1/31(月)
今週は病院通い週。
皮膚科に産婦人科での妊婦健診に歯科にともりだくさんだ。
とはいえ今日はなにも予定がない日。
朝ヨガを30分。
私が持っているマタニティヨガのDVDは、呼吸法を中心とした30分コースと、筋力をつけるための60分コースと、30分+60分の90分コースにわかれている。
今週の妊婦健診の結果次第で、90分コースに切り替えたいものだ。
なんとなく思いついて高田馬場のティーヌンへ。
先日、早稲田から馬場経由で自宅まで歩いて戻っている途中にティーヌンの前をとおり、
そういえばここへは来たことが一度もないなと気がついた。
ティーヌンは私が学生のころには確か大学のもっと近くにあって、そうしてみんながこぞって食べにいっていた、という記憶がある。
いまは都内のあちことに支店がある大きなレストランになった。
みんななにを食べにいっていたのだろう?
このお店が発祥というトムヤムラーメンだろうか。それともグリーンカレーあたりだろうか。
そんなことを思いながらドアを開け、定番というトムヤムラーメンの米麺バージョンなるものを注文してみた。
ああしかし!出てきた料理の辛いこと辛いこと。
ふだんの私は辛いものは相当平気なほうなのだが、やや弱り気味の胃、さらに妊娠中。
食べている途中から背中が痛い。
私は胃が刺激されると背中が痛くなるのである。
そんなこんなで辛さが気になりつつ、食べすぎないようにいただいたが、全体的に満足した。
とにもかくにもティーヌン、で食事をした、ということにも。
食後、ツバメカフェでお茶。
しばらく本を読んでから歩いて帰宅することに。
高田馬場から早稲田通りを歩いて帰宅すると、夫の会社が入っているビルの前を必ず通る。
頑張ってるかな~と、道路の反対側にあるビルを見ると、なんと夫が道を歩いているではないか!
うれしくなって、「○○~」と大きな声で名前を呼ぶと、ん?という感じで夫が道路の反対側で手をふっている私を発見して大きく手を振った。
このまま帰るのもつまらなくなって、夫の会社に寄ることにし、少し書類の整理などをする。
いつもいるひとが今日は休みだそうなので、夫と少し話もできた。満足だ。
毎日同じいえにいるというのに、こうしてまた会うとどうしてこんなにうれしいんだろう。
夫ってすごい。
2/1(火)
朝ヨガ、30分。
皮膚科へ。
症状はかなり改善してきたようでほうっとする。
薬もさらに一段階弱まった。
日中、長野の母から電話。
今秋に結婚する弟が、奥さんになるひとと週末に挨拶に訪れたわけなのだが、
その際のこと・・・というか、要約するとその奥さんになるひとをいかに気に入らないかという内容でげんなりする。
それも半分以上は、いやもしかしたらほとんどが妄想で、あれこれ想像してはそれに対して腹を立てている、という状況である。
そのことに対して意見を言おうものなら「黙って聞け」と罵られる私。ああ本当にげんなりだ。
私の母に会ったひとはたいてい優しそうだのおもしろいひとだのかわいらしいだのというが、そうしてそういう一面も確かにあるのだが、やはり娘に対してはこういうところのほうが多い。やれやれ。
結局1時間以上も電話につきあい、消耗しまくる。
夕方、気分転換をかねて哲学堂まで散歩。
夜、帰ってきた夫に、母の電話のことを話したらすっきりした。
夫も私の母の本当の性格をだんだんとわかってきてくれて、“ちょっと変わってるしなあ”といつもいう。
夫に、それは私の妄想だろうといわれたらどうしようもないところなので、夫がわかってくれていることがとてもありがたい。
夫は、弟の奥さんとナオが仲良くなって、ちゃんと守ってあげなあかんなあ、といってくれた。わかってる!
すいかちゃん改めちびちびちゃん、よく動く。
2/2(水)
妊婦健診で、ちびちびが男の子だとわかった。
男の子!男の子かあ~!
