連さんのハナちゃんが
雪だるまをつくってくれたので
みんなで記念撮影をする。

いつも元気なハナちゃんが
いつも以上に元気なのは
雪のせいかと思ってていたのだが。

ハナちゃんのお祖父さまが昨日、亡くなったのだそうだ。
近所に住んでいて、ハナちゃんをとてもかわいがっていたという。
ハナちゃんはおそらくはそのかなしみを認められなくて
それで元気なのではないか、とポコさんはおっしゃる。

ハナちゃん。
たいせつなひとがいなくなることは
かなしいよね。
とてもとてもかなしいよね。

ほかのことをしていないと
かなしみにつぶされてしまいそうで
がむしゃらに仕事をしてみたり
関係のないだれかとごはんを食べてみたり
欲しくもない買物をしてみたりする

そんなこと。
私にもこころあたりがあるよ。

ハナちゃん。

ポコアポコさんのあと、
龍晴任せにしていたら
スーパーマーケットの探検をし、
そばにあるアプティ(おもちゃ屋さん)に吸い込まれる。

まだ街路には雪がたくさん残っている。
雪道をざくざくと歩く龍晴。
雪かきの山に登ったり滑り降りたりと
楽しんでいる。

今回の雪はなかなか消えなそうだ。
東京にいるのに長いあいだ雪を体験できるなんて
ラッキーな冬。

夜、Iさんのブログの最新エントリ・・・子育てと夫との関係性、
を読んで泣く。



1/16(水)
午前中は新井薬師の商店街のほうへさんぽ。
雪が降ってからいちどもコンビカーに乗っていなかったので
今日はどうしてもくるまに乗りたい!とがんばり、
雪道が心配だったものの
思い切ってコンビカーで出かける。

いきいきと街を走る龍晴。
良かったね。

昼過ぎから
中野仲間が急遽、わが家に集まることに。
昨日の今日の呼びかけなのに
4組集まることに。

みんなでいろいろな話をする。
最近の話題のひとつはふたりめどうする?というもの。
私は当面考えていないのだが
多くの友だちはもう考えていたり
あるいはそろそろ出産が近かったりもする。

今日は長い時間ゆっくり会えたせいか
子どものこと以外の会話もできて・・・たとえば、結婚式はどこでやったのか(なぜそんな話になったのだろう?)、とか・・・
楽しかった。

子どもたちも思い思いに楽しんでいて
うれしい。
龍晴はソファからジャンプを憶えて
みんなに披露していた。

みんなが帰るタイミングでいえを出て
スーパーマーケットまでさんぽ。
ここでもやはりコンビカーで行きたい!というので
マイカー出動。

気に入りのインテリアショップで時計を見てから
帰宅する。

たくさん遊んだいちにち。


1/17(木)
気温が低いせいかまだまだ雪が残っている。

午前中のさんぽは駅方面へ。
雪かきで山のようになったところに登っては降りたり
持ち歩いているスプーンで雪をすくって排水溝に入れたり
龍晴はこの雪をたくさん楽しんでいる。

氷が張っているところを滑るのが楽しいらしく
何度も滑っては何度も転んで笑っている。
げらげらと何度も笑う。

そんな龍晴がいっとうおかしいよ、母さんは。
おかしくていとおしいよ。

駅から区役所方面へさんぽを続けていると
区役所に地震体験車(?)が設置されていて、
しかし誰も体験しておらず、
どうですか?やっていきます?と勧誘される。
子どもと一緒でもできますか?とたずねると大丈夫、とのことなので
初体験。

