5/7(土)
もうすぐ産まれる、と思うと、
うれしい気持ちとまだ足りていないのではないか?という少しの焦りがやってくる。
思えば子どもの頃、遠足の「もちもの」が発表されるやいなや、その日のうちにすぐに準備をしてしまい、
でも前日の夜や当日の朝まで、なにか足りていないのではないか?とドキドキしていた、
そういう子ども時代からこの性格は変わっていないということだ。

昼は「パスタキッチン」へ。
食後、そろそろですか?とオーナーに聞かれ、予定日より早くて、来週か再来週みたい、と夫が答えると、みんなで見送りをしてくれた。
また産まれたらきてくださいね!といって。

「パスタキッチン」にて、とても楽しいことがあった。
楽しくて頼もしいこと。
夫にまた惚れ直してしまった。
それにしてもなんて頼もしい夫、そして父になったことだろう。(いや厳密には父になるのはこれからだけど)。

夕方、夫はフットサルへ。
いつもなら駅まで、とか高円寺まで、とか途中まで見送りがてら出かけるのだが
どうにも疲れてしまい、いえから見送る。
ここ数日、ものすごく疲れる。
夜、夫は早めに帰宅。

間に合わないかもしれないと思っていた臍帯血バンクへの登録、
なんとか間に合いそうでほうっとする。

ちびちびは元気にうごうごしている。



5/8(日)
朝から事務所で夫の仕事を手伝おうと張り切っていたのだが
肝心の夫が今日は事務所へは行かなくて良さそう、ということに。

昼は駅前のお鮨屋さんへ。
ひとりでときどき行っているお店で、夫と一緒なのは2回目。
昨日の「パスタキッチン」に続き、こちらでも顔なじみの店主から
「そろそろですよね?」と聞かれる。
予定日より早まって・・・の話をすると、無事に産んでくださいね、といって
大トロ(この鮨屋ではいっとう高いネタ)を夫と私ぶん、サービスしてくださった。
おおお!ありがたくいただく。
もう一度くらい産む前に来られたらいいんだけど・・・というと、
そんなの全然!と店主がにこやかにいって、頑張ってね!と手を振ってお見送りしてくださった。
その場にいたお客さんたちからも激励を受ける。

昼過ぎ、新宿のKAMOに行き、フットサル用のシューズを購入。
今日はとても暑い。
途中で喉が渇いたりなんだりして、飲み物やアイスクリームを食べる。
解禁だからってこんなに食べていていいのだろうか?のていたらくぶり。

ヴィタメールでケーキを買う。
出産前に是が非でも食べたい生クリームたっぷりの苺のショートケーキ。
夫は迷った結果、マンゴーのケーキにしていた。
苺のショートケーキはあちことでいろいろと食べてきたけれども、気軽に手に入るケーキショップのなかではヴィタメールのものがいっとう口にあう。
夫はデパートの地下に入るなり、すたすたとヴィタメールの売り場に歩いて行って
私をびっくりさせる。
まさか私が好きなお店の売り場まで憶えていようとは。

電車で帰宅途中、破水疑惑。
慌てて自宅に戻る。
が、どうにも判断がつかない。
なんか違う気がするなあ~と夫にいうと、念のため病院に電話をしたほうがいいといわれる。
まあそうだよね。
すぐに病院に来て下さいということになる気もしてしまうので、
急いで片づけなどを済ませてから病院に電話をすると、破水の見分け方を丁寧に教えていただいた。
曰く、よくいわれるのは、自分で止められる(た)かどうかと匂い(破水は生臭いという)だが(この2つは知っていた)、判別がつきにくいのは「自分で止められたかどうか」ということ。
子宮のなかで赤ちゃんが蓋をしてしまうと、破水が止まってしまうため、判断がつきにくくなる要因なのだそうだ。
ついては、横になってごろごろとからだを動かし、赤ちゃんの位置を変える。
その結果、少しでも水っぽいものが出れば破水の疑いが高いため、すぐに病院に行く必要があるのだそうだ。
なるほど!
早速試してみると、もう水っぽいものは出ない。
よかった。破水ではないらしい。
病院に行かなくて済んだのだけれども、電話で話した助産師さんからも、おそらく近日中に産まれると思うから、入院の準備はしっかりしておいてくださいね、といわれる。

確かにここ数日でからだはだいぶ変化してきている。
おなかの張りもすごければ陣痛の頻度が高くなってきているし、やたらと疲れるし眠いし、ちびちびの動きは少なくなっているし。
ちびちび、もう少しだね。

母の日のプレゼントが届いたと、京都と長野それぞれから電話。
両方とそれぞれ話をする。

O教授のブログを読んでいたら、金曜日に私がゴトーでチーズケーキを食べていた時間、
先生もすぐ近くにいたらしいことがわかった。
チーズケーキを食べる前と食べているあいだと食べ終わってから、
それぞれ数回、いま研究室に行ったら先生はいるかな?でも手土産ないしな、それに私がぶらりと研究室を訪れた過去10回くらいのうち、先生がいたことは1度もなかったし(アポイントなしでいきなり行っていたので、授業中だったり公休だったりした)、だから今回もいない可能性が高いし・・・などと逡巡していたのだが。
そうかそれならばやはり行ってみればよかったなと思いつつ、やはり行っていたら先生は外出していたわけで会えずじまいだったんだな、とも思う。

O教授のブログにはごく稀に私が登場し、そこで教授の気持ちを知ったりすることがあるのだが、
これは少し不思議な体験だ。
なんというか・・・たとえば新聞の書評欄に知っている小説家の新刊が紹介されていたので書評を読んでみると、そこに自分の名前が書かれていた(どうやら小説家の小説に自分がすこし登場するらしい)、みたいな感じ。

来週は前半にいくつか用事がある。
ちびちび、来週の金曜日あたりに産まれないかな?
と夫にいったら、そこまで確定させるのは無理やろう~とのこと。
さてどうでしょう。