6/13(月)
病院探しは子育て中のひとたちにとってはずせない、重要なテーマだ。
近所のかかりつけ医、高熱や緊急時に行きたい大き目の病院、救急外来。
とくに小児科、皮膚科、眼科あたりは早めに見つけておきたいと私も思っていて、
とりわけ小児科は子どもが産まれる前からリサーチをはじめていた。
近所にある小児科はくまなく外から偵察し(あまりにも混んでいるのもなんだけれども、
がらがらだとやはり絶対に連れて行きたくないと思う)、
大きな病院は出産した警察病院でいいよね、と夫とも決めていたのだが
もっとも困ったのは「近所のかかりつけ医」探し。
混んでいる警察病院ではなく、もうすこし気軽なところ、がいいのだけれども
「病院リスト」はあれど、どこがいい、というおすすめ情報はほとんどない。
区役所の育児相談コーナー、区役所の地域センターの子育て課、インターネットのクチコミサイト、
中野であたらしくできた友だち、などなどから。
しかし区関係のかたがたは当然だけれども「おすすめ」はなかなか教えてくれない。
それでも無理やり聞き出したりしていて、
そのなかで保健士さんから無理やりのように聞き出した新井薬師にあるMという小児科に、
今日は行ってみることにした。
行ってみることにした、というのは、
別に発熱したからとかいうわけではなく、
そういう事態になってから小児科を決めるのではなく、
早い段階で偵察がてら接近しようと考え、息子のかおにできている乳児性湿疹の診察を受けるという名目で行ってみたのである。
さてM小児科。
ぶらりと出かける新井薬師のお寺のすぐ近くにあるわりに、これまで存在を知らなかったのだが、
保健士さんが「おばあちゃん先生がやっているけれども評判がいいですよ」とおっしゃっていたのがとてもよくわかる医院だった。
親切でさっぱりしていて経験豊富な高齢の先生と、娘さんだろうか?先生を補助する私と同年代くらいの女性(この女性もすごく知識が豊富でてきぱきとした方)、またお二人とも子どもをとても好きで愛情をもって子どもと接しているのがわかったのもよかったし、ほかに受付のスタッフの女性もにこにこととても感じがよかった。受付の方々が変にこなれて・・・というか機械的でないところも好感。
診察も丁寧かつ的確で、高齢の先生ならもしかしたら指導内容もちょっと古いのかなあ・・・なんて心配していたのがはずかしくなるくらい、先進的な指導をしてくださった。
また処方してくださった薬も、私の嗜好と合っている。
「かかりつけ、見っけ(ハート)」な気分である。
湿疹以外に気になっていた、夜のうなりやそのほかの相談にも丁寧に答えていただき、
非常に満足する。
処方された薬を取りに教えていただいた薬局に行くと、
こちらのスタッフさんもみんな親切で子どもが好きな方々で、
また医師のいうなり、ではなく、スタッフの方々の意見をきちんといいながら薬を出してくれたのもよかった。
予防接種や相談ごと、軽い病気などはこの病院と薬局にしようと思う。
満足。
病院で龍晴はとてもおとなしくいいこにしていたため、先生やスタッフの方々みんなにほめられていた。
親、ご満悦である。
夜のうなりはやはり排気ができていないことによってガスがたまっているそうで、
ただしげっぷが苦手(背中をなでてもさすっても何十分かけてもげっぷが出ず、かと思えばふとしたときにげふーとやっている)な息子に対して、無理にげっぷをさせろとも言われず、
腸マッサージの方法(きちんと私の手をとって、押す強さまで教えてくれた)を教えてくださった。