壁際に座って子どもを抱っこしている状態のと
テーブルのしたに子どもを避難させてそこにおおいかぶさる状態のと
どちらにしますか?と聞かれ、
前者にする。

ざっと説明を受け、
そして体験スタート。

いやあ恐ろしかった。
実際の震度よりも揺れをちいさく感じたのだが
それでも最大震度7のときは座っているのにからだがずるずると動く。

この揺れが本当だったのだ。

なんて恐ろしいことだろう。

今日は阪神大震災の日。
忘れてはならない。
たくさんのことども。

帰宅後、お昼寝。
今日は3時間ぐっすりと眠る龍晴。

ぐっすりと、といいつつ
ここ数カ月は最初はリビングで横になって眠っているのだが
たいていちょうど1時間で不意に目覚め、
しかしまだ眠り足りないらしく
そこからは抱っこでないと眠らないので
今日もたっぷり2時間、抱っこでお昼寝、である。

起きてからごはんを食べ、
いえで暫く遊んでから
午後は新井薬師方面へさんぽ。

コンビカーに乗るか
傘を持って歩くかで迷って(龍晴が)、
いちどは傘を持って階下まで降りたのに
いきなり引き返してコンビカーにしたいとアピールし
では、とコンビカーを階下に降ろすと
やっぱり傘にしたいとまた戻り
しかも傘を吟味し・・・と
龍晴はここのところ不思議なこだわりかたをする。

公園の地面は雪解けでどろんこ。
構わず走りまわる龍晴。
まあいいか。

うさぎのペットショップに寄り
ブロードウエイで買物をし
龍晴が気に入っているジャズ喫茶のそとにある振り子時計を眺めてから帰宅する。


1/18(金)
まだ雪が残る街。
こんなに長いあいだ雪がある東京なんて
私は経験したことがない。

私が知っている、ここ20年近い東京。

午前中のさんぽは東急ストアのあるビルへ。
龍晴は児童書コーナーで本を読んだり
気になるものをさわったり押したりしている。
それから気に入りのインテリアショップで時計を見てから帰宅。

お昼寝後はポコアポコさんでランチ。

ハナちゃんのお祖父様のお通夜に出られるそうで
いつもより早い閉店にする、という連絡をもらったが
龍晴のごはんには問題ない時間だったので出かける。

ほどなく、常連さんらしき、
しかし私はまだ会ったことがない、
トラちゃんという幼稚園に通う5歳の男の子とナツちゃんという龍晴より2ヶ月産まれが早い女の子がお母さんと一緒にやってきた。

龍晴は友だちがきたことが嬉しいらしく
トラちゃんにもナツちゃんにも寄っていく。
のだが!
トラちゃんは龍晴と遊ぶには大きいし
ナツちゃんはなかなか強い女の子で
龍晴が遊んでいるものを片っ端から奪っていく。

龍晴のほうが眉毛よりうえくらい大きいし
ということもあり、
どうぞしようね~などとおもちゃを取られるたびに
龍晴に言い聞かせていた私だが
さすがにこれは龍晴もかわいそうに、と思うくらいになってきた。

ところに、見かねたらしきポコさんが割って入ってくれて、
龍晴に駒をしよう!とぴかぴか光る格好いい駒を貸してくれた。

するともちろん黙っていないナツちゃん、
龍晴が遊びはじめたその特別な駒を
ずさささっとやってきて取り上げてしまい
さすがの龍晴もかなしくて泣きはじめる。

ずうっと我慢していたんだものね。
かわいそうに。

ついに見かねたナツちゃんのお母さんが
ナツちゃんを強制連行したため
龍晴はなんとかその駒で遊ぶことができたのだが。

この一連のことを見ていて思う。

きょうだいって、これが日常なのだ。

きょうだいがいる長男や長女は
おとなしいとか自己主張が少ないとかいわれることが多いが
(よくいえば面倒見がいいとか我慢強いとか)
それって「お兄ちゃんだから」「お姉ちゃんだから」
がまんしようね、とか、
譲ろうね、とか、
そういう日々の積み重ねから来ているだけなんだろうな。

だってトラちゃんはしばしば
お兄ちゃんだから、と我慢したり譲ったり
話を聞いてもらえなかったりしていたもの。

もちろんそれはある程度仕方のないことで
お母さんは上手にトラちゃんとだけ話をしたり
トラちゃんだけを褒めてあげたりもしていて
なるほど~と勉強にもなったのだが
同時に「譲るべき対象がいるかどうか」によって
性格って変わってくるのだろうな、というのが実感でもあった。

