晴れ。こんなふうに気持ちがよく晴れるのは
やはり嬉しいものだ。
朝、なにかの夢を見てうなされる。
うんうん自分でいっているのがわかりながら目がさめた。
ここのところほぼ毎日同じ症状。
いったい私はうなされるほどなにに悩んでいるのだろう?
明確な理由が2つ、うすぼんやりとした理由が1つ、こころあたる。
これだけ思い浮かべば毎日うなされるのも道理だろう。
たまたま電話がきた母に(母はこの悩みのうち1つをよく知っている)、
「これ以上悩んでいても仕方がない。相手はナオに対して恨んでなんかいない、負の感情なんか持っていないと思い込んで過ごせばいいんじゃない?」といわれる。
さすが母だ。イッツゴーインオン。
風が強くてベランダの物干しが倒れ、夫に救出してもらう。
昼過ぎに外出。
鮨を食べ、東高円寺の「イーリス」で珈琲を飲んでからフットサルの練習試合に行く夫を途中まで送る。
今日は東高円寺の体育館で試合なのだそうだ。
途中、元々住んでいた中野3丁目のほうを通る。懐かしい気持ち。
半年前まで住んでいた場所。
最寄り駅は同じでも、出口が違うだけで生活圏はごろりと変わる。
果物屋さんもお米屋さんもお豆腐屋さんも。
薬局も和菓子屋さんもクリーニング屋さんも。
引っ越してからぜんぶ変わった。
それぞれのお店でずいぶんとよくしてもらったことを懐かしく思い出す。
夫を見送ってから今度は順路を逆にたどり、中野方面へ。
引っ越す前によく行っていた東高円寺の魚屋さんで、鮭と鰤の切り身を買う。
「引っ越してからあまり来られないの。おじさんのところの鮭がいちばんおいしかったから今日は買いにきたの」というと「脂のノリが違うでしょ?」とおじさんはにこにこと笑いながら、合計1850円分を1500円におまけしてくれた。
前もたとえば浅蜊を買おうとすると「その浅蜊は古いからしじみにしなよ」などとこっそり教えてくれたりしたおじさんだ。
ありがたくおまけをしてもらい、中野に戻る。
また母から電話。
午前中の電話は、施設にいる祖母の容態がいいからゴールデンウィークにはやはり父とふたりでミャンマーに行ってくるという用件だった。
しかし午後の電話は一転。
やっぱり祖母の容態が悪くなってきそうだから、旅行はキャンセルしたとのこと。
半年ほど前もチベットだかモンゴルだかに行くのに同じようなことがあったし、
その前にも同じようなことがあった。
これで海外旅行の直前キャンセルは3度目のはずだ。私が知っている限り。
5月2日から1週間行く予定だったのを、いまキャンセルするとキャンセルフィーはどれくらいなのだろう?と一瞬頭をよぎるが、それで母の気が済むならそれでいい。
おそらく祖母の容態は熱が出る、という程度のもののはずだ。
でも母は「万が一」旅行中に祖母になにかあったら、そのときに自分がそばにいなかったら、
自分を一生赦せないと思ってしまうのだろう。
そうしてそういうとき「万が一」のときに、祖母のそばにいるのは、ほかのひと・・・たとえば私などでは、やはりだめなのだ。自分でなくては。
母のお腹にいるうちに父(私にとっては祖父)を亡くした母にとって「母親」とはそういう存在だ。
母の好きなようにさせてあげることが私にできることだ。
電話のあと、サンプラザの下のジムでプール。
ようやくあたたかくなってきたのできちんと通うことにしている。
みっちりと30分ほど泳ぐ(ただし平泳ぎ)。気持ちがいい。
今年の目標のひとつは「クロールをすいすい泳げるようになること」。
クロールは25メートルがやっとなので、ジムではいつも平泳ぎだ。
北京オリンピックの後のプールには、北島さんの影響か平泳ぎをしているひとがずいぶん多かったが、いまやまたクロール全盛だ。それはそうだろう。
かくいう私も、平泳ぎだと何メートル泳いでもちっとも体を駆使した感じがしないので、今年こそクロールを泳げるようになりたいと思っている。
今度ジムで泳ぎを教えてもらうことにしようっと。
夫と遅ればせながらゴールデンウィークの計画を立てる。
前半はほとんど東京にいるのだが、
夫はそのうち2回、フットサルの練習や大会が入っている。
それ以外の日程でトレッキングと買い物と映画に行くことにする。
後半は京都。楽しみだ。
朝ごはん。
夫は筋クッとビビムパ(毎日よく飽きないものだ。本当に飽きないのだそうだ)。
私はトースト。
昼ごはん。
お鮨を数皿。
晩ごはん。
トントロのサムギョップサル風、ひきわり納豆、しらすおろし。
トントロのサムギョップサル風とは、通常のサムギョップサルはばら肉なのだが、我が家では夫が好きなトントロを使用。あとはふつうのサムギョップサルと一緒で、スライスした大蒜を一緒に焼いて、キムチと白髪葱を一緒にサンチュでまるめて、塩を落とした胡麻油をすこしつけて食べる。