おならがきちんと出るようになればうなりもよくなります、とのこと。
最近、おならをぶうぶうできるようになった龍晴、そのうちうなりもなくなってくるかも。
夫に小児科医について報告。
よかったやん!と喜びのメールが返ってきた。
龍晴、今日はすごくよく寝てくれた。
母乳の分泌が増えているのだろうか。
今日のように散歩(徒歩往復20分の小児科へは歩いていった)をするのもよいことのように思う。
1ヶ月経ったわけなので、近所への散歩を開始しよう。
夫、歯が激烈に痛い、いい歯科医院なかったっけ?といって夕方に電話をしてきた。
私が以前通っていた(そうして夫も一度行ったことがある)南口の医院の連絡先を伝える。
夫、歯科医院に当日診察してもらえたとのことで
21時頃に帰宅。
とても痛そうでかわいそうになる。
今日の授乳12回、うんち6回、おしっこ13回。
6/14(火)
授乳回数が減っている。
龍の成長と私のホルモンバランスが整ってきたのだろうか。
家事支援にきてもらっているTさんが今日、2週間ぶりに来てくれて、
2週間見ないあいだに龍がとても大きくなっている!と目をまるくしている。
Tさんに「Kさんはいつもとても穏やかに落ち着いて子育てしてるわね、龍晴ちゃんがこういうふうに育ってるのはあなたが落ち着いているからよ」とほめられる。
Kさんからはいつも余裕を感じられるのよね、私、これまで何十、百、という単位でいろんなお母さんたち見てきたけれども、Kさんのことは安心してみてられるもの、と。
同じようなことを来訪した保健士さんにもいわれたばかりだ。
うーん、自分ではかなりてんぱっているのだが、まわりから見たらそうは見えないのだなあ。
Tさんからは、私には子どもをたくさん産んでほしい、あなたは昭和のお母さんみたいだから、といわれる。
まあ確かに産まれも育ちも昭和なんですけどね。
ここ数日、母乳が落ち着いたせいか
自分の精神状態もとてもよくなったように思う。
また私が落ち着いたことの理由として、いろいろな方がいってくれた言葉やアドバイスが大きい。
ベテランの方々から龍晴はいつもほめられる。
何をしたいかわかりやすいし、すぐに泣き止む。無駄泣きをしない。
確かに龍晴がなにをしてほしいと思っているかは、ずいぶん早い段階でとてもよくわかった。
おなかが空いた、おむつを変えて、抱っこして、そういう要求によって
泣き方が全然違うのだ。
育てやすいわね、といわれて、本当ですね、といつもこたえられることのありがたさ。
右も左もわからない新米母としては非常に助かっている。
龍、ありがとう。
夫、歯科医院へ。
あと1回で終了とのこと。
痛みもだいぶひいてきたそうだ。よかった。
今日の授乳12回、うんち4回、おしっこ12回。
6/15(水)
長野から母が上京。
龍晴を見に来てくれる。
父も来られる来月の週末にやってくるといっていたのだが、
やはり待ちきれずに平日にひとりで上京してきたのである。
なにかお土産に欲しいものはある?と聞かれ、
菓子より惣菜!とこたえると、
山のように惣菜を買ってきてくれた。ありがたい。
以前は「料理はてづくり」と思っていた私であるが、
出産後は「惣菜活用」におおきく変化した。
出産前にはほかにもいろいろな掟、というかこだわり、を持っていたのだが、
それらを捨てていくととても生きやすいということにも気がついたこの頃である。
(もちろん捨てていないこだわり、や掟、もあるのだけれども)