男女どちらでもいいし、どちらでもうれしいと思っていたのだけれども、
まわりのひとたちがみんな男だと思う、といっていたし、実際ものすごい暴れん坊っぷりから男かな~と私も思っていたので、やっぱり!という気持ちと、性別がわかったことでより実感がわいてうれしさがこみあげ、胸がいっぱいになった。
夫に早速、電話をする。
男の子だったよ!というと、世継ぎや~といって喜んでいた。
夫も男女どちらでもうれしいといっていたが、男の子のほうが自分に近いぶん、よりリアルに感じているように思う。
桂にも電話をすると、どちらでも嬉しいんよ、と何回もいいつつ、とても喜んでくれた。
姉からはやっぱりね!というメールが届く。
どちらでもうれしいものだけど、男の子やと父親の背筋が張るよね、というふうに書いてあって、確かにその通りだったなと思う。
電話の向こうで「背筋が張った」夫が見えるようだったから。
夜、帰宅した夫はにこにこ顔。
性別がわかるとやっぱよりリアルになるな~といっている。
T(夫の名前)ジュニアだね、というと、ジュニアや~と夫。
5月まであと3カ月やし、もうあっという間やな、と感慨深そうに夫がいう。
夫は、性別がわかったことだけでなく、このタイミングで心配だった逆子と、さらに下がり気味だった胎盤があがっていたことをとても喜んでくれて、ナオが努力していろいろ頑張っているおかげやな、といってくれる。
実際、逆子を治し、胎盤を上げるためにひそやかに、でもなかなか億劫なことを毎日していたので、それを見ていてくれたことをうれしく思う。
まあせっかく治った逆子はまだこの週数だと逆子に戻ることは多々あるわけなのだけれども。それでも。
最近、夜中に体調が悪くなる。
吐き気がひどいだけで実際に吐かない分だけたいしたことはないのだけれども、
なかなか眠りにつけない。
2/3(木)
夫の仕事は佳境。
今日は8時半にいえを出た。
早く起きて朝ごはんを一緒に食べられてよかった。
ここのところ帰宅も12時手前という日は少ない。がんばれ、夫。
朝ヨガ、30分。
終了後、散歩がてらお薬師さんへ。
今日は節分なのでおまいりに。
ちょうど節分会の獅子舞をしている時間帯で、100人くらいの見物客がいる。
父や母に手をひかれたり肩車をされた小さい子どもは、10人(人っていうのかな)の獅子の連舞を見て、たいていは号泣していた。
獅子舞を少し見て、おまいりをしてから帰宅。
途中、スーパーマーケットに寄り、豆まき用に豆も買った。
夕方、飯田橋の大学病院へ。
マタニティ外来なるものがあったため、いえの近所の歯科ではなくこちらにしたのである。
通された個室にはベビーベッドのようなものもあり、またさすがマタニティ外来だけあって妊婦ケアは至れり尽くせりである。
聞けば産後1年間はマタニティ外来で診てもらえるとのこと。
産後になにかあったらこちらに来ようと思う。
診察の結果、心配していた虫歯もなく、クリーニングだけで終わりにできるとのこと。
しばらく通うことになるだろうなと思っていたのがあてがはずれ、あと1回で終了だ。
ちびちびは診察中も大暴れしていた。
診察終了後、隣のビルのカフェでお茶をしてから帰宅。
ひとつ手前の駅で降りて、歩いて帰る。
夜、友だち(今月末が予定日と月齢も近く、しかも私と同じ初産)とメールをしていたら、
たまたま友だちも同じマタニティ歯科の、さらに同じ担当医だったことがわかった。
すごい偶然だ。
いえの主要な部屋について、豆まきをおこなう。
夫が少し早めに帰宅。
22時台にいえに到着したのは極めて珍しい。
うれしくてたくさん話をする。
早い時間のほうがちびちびがよく動くので夫も満足そうである。
2/4(金)
今日から24週。
なんと妊娠7カ月に突入である。感慨深い。
よくここまできたなあ!
あと3カ月、ちびちびがおなかにいる生活を楽しもう。
目覚めると、私の布団に昨日まいた豆が1粒落ちていた。
仕事部屋で仕事中の夫に、豆が落ちていたよ?と見せにいく。
朝ヨガ、30分。
昼に急遽、昨日メールしていた友だちと出産前にランチしよう!ということになった。
体調次第だね、といいつつお互いにいけそうな状態だったので出発。
早稲田のカフェゴトーに寄り、頼んでおいたケーキをピックアップする。
大学のサークルの後輩でもある彼女とは、カフェゴトーでの思い出ももちろんある。
高田馬場まで歩き、池袋に到着。
すると友だちから電話。
体調が急変したというのでびっくりとした。
友だちは病院へ行くことにし、駅まで見送る。
やはり臨月はなにが起こるかわからないものだ。
たぶんもう産まれてきてもだいじょうぶな頃だけれども、月末が予定日ではこころの準備も生活の準備もまだ完全ではないだろう。
どうか無事でありますようにと心から祈る。
ちびちびは友だちと数分立ち話をしていたときはおとなしくしていたが、
駅まで見送ったときから大暴れしていた。
ぼっこんぼっこん蹴りまくりの大暴れ。
きっと友だちの赤ちゃんと友だちを応援していたのだろう。
帰りはバスに乗る。
池袋からはあまりバスには乗らないのだが、乗り換えが少し億劫な気持ちになったのだ。
バスに乗れば1本で帰宅できる。
さすが日中だけあって、年配の方でとても混んでいたが、ぎりぎり空席があったので座ることができた。
病院にいっていた友だちからメール。
大丈夫そうだ。あああーよかった。
怖かっただろうな。
ゆっくり休んでほしいと思う。
ここのところ夫は私のおなかを、パイナップル島、と呼ぶ。
どういうわけかしばらく前からおへそがぽっこりと出てきていて、それが大海の島に生えているパイナップルの木(おそらくヤシの間違い)に似ているから、らしい。
パイナップル島や!といって笑っている夫を見ていると私まで笑ってしまう。
それにしてもこのおなか、どこまで出るんだろう?
今週読んだ本。
江國香織さんで、
「すいかの匂い」
「ぬるい眠り」
「流しのしたの骨」
「ウエハースの椅子」
「赤い長靴」
すべて再読。