ところでトラちゃんのお父さんは消防士さんなのだそうだ。
それも梯子車かポンプ車の運転手さん。

龍晴が気に入りの消防車の本を「見て!」と私に持ってきたので
一緒に読んでいると、
トラちゃんは「ボクのお父さん、運転手」と、ぽそりと教えてくれた。

そうなんだ!
格好いいじゃない、というと
うつむきながら嬉しそうに笑うトラちゃん。

トラちゃんもおおきくなったら消防車の運転手さんになるの?とたずねると、
うん!とまた恥ずかしそうに笑った。

平和の森に寄り、小学生たちに混じって雪遊びをする。

持って行ったスプーンで雪をすくっては
池に投げ入れたり
小山の斜面を滑ったり
雪を堪能する。

小山ではソリ遊びをしている子どもたち。

そうだ、ソリ!
ナイスアイディアではないか。

早速、アマゾンでソリを購入。
明日には届くらしい。
やった!


1/19(土)
夫に、龍晴にソリを買ったよ?と話すと、
おお!ええやん、と乗り気になる。

今日は用事がいくつかあるので
明日、ソリ遊びをすることに。

午前中は夫と龍晴とでさんぽに行ってもらい
いえの用事を済ませ、
終わりのころに合流する。

お昼寝後、昼ごはんを食べてから
コンビカーに乗って1時間弱、ふたりでさんぽ。

私は歯医者へ。
夫は高校サッカーの決勝戦を見ながら龍晴と遊ぶ(たぶん)。

虫歯かと思ったのだが
レントゲン写真には虫歯はうつらなかった。
知覚過敏ではとのことで
薬を塗布され、来週、また薬を塗ることに。

新井薬師の商店街で遊んでいる龍晴と夫と合流する。

夫は夕方、フットサルへ。
オモニに荷物のお礼の電話をする。
T(夫)は仕事なん?というので、
いえ、この時間はフットサルへ行ってます、毎週。とこたえると、
そういえばそうやったなあ、毎週行かせてもろてんの!それはでけた嫁さんに感謝せなあかんなあ、と笑いながらいう。

そうでしょう、そうでしょう、と笑いながら私も思うが
夫にその自覚はないに違いない。
やれやれ。


1/20(日)
心配していた雪もまだ残っている様子。
午後はソリ遊びだ!

午前中はまた龍晴と夫とでさんぽに行ってもらい、
いえの用事を済ませる。

最近、以前にも増して時計が気になる龍晴は
今日も時計を見に東急ストアの入っているビルに夫を誘ったらしい。

帰宅後、お昼寝。
起きてから昼ごはんを食べ、
いざ平和の森公園へ。

混んでいるかと思ったのだが
親子連れはほとんどいない。

ということで早速、小山でソリ滑り。

坂道をコンビカーで走り降りるのが好きなくらい
スピード大好きな龍晴、
さぞやソリも喜ぶだろうと思いきや。

どうも勝手が違うソリは怖かったらしく
かなり固まっている様子。
抱っこして乗ったのになあ。
ううむ。

2回ほど乗ったがやはり嫌がるので
無理に乗せるのはやめて、
公園をさんぽする。

小学生たちがソリ遊びに興じている、
もっとおおきな山を見るともなしに見ていると
俄然やる気を出した龍晴は
俺も登るぜ!とその山にソリをかついで登りはじめた。
それとなく支えつつ、それでもほとんど自力でその山に登り
いざ滑るのかと思いきや
ソロを片手におもむろに斜面に座り
お尻で滑り降りてくる。

りゅう、ソリで滑ったほうが楽しいよ?
といくら小学生たちのお手本を見せても
お尻で滑り降り、
でもお尻で滑るのはそれはそれで楽しいらしい。
まあいいか。

きっとこの冬、また雪が降るだろうから
そのときはソリ遊びに挑戦して見よう。