さてそんなわけで惣菜と、長野から龍晴のためにといろいろと買ってきてくれた母、
いえに入るなり龍晴が寝ているベビーベッドに突進し、
かわいい~りゅうせいちゃん~とおおはしゃぎ。
やっと寝たばかりなのに「起こしちゃえ!」などといって実際に抱き上げようとしたので辟易とする。
お願いだから起こさないで・・・と懇願し、なんとか辞めてもらい、しばらく話をする。
そのうち目覚めた龍晴を沐浴させたり、授乳をしたりするたびに
母は私と龍晴のふたりの写真を撮影してくれて、ありがたく思う。
ふたりでいる写真が全然ないので(夫は頼まないと気づかないのだ)、とてもうれしい。
最近ふと思うのが、この息子のいとしいかおを、姿を、私はきちんと憶えていられるのかな?ということだ。
そのうち日常にまぎれてしまい、かわいかった、という記憶だけになってしまわないだろうかと。
前は物事に対してそういうふうに思ったことはないのだけれども、子どもに対してはひとつひとつをきちんと憶えておきたいと、強くそう思う。そのために写真なり動画なりをとっておきたいと。
毎日やれることが増えていき、
毎日おおきくなっていく龍晴。
目が離せないといつも思う。
授乳をしているうちに龍がひざのうえで眠ってしまったのを見た母が、
たまにはそうしてそのままにしてあげているの?そうしてあげなさい、という。
そのことばにはっとする。
やらなければいけないこと・・・家事や用事や・・・ばかりがあたまにあって、
眠った龍晴をいかにすばやくベッドに移動させるか、ということばかりがあたまにあったのだけれども、
この無防備に眠る龍晴をたまにはずうっとそのままに、抱きしめていて上げること。
まだ記憶には残らないだろうけれども、あまやかななにかとしてからだに刻んであげること。
それはとてもたいせつなことのように思う。
そうして、そうやって育てた、というふうに私が実感することも。
いつもは難しくても、日に何度かは、長い時間、このままでいさせてあげようと決める。
母は夜近くまでいて長野へ帰宅。
明日から社員旅行で従業員さんたちと韓国にいくそうだ。
夫、母の来訪の旨を伝えると、しまった!今日やったんや、忘れてた!!!という。
今日の授乳11回、うんち5回、おしっこ13回。
6/16(木)
助産院へ。
k先生に、前回と全然表情が違うよ、うまくいってるでしょうといわれる。
確かにそのとおり。
いきなり泣いてしまった前回とはこころのゆとりが違うように思う。
だいたい授乳が17回から12回に経るということは、
1回あたりの授乳20分前後(長いときは30~40分くらいのことも)+おむつ変え10分前後+うんちの場合はお尻を洗ってスキンケア10分前後、とかかるので、いちにち5時間程度の余剰時間が生まれるということなのだ。
プラス、龍晴の欲求にきちんとこたえられているという自信も精神状態におおきく影響をしているように思う。
その話をすると、良かったじゃない!とK先生。
本当ですよね、ありがとうございます。
マッサージをしばらく受けて帰宅。
途中、妊娠中にときどき行っていたサンドウイッチ屋さん、ケーマンチーズの前を通ると、店主とお母さんがいらして、
あれ?産まれた?おめでとうございます!といってくれた。
しばらく立ち話をし、また来ます!と手を振ってわかれる。
こういう関係のお店があることをうれしく思う。
夜、右胸にしこりと広い範囲がカチカチに固まり、熱を持っていることに気づいて
おおいに慌てる。
すわ乳腺炎の初期段階では!?
焦って夫に相談すると、いろいろと調べてくれて、夫の指示どおりに搾乳したり(お風呂で1時間もかかった。しかも乳シャワー状態である)、龍晴に違う体勢でのみとってもらったりをすると、嘘みたいにしこりとカチカチが消えた。
こころからほうっとする。
夫に、本当に助かったわ、ありがとう、Tと龍晴のおかげで大事に至らずにすんだよ、と伝えると、
家族の連携プレーや!と笑っていた。
K先生さんから、Kさんは母乳がたくさん出るから、これからは詰まりに注意してね、と今日いわれたのだが、まさか今日の今日で詰まるとは・・・。
本当にこれからは気をつけよう。
夫の仕事はとても順調のようである。
ときどき報告をしてくれて、話をきくたびにうれしく思う。
いまの事業の種はちょうど1年前のいまごろに植えていて、それを夫は畑を耕したり肥料を与えたりして育ててきた。
それがいま、おおきな実をつけようとしている、というところ。
夫の頑張りでここまでこれたことを誇りに思う。
これからもうまくいきますように。
今日の授乳13回、うんち5回、おしっこ12回。
6/17(金)
一日雨のため、散歩は中止。
龍晴の黄疸がなかなかよくならない。
日光不足だろうか。
雨がつづいていては日光に吸収してもらうのも難しい。
どうも母乳にばかり頭がいっていて、ほかの龍晴のことに気が回っていない気がする。
気をつけたい。
龍晴ができるようになったこと。
ベッドメリーに反応する。
しばらく前からだけれども、私や夫の服やひもをぎゅっとつかむ。
手や足のちからが強くなった。
先日、O教授のブログに「いっぱいいっぱいの私」が登場していて、
そうならないための解決策のひとつとして、社会学的アドバイス・・・ふとんの並びを、夫→私→息子ではなく、夫→息子→私、にしてはどうかというふうに書かれていた。
どのような並びで寝るのかというのは、夫婦の協力や、あるいは妻側の子育てへの気持ちの持ち方(子育ては夫婦なのか、妻に所属するのか)ということを意味する、というようなことが書かれていて、実際、思い当たることばかりである。
本当は私も川の字で寝たいのだが夜泣きを心底恐れている夫のこと、
きっと真ん中に子どもを置いて泣かれたら、どこかで引いてしまうのではないか、と私は思い、
それで最初から川の字はやめたのである。
なにしろ夫の姪が毎晩毎晩夜泣きをしていて、大学生だった夫は相当辟易としていたため、夫は小さい子がいる家族にあうと必ず「夜泣きしませんか」と聞いていたくらいなのだ。
夫に「子育てってメンドウだな」と思われないために、少しずつ少しずつ、子どもと夫をならしていこうと思った苦肉の策が、最初は寝室は別室→慣れたら同室、で、いまはやっと同室まできたところ。
今回、先生の指摘もあり、それとなく「ところで龍をまんなかにしたらどうかな?」といったら、
いまのままでええんちゃう?とあっさりとかえされてしまった。そうですかそうですか。
まあもう少し龍が大きくなったらね。
それでもいまの夫にとっては過分なくらいに
子育てに参加しているなあと私は夫を見ている。
ずいぶんと頑張ってくれているし、子どもをかわいいと思っている様子。
少しずつ、少しずつ、夫も変わっているのだ。
今日の授乳12回、うんち4回、おしっこ11回。
6/18(土)
今日もいまいち天気が悪い。
黄疸のために日光浴をさせたいのだが。
夫が頭痛と背中痛がひどい私に、龍を見ているからマッサージに行ってくれば?といってくれた。
おかげで近所のマッサージに行き、からだをほぐすことができた。
いつもみていてくれたUさんにほぐしてもらい、夫がこれこれこういってくれた、というと、
いいダンナさんだねえ、とほめられる。うれしい。
帰宅後、昼、はじめて夫と3人で外出。
今度は夫がマッサージを受け、私と龍は待合室で待ち、それから少しぶらぶらとして夫は事務所へ。
私と龍晴は帰宅。
夫と出かけられるのはなによりの気分転換になった。
龍晴、はじめてにっこりと笑う。
反射の笑顔とは全然違う。
とてもかわいらしくて、すごくうれしい気持ちになった。
夫に報告。
今日の授乳12回、うんち3回、おしっこ9回。
6/19(日)
初めて3人で食事に出かける。
人混みにさらされないよう、龍晴はスリングのなか。
久しぶりの外食はとても楽しかった。
龍は夕方まで良く眠る。
夫にも笑いかけた龍晴、夫はかわいらしいと喜んでいた。
うれしい気持ち。
夫がマッサージグッズを数点、アマゾンで買ってくれた。
ありがとう。
今日も日光浴ができない。
今日の授乳13回、うんち6回、おしっこ12回。
病院探しは子育て中のひとたちにとってはずせない、重要なテーマだ。
近所のかかりつけ医、高熱や緊急時に行きたい大き目の病院、救急外来。
とくに小児科、皮膚科、眼科あたりは早めに見つけておきたいと私も思っていて、
とりわけ小児科は子どもが産まれる前からリサーチをはじめていた。
近所にある小児科はくまなく外から偵察し(あまりにも混んでいるのもなんだけれども、
がらがらだとやはり絶対に連れて行きたくないと思う)、
大きな病院は出産した警察病院でいいよね、と夫とも決めていたのだが
もっとも困ったのは「近所のかかりつけ医」探し。
混んでいる警察病院ではなく、もうすこし気軽なところ、がいいのだけれども
「病院リスト」はあれど、どこがいい、というおすすめ情報はほとんどない。
区役所の育児相談コーナー、区役所の地域センターの子育て課、インターネットのクチコミサイト、
中野であたらしくできた友だち、などなどから。
しかし区関係のかたがたは当然だけれども「おすすめ」はなかなか教えてくれない。
それでも無理やり聞き出したりしていて、
そのなかで保健士さんから無理やりのように聞き出した新井薬師にあるMという小児科に、
今日は行ってみることにした。
行ってみることにした、というのは、
別に発熱したからとかいうわけではなく、
そういう事態になってから小児科を決めるのではなく、
早い段階で偵察がてら接近しようと考え、息子のかおにできている乳児性湿疹の診察を受けるという名目で行ってみたのである。
さてM小児科。
ぶらりと出かける新井薬師のお寺のすぐ近くにあるわりに、これまで存在を知らなかったのだが、
保健士さんが「おばあちゃん先生がやっているけれども評判がいいですよ」とおっしゃっていたのがとてもよくわかる医院だった。
親切でさっぱりしていて経験豊富な高齢の先生と、娘さんだろうか?先生を補助する私と同年代くらいの女性(この女性もすごく知識が豊富でてきぱきとした方)、またお二人とも子どもをとても好きで愛情をもって子どもと接しているのがわかったのもよかったし、ほかに受付のスタッフの女性もにこにこととても感じがよかった。受付の方々が変にこなれて・・・というか機械的でないところも好感。
診察も丁寧かつ的確で、高齢の先生ならもしかしたら指導内容もちょっと古いのかなあ・・・なんて心配していたのがはずかしくなるくらい、先進的な指導をしてくださった。
また処方してくださった薬も、私の嗜好と合っている。
「かかりつけ、見っけ(ハート)」な気分である。
湿疹以外に気になっていた、夜のうなりやそのほかの相談にも丁寧に答えていただき、
非常に満足する。
処方された薬を取りに教えていただいた薬局に行くと、
こちらのスタッフさんもみんな親切で子どもが好きな方々で、
また医師のいうなり、ではなく、スタッフの方々の意見をきちんといいながら薬を出してくれたのもよかった。
予防接種や相談ごと、軽い病気などはこの病院と薬局にしようと思う。
満足。
病院で龍晴はとてもおとなしくいいこにしていたため、先生やスタッフの方々みんなにほめられていた。
親、ご満悦である。
夜のうなりはやはり排気ができていないことによってガスがたまっているそうで、
ただしげっぷが苦手(背中をなでてもさすっても何十分かけてもげっぷが出ず、かと思えばふとしたときにげふーとやっている)な息子に対して、無理にげっぷをさせろとも言われず、
腸マッサージの方法(きちんと私の手をとって、押す強さまで教えてくれた)を教えてくださった。
おならがきちんと出るようになればうなりもよくなります、とのこと。
最近、おならをぶうぶうできるようになった龍晴、そのうちうなりもなくなってくるかも。
夫に小児科医について報告。
よかったやん!と喜びのメールが返ってきた。
龍晴、今日はすごくよく寝てくれた。
母乳の分泌が増えているのだろうか。
今日のように散歩(徒歩往復20分の小児科へは歩いていった)をするのもよいことのように思う。
1ヶ月経ったわけなので、近所への散歩を開始しよう。
夫、歯が激烈に痛い、いい歯科医院なかったっけ?といって夕方に電話をしてきた。
私が以前通っていた(そうして夫も一度行ったことがある)南口の医院の連絡先を伝える。
夫、歯科医院に当日診察してもらえたとのことで
21時頃に帰宅。
とても痛そうでかわいそうになる。
今日の授乳12回、うんち6回、おしっこ13回。
6/14(火)
授乳回数が減っている。
龍の成長と私のホルモンバランスが整ってきたのだろうか。
家事支援にきてもらっているTさんが今日、2週間ぶりに来てくれて、
2週間見ないあいだに龍がとても大きくなっている!と目をまるくしている。
Tさんに「Kさんはいつもとても穏やかに落ち着いて子育てしてるわね、龍晴ちゃんがこういうふうに育ってるのはあなたが落ち着いているからよ」とほめられる。
Kさんからはいつも余裕を感じられるのよね、私、これまで何十、百、という単位でいろんなお母さんたち見てきたけれども、Kさんのことは安心してみてられるもの、と。
同じようなことを来訪した保健士さんにもいわれたばかりだ。
うーん、自分ではかなりてんぱっているのだが、まわりから見たらそうは見えないのだなあ。
Tさんからは、私には子どもをたくさん産んでほしい、あなたは昭和のお母さんみたいだから、といわれる。
まあ確かに産まれも育ちも昭和なんですけどね。
ここ数日、母乳が落ち着いたせいか
自分の精神状態もとてもよくなったように思う。
また私が落ち着いたことの理由として、いろいろな方がいってくれた言葉やアドバイスが大きい。
ベテランの方々から龍晴はいつもほめられる。
何をしたいかわかりやすいし、すぐに泣き止む。無駄泣きをしない。
確かに龍晴がなにをしてほしいと思っているかは、ずいぶん早い段階でとてもよくわかった。
おなかが空いた、おむつを変えて、抱っこして、そういう要求によって
泣き方が全然違うのだ。
育てやすいわね、といわれて、本当ですね、といつもこたえられることのありがたさ。
右も左もわからない新米母としては非常に助かっている。
龍、ありがとう。
夫、歯科医院へ。
あと1回で終了とのこと。
痛みもだいぶひいてきたそうだ。よかった。
今日の授乳12回、うんち4回、おしっこ12回。
6/15(水)
長野から母が上京。
龍晴を見に来てくれる。
父も来られる来月の週末にやってくるといっていたのだが、
やはり待ちきれずに平日にひとりで上京してきたのである。
なにかお土産に欲しいものはある?と聞かれ、
菓子より惣菜!とこたえると、
山のように惣菜を買ってきてくれた。ありがたい。
以前は「料理はてづくり」と思っていた私であるが、
出産後は「惣菜活用」におおきく変化した。
出産前にはほかにもいろいろな掟、というかこだわり、を持っていたのだが、
それらを捨てていくととても生きやすいということにも気がついたこの頃である。
(もちろん捨てていないこだわり、や掟、もあるのだけれども)
さてそんなわけで惣菜と、長野から龍晴のためにといろいろと買ってきてくれた母、
いえに入るなり龍晴が寝ているベビーベッドに突進し、
かわいい~りゅうせいちゃん~とおおはしゃぎ。
やっと寝たばかりなのに「起こしちゃえ!」などといって実際に抱き上げようとしたので辟易とする。
お願いだから起こさないで・・・と懇願し、なんとか辞めてもらい、しばらく話をする。
そのうち目覚めた龍晴を沐浴させたり、授乳をしたりするたびに
母は私と龍晴のふたりの写真を撮影してくれて、ありがたく思う。
ふたりでいる写真が全然ないので(夫は頼まないと気づかないのだ)、とてもうれしい。
最近ふと思うのが、この息子のいとしいかおを、姿を、私はきちんと憶えていられるのかな?ということだ。
そのうち日常にまぎれてしまい、かわいかった、という記憶だけになってしまわないだろうかと。
前は物事に対してそういうふうに思ったことはないのだけれども、子どもに対してはひとつひとつをきちんと憶えておきたいと、強くそう思う。そのために写真なり動画なりをとっておきたいと。
毎日やれることが増えていき、
毎日おおきくなっていく龍晴。
目が離せないといつも思う。
授乳をしているうちに龍がひざのうえで眠ってしまったのを見た母が、
たまにはそうしてそのままにしてあげているの?そうしてあげなさい、という。
そのことばにはっとする。
やらなければいけないこと・・・家事や用事や・・・ばかりがあたまにあって、
眠った龍晴をいかにすばやくベッドに移動させるか、ということばかりがあたまにあったのだけれども、
この無防備に眠る龍晴をたまにはずうっとそのままに、抱きしめていて上げること。
まだ記憶には残らないだろうけれども、あまやかななにかとしてからだに刻んであげること。
それはとてもたいせつなことのように思う。
そうして、そうやって育てた、というふうに私が実感することも。
いつもは難しくても、日に何度かは、長い時間、このままでいさせてあげようと決める。
母は夜近くまでいて長野へ帰宅。
明日から社員旅行で従業員さんたちと韓国にいくそうだ。
夫、母の来訪の旨を伝えると、しまった!今日やったんや、忘れてた!!!という。
今日の授乳11回、うんち5回、おしっこ13回。
6/16(木)
助産院へ。
k先生に、前回と全然表情が違うよ、うまくいってるでしょうといわれる。
確かにそのとおり。
いきなり泣いてしまった前回とはこころのゆとりが違うように思う。
だいたい授乳が17回から12回に経るということは、
1回あたりの授乳20分前後(長いときは30~40分くらいのことも)+おむつ変え10分前後+うんちの場合はお尻を洗ってスキンケア10分前後、とかかるので、いちにち5時間程度の余剰時間が生まれるということなのだ。
プラス、龍晴の欲求にきちんとこたえられているという自信も精神状態におおきく影響をしているように思う。
その話をすると、良かったじゃない!とK先生。
本当ですよね、ありがとうございます。
マッサージをしばらく受けて帰宅。
途中、妊娠中にときどき行っていたサンドウイッチ屋さん、ケーマンチーズの前を通ると、店主とお母さんがいらして、
あれ?産まれた?おめでとうございます!といってくれた。
しばらく立ち話をし、また来ます!と手を振ってわかれる。
こういう関係のお店があることをうれしく思う。
夜、右胸にしこりと広い範囲がカチカチに固まり、熱を持っていることに気づいて
おおいに慌てる。
すわ乳腺炎の初期段階では!?
焦って夫に相談すると、いろいろと調べてくれて、夫の指示どおりに搾乳したり(お風呂で1時間もかかった。しかも乳シャワー状態である)、龍晴に違う体勢でのみとってもらったりをすると、嘘みたいにしこりとカチカチが消えた。
こころからほうっとする。
夫に、本当に助かったわ、ありがとう、Tと龍晴のおかげで大事に至らずにすんだよ、と伝えると、
家族の連携プレーや!と笑っていた。
K先生さんから、Kさんは母乳がたくさん出るから、これからは詰まりに注意してね、と今日いわれたのだが、まさか今日の今日で詰まるとは・・・。
本当にこれからは気をつけよう。
夫の仕事はとても順調のようである。
ときどき報告をしてくれて、話をきくたびにうれしく思う。
いまの事業の種はちょうど1年前のいまごろに植えていて、それを夫は畑を耕したり肥料を与えたりして育ててきた。
それがいま、おおきな実をつけようとしている、というところ。
夫の頑張りでここまでこれたことを誇りに思う。
これからもうまくいきますように。
今日の授乳13回、うんち5回、おしっこ12回。
6/17(金)
一日雨のため、散歩は中止。
龍晴の黄疸がなかなかよくならない。
日光不足だろうか。
雨がつづいていては日光に吸収してもらうのも難しい。
どうも母乳にばかり頭がいっていて、ほかの龍晴のことに気が回っていない気がする。
気をつけたい。
龍晴ができるようになったこと。
ベッドメリーに反応する。
しばらく前からだけれども、私や夫の服やひもをぎゅっとつかむ。
手や足のちからが強くなった。
先日、O教授のブログに「いっぱいいっぱいの私」が登場していて、
そうならないための解決策のひとつとして、社会学的アドバイス・・・ふとんの並びを、夫→私→息子ではなく、夫→息子→私、にしてはどうかというふうに書かれていた。
どのような並びで寝るのかというのは、夫婦の協力や、あるいは妻側の子育てへの気持ちの持ち方(子育ては夫婦なのか、妻に所属するのか)ということを意味する、というようなことが書かれていて、実際、思い当たることばかりである。
本当は私も川の字で寝たいのだが夜泣きを心底恐れている夫のこと、
きっと真ん中に子どもを置いて泣かれたら、どこかで引いてしまうのではないか、と私は思い、
それで最初から川の字はやめたのである。
なにしろ夫の姪が毎晩毎晩夜泣きをしていて、大学生だった夫は相当辟易としていたため、夫は小さい子がいる家族にあうと必ず「夜泣きしませんか」と聞いていたくらいなのだ。
夫に「子育てってメンドウだな」と思われないために、少しずつ少しずつ、子どもと夫をならしていこうと思った苦肉の策が、最初は寝室は別室→慣れたら同室、で、いまはやっと同室まできたところ。
今回、先生の指摘もあり、それとなく「ところで龍をまんなかにしたらどうかな?」といったら、
いまのままでええんちゃう?とあっさりとかえされてしまった。そうですかそうですか。
まあもう少し龍が大きくなったらね。
それでもいまの夫にとっては過分なくらいに
子育てに参加しているなあと私は夫を見ている。
ずいぶんと頑張ってくれているし、子どもをかわいいと思っている様子。
少しずつ、少しずつ、夫も変わっているのだ。
今日の授乳12回、うんち4回、おしっこ11回。
6/18(土)
今日もいまいち天気が悪い。
黄疸のために日光浴をさせたいのだが。
夫が頭痛と背中痛がひどい私に、龍を見ているからマッサージに行ってくれば?といってくれた。
おかげで近所のマッサージに行き、からだをほぐすことができた。
いつもみていてくれたUさんにほぐしてもらい、夫がこれこれこういってくれた、というと、
いいダンナさんだねえ、とほめられる。うれしい。
帰宅後、昼、はじめて夫と3人で外出。
今度は夫がマッサージを受け、私と龍は待合室で待ち、それから少しぶらぶらとして夫は事務所へ。
私と龍晴は帰宅。
夫と出かけられるのはなによりの気分転換になった。
龍晴、はじめてにっこりと笑う。
反射の笑顔とは全然違う。
とてもかわいらしくて、すごくうれしい気持ちになった。
夫に報告。
今日の授乳12回、うんち3回、おしっこ9回。
6/19(日)
初めて3人で食事に出かける。
人混みにさらされないよう、龍晴はスリングのなか。
久しぶりの外食はとても楽しかった。
龍は夕方まで良く眠る。
夫にも笑いかけた龍晴、夫はかわいらしいと喜んでいた。
うれしい気持ち。
夫がマッサージグッズを数点、アマゾンで買ってくれた。
ありがとう。
今日も日光浴ができない。
今日の授乳13回、うんち6回、おしっこ12回。