昨日。

昼過ぎにGさんからNさんの訃報が届く。

深夜にNさんが永眠されたこと。

通夜、葬儀の日程がわかったらまた連絡をするという伝言とともに。


信じられない。

信じられないけれどもこれが現実。


いくつか事務的なことをする。


喪服を持っていない夫と近くの店に喪服を買いに行く。

結婚したばかりのころ、これからそろえなくてはