12/5(月)
最近とみに活動的な龍晴。
ベッドでおむつ替えをし、ちょっとの間だしと柵をして家事をしていたら、
そこでつかまり立ちをしようとしていて仰天。
まだ後退中心だが、ハイハイの行動範囲も広がっている。
もうそういう時期なんだな。
室内のものものを見直さないと。
というわけで、龍よりおおきな娘ちゃんがいる友だちに詳しいアドバイスをもらって、
午前中はホームセンターに買い出しに行き、
取り急ぎサイドボードにコーナーガードを取り付けたり、リビングの何故か釘が出ている場所に収納を置いたりなどをする。
サイドボードはハンドメイドの一枚板でできたもので、かなり気に入っているのだが、
子どものほうが優先である。

ついでにもみじやま公園へ。
いくつかの洗面器に水をはり、鳩に水浴びをさせている初老の男性を発見。
世の中にはいろいろなひとがいる。
たくさんの鳩を興味深く凝視する龍晴。

午後は新井薬師の公園へ。
ブランコに乗りたそうだったので一緒に乗る。
笑っているので嬉しくなって激しく漕いでいたら、
ブランコ酔いをし、数時間体調が悪かった(私が)。
そうだった、私はブランコやシーソーに乗れない子だったんだった。

今日から夫の会社に新しいひとが合流。
以前、業務委託でお願いしていたことがあるひとだから、
勝手もわかるし信頼できる。
よいひとがすんなり見つかって本当によかった。


今日の授乳6回、うんち2回、おしっこ9回
今日の離乳食
10倍粥、バナナ
バナナ嫌がる

12/6(火)
RAFTのイベント「親子のあそびのじかん」にキャンセルが出たと、昨日主宰の来住さんから連絡をいただき、ありがたく参加する。
RAFTはNPO法人で、中野にイベントスペースがあって演劇や音楽のイベントを開催しており、
この「親子のあそびのじかん」もその一環。
今回は弦楽四重奏の回なので、ぜひとも参加したかったのだ。

抜群に感度の良い龍晴、うまい具合にイベントに間に合うように午前の昼寝&うんちを終えてくれる。ナイスだ。
10時前にいえをでて、歩いて20分くらいの会場へ。

カルテットは子ども向けメインだからと手を抜いたりせず、
きちんとアフタヌーンドレスも着て(午前中だけど)演奏をしてくれて、
25組の親子たちに素晴らしいパフォーマンスをしてくれた。

曲目はクリスマスの定番から、ハイドンの皇帝やモーツァルトのディベルティメント、アイネクライネナハトムジーク、など。

龍も音楽をじっと聴いたり、ぴょんぴょんしたりして
ゆったりとした時間を過ごす。
もちろん私も存分に楽しめた。
生の音楽をこうして聴けるって本当にしあわせなことだ。

来住さん、素敵なイベントをありがとうございました。

夕方前から冷たい雨。
午後のさんぽは中止に。

急にモーツァルトが聴きたくなり、
ディベルティメントが入っているアルバムを引っ張り出した。

今日の授乳6回、うんち3回、おしっこ9回
今日の離乳食
10倍粥、バナナ
バナナ嫌がる

12/7(水)
毎日寒い。
当たり前だ。12月だもの。
だが気分はまだ11月なので気持ちがついていかない。

来年のカレンダーと手帳を新宿に買いに行く予定が、
龍がいつもより長く、午前中ずうっと昼寝をしていたのでとりやめにする。
代わりに午前中はもみじやま公園、午後は新井薬師公園へ。
もみじやまの文化施設に付随の喫茶店が最近気に入っている。
いかにも区が運営してます的な喫茶店なのだが、
店員さんたちの感じも良いし、メニューが豊富でルイボスティを置いている。
カフェインを摂取しないように我慢しているので、ノンカフェインの温かい飲み物がある店はありがたい。
公園の前か後に、お茶を飲みながら焼き菓子をつまむのが定番。

昼過ぎに行った新井薬師公園ではまたブランコで悪酔い(私が)。
帰り道、龍はずうっとでへでへと笑っている。かわいらしい。

夕方、何の気なしに龍を和室に連れていき、
そうだこの子はまだ畳を味わってないなと畳に触らせると、大興奮で雄叫びをあげていた。

今日の授乳6回、うんち1回、おしっこ9回
今日の離乳食
10倍粥、さつまいものとろとろ、麦茶
さつまいも嫌がる


12/8(木)
新宿の東急ハンズへ手帳とカレンダーを買いにいく。
これまではずうっと、ビジネスタイプの手帳を買っていた。
左側に一週間、それも1日に朝から深夜までの時間軸が書いてあってスケジュール管理しやすいもの。
右側にメモを書けるもの。
でも来年用は、学生の頃に使っていたような、シンプルなものにする。
仕事をしていたときのように、24時間体制で時間管理をする必要がない。
しかしむしろ24時間体制で用事がある、この子育てというもの。

龍はお出かけが大好きだ。
抱っこひものなかでずうっとぴょんぴょんとはずむ。
あ、忘れ物!なんていっていえのなかに戻ると、抗議される。

買物をすませ雨が降る前に帰宅。
午後のお出かけは雨のなか。
傘にあたる雨音を楽しむ龍。
ぱっちりと目を開けてじぃっと天を仰ぐ。

龍晴、雨がふっているね。

夜、所用で3月頃の自分のこの日記を読み直していたら、止まらなくなってしまった。
一気に龍晴が誕生した日記までを読む。

そこにあるのは、うまれてくる子どもへの、
あふれまくっている愛情だ。

ちびちび。
そう呼んでいた龍晴への。

龍晴。
龍はこんなにもこんなにもたくさんの気持ちに包まれて
うまれてきたんだね。

うまれてきた龍晴は、
想像どおりにも想像以上にもかわいらしく、
やはり愛情というものは尽きないのだ。こんなにも。

そのことを思う。


今日の授乳6回、うんち2回、おしっこ12回
今日の離乳食
10倍粥、トマトのスープ、麦茶

12/9(金)
堤助産院へ。
堤先生による定期チェックの日。
初めて「よいおっぱい」とお墨付きをいただく。嬉しい。
たくさんのトラブルを乗り越え、やっと安定期に入ったのだ。
風邪と冷えに気をつけて、と言われ、龍が載ったカレンダーをいただいて帰宅。

午後はベビーマッサージへ。
しかし遊びたがりで活動的な龍晴が大人しくマッサージをされるわけがなく、
終始動きまわるのを追いかけて腕やら脚やらをなでさする結果に。
途中からもう面倒になって龍と一緒に遊ぶ。
隣に座った2ヶ月半児のお母さんは「めちゃくちゃ元気ですね…」と目をまるくしていた。

寒い一日。

今日の授乳5回、うんち3回、おしっこ8回
今日の離乳食
10倍粥、トマトのスープ、麦茶
やはりトマト好きらしい。

12/10(土)
龍晴のひとり遊びの時間がとみに長くなってきている。
いくつかあるおもちゃで順番に遊んだり、
気に入っているカレンダーやらおむつのパッケージやらを触ったり、
なにやらお話をしながらずいぶんと長いこと遊んでいる。

龍晴はおしゃべりが得意。
このタイミングではこう、と、おしゃべりのパターンがあるのだが、
ということはたとえば、たのしいなとかわくわくとかぶーんとかなにこれとかおなかすいてきたなとか、そういうふうなことを使い分けて話しているということだ。

いったいなんといっているのだろう。
私に話しかけているときは欲求を伝えていることが多いから、たいていは理解できている(つもり)なのだが、
ひとりでお話をしているときのことば。
いまそれがいちばん知りたいことだ。

今日から急に違うことばも使いはじめた。

昼はパスタキッチンへ。
夫との待ち合わせに向かっていたら、堤先生にばったり会った。
これから釜石にボランティアで行くという。
先生のゴッドハンドに助けられる産婦さんはたくさんいるだろう。良かった。お気をつけて。

龍が少し風邪っぽいので、
さんぽは一回にする。

今日の授乳6回、うんち4回、おしっこ10回
今日の離乳食
10倍粥、じゃがいものポタージュ、麦茶
じゃがいもも嫌いではないらしい。

12/11(日)
深夜のおむつ替えをしないほうが良い説(某おむつメーカーが提唱)を実験すること2回。
龍晴は明け方4時くらいから気持ち悪がって寝たり泣いたりを繰り返すので
グッドスリープどころか超バッド。
やはりいままでどおりにおむつ替えをすることにする。

午前中、歯科へ。
インプラントが欠けたので赴く。
また何十万もするのかと戦いていたが、ほぼ無料らしい。良かった。

歯科医院へは自転車で行った。
龍晴を抱っこせずに外出することがまずないし、
しかも今回は自転車。
風を切る気持ちよさ、スピードにびっくりとする。

龍の出産のときは、この自転車で夫が病院まで何度も来てくれた。
どんな気持ちだったのかな。
わくわくとしていたのかな。
そんなことを思う。

龍晴が明確にハイハイをした。
いままではばったばったという感じの前進、後進はスムーズ。
という感じだったが、前進もきちんとハイハイだ。
6ヶ月最後の日はハイハイ記念日だ。

しかしもしかしたらもうとっくにできていたのかなとも思う。
彼が華麗なハイハイを披露したのはいつもいない和室で、
どうしても触りたいものが手の届かない場所にあった。
それに触りたくてハイハイしたわけなのだが、
いつもいるリビングはちょっと動けばすべてが手に入る配置。ふむ。

子どもを見ていてよく思うのは、モチベーションのたいせつさだ。
アクションはモチベーションに基づいている。
めちゃくちゃシンプルだ。
なにかさせたいならばきっと動機づけが必要だし、
あるいは動機があれば行動、それも身心の能力を引き出すかたちでする、ということ。

子どもだからそう、というだけでなく、
おとなもきっと同じだ。


今日の授乳5回、うんち4回、おしっこ10回
今日の離乳食
10倍粥、トマトのスープ、麦茶
やはりトマト好きらしい。

最近読んだ本
よしもとばななさん「彼女について」
小川糸さん「喋々喃々」
角田光代さん「くまちゃん」
大島弓子さん「グーグーだって猫である4」
森絵都さん「架空の球を追う」
山崎ナオコーラさん「倫理と感性は相反しない」「長い終わりが始まる」