6時に目が覚める。
朝から早速、吐き気。
しかし昨日までと明らかに違うのは、食欲が失せたということ。

たぶん、昨日までのつわりが、いわゆる「食べつわり」というものになるのだろう。

いまは食べ物のことを想像するだけで気持ちが悪い。

バナナブレッドをひとかけ、オレンジジュースを少々飲み、
リビングで休む。
ごはんを食べたくないのだと夫にいうと、
少しづつ食べられるビスケットや栄養が取れそうな飲み物を買ってみたらいいかもと夫。

暫くうとうとしていると、10時半過ぎに夫が出かけるという。

今日は聖路加へ手術の診断書を取りにいく日なので、
私も一緒にいえを出る。

癌の手術で、どれくらい癌部を切除したのかによって、妊娠しやすさが異なる。
そのため、手術をした聖路加に、当時の写真や所見などがあれば入手したいとお願いしておいたのだ。

いまは妊娠できたので、診断書は不要なのだが、
今後何かのためにも持っていたほうが良いだろう。

久しぶりの聖路加。
久しぶりの女性総合診療部。
ここは生殖医療科と産科の待合室をわけていないから、
今日もお腹が目立つ妊婦さんがたくさんいる。
赤ちゃんづれのお母さんもちらほら。
私が通っている代田橋の病院は、生殖と産科は別フロアだし、生殖医療科は子連れ不可。
やっぱりこういう気遣いは必要だろう。

私は文書を受け取るだけなのですぐに終わり、
会計を済ませ、隣のタワーのエクセルシオールへ。
サンドウィッチを無理矢理つまむ。

少し休んでから、帰宅の途につく。
中野でパン屋さんとスーパーマーケットに寄り、
ジムで休会手続きをし(しかし妊婦が理由と伝え、数ヶ月したらスイムをやりたいから復活したいと言うと、妊婦さんはお断りなんだと言われてしまった。あえなく退会手続きに…)
さて写真屋さんに寄って帰ろうと思ったあたりで、
自分がものすごく疲れていることに気がついた。

無理は禁物なので帰宅。
暫く休む。

夕方、少量の出血。
出血!?
いろいろ調べるに、心配はなさそうなものの、
病院に電話をすると心配ならいらして下さいという。
よくわからない、というのが正直なところなのだが、
何回か出血があるし、
やはり自分で判断するのは怖いので病院へ行くことに。
タクシーに乗ってから夫に電話。

私以上に焦る夫。
まあ出血の量を見ていないから当然だ。
夜の帰宅ラッシュで混み合うなか、なんとか病院につくと、
担当のK先生がいらして診察してくれた。

結果、なんともなく、赤ちゃんは元気。
モニターにうつる小さなかげは確かにぴくぴく動いていて心底ほうっとする。
良かった、さくらんぼちゃん。

先生からいろいろとアドバイスをいただき、終了。

夫に電話すると、0秒くらいで電話に出た。
きっとトイレにも行かず、あるいはトイレにも携帯を持ち込み、電話を待っていたに違いない。

大丈夫だったよと伝えるとほうっとした様子。
暫く話す。

妊婦であることに慣れてくれば、
これは大丈夫、というのが分かるだろうが、いまの私にはさっぱり分からない。
安心のためにも病院に行って良かったと思う。

とにもかくにも安静に、ということだそうなので、
暫くゆっくりしようと思う。


朝ごはん。
夫は豆腐と若芽の味噌汁、鶏の手羽あげ。
私はバナナブレッド。

昼ごはん。
サンドウィッチ。

晩ごはん。
ほうれん草と椎茸のソテー。