朝から病院へ。
内視鏡の検査をする。
嘔吐反射がとにかくきつい、普段からきつい、だから鎮静剤をよろしくお願いします、としつこく言っていたせいで、少し大目(この病院にしては、ということだけど)に鎮静剤を打ってもらい、おかげでセンセイがホースのようなものを手にするのを見る前に眠りにつき、
「○○さーん、そろそろ起きてくださ~い」という看護師さんの呼びかけにやっと目を覚ます。
30分近く寝ていたらしい。
検査結果は予想どおり、慢性的に「荒れている」だけで何事もなく、
したがってこれで今年の検査項目はほぼすべてパーフェクト。よかった。
まだ鎮静剤ですこしふらふらとするが、いえまで徒歩数分なので帰ることにし、
夫に「かえるよー」と電話する。
しかし思っていたよりかなりふらふらで、
いえに着くなり「ごめん、寝る」といって横になり、
鎮静剤が醒めるまでごろごろとする。
数時間後、やっと意識がはっきりしてきたので
検査結果を夫に報告。
ふたりとも今年の検査は何事もなく、よかったよかったと喜び合う。本当によかった。
命あっての物種。からだが健康でなくて、なにが幸福だろう?
それは私たちふたりの共通する考え方なのだ。
少し休んでからいえで昼ごはんを食べ、
夫は事務所へ、私はアレルギーの病院へ。
帰宅後、仕事。もりもり。
夕方、オモニから送られてきた豚足を煮込む。
茹でた豚足を塩やタレで、というのが夫の実家の食卓にときどきあがるメニューなのだが、
夫はそこまで好きではないし、私は豚足が苦手である。
しかし以前オモニに「豚足食べる?」と聞かれたときに、
「ハイ、(夫は)たまに食べます」と答えたら、
「ナオさん豚足も食べるんや~ホンマになんでも食べるなあ~」といたく感心され、
「い、いえ私はあまり・・・」という訂正の声はもはや耳に入らなかったらしく、
大きな豚さんの足が8本(本っていうのかなあ)も届いてしまったのだった。
どうする?と夫に聞くと、
甘辛く煮たら食べられるかも・・・というので、まとめて甘辛く煮てみることにした。
夜、夫から「パスタ食べへん?」という電話がきたので
南口の「パスタキッチン」へ。
相変わらずおいしい。いい店だ。
気がつけば来週から旅行。
楽しみだね、とふたりで毎日のように言い合っているが
準備はまったくしていない。
というか海外旅行は数年ぶりということもあり
海外って何を持っていけばよかったっけ?ということを忘れている。
これまで海外は仲のいい友だちと何回か、あとはほとんどが一人旅。
パスポートと財布だけあれば、あとはだいたい現地調達。
というのが私の旅の基本的な考え方であり、
夫は私に輪をかけて現地調達主義なのだが、それでもたとえば常備薬とか、あとポケットティッシュとかっているんだったっけ?いくつ持っていくんだっけ?とかそういうことを忘れていることに気がついた。ううむ。
一人旅だと「適当にすればいいや」といまでも思うのだが
夫と一緒だとやっぱり夫に不自由はさせたくないと思うせいかいろいろ考えてしまうものなのだ。
朝ごはん。
夫はしじみ汁、ナムルでビビムパ。
私はなし。
昼ごはん。
ざる蕎麦、ナムル。
蕎麦は薬師さんの商店街で買ってきた、蓬蕎麦。
晩ごはん。
「パスタキッチン」にて。
開高健の「輝ける闇」を読了、
「きけわだつみのこえ」を再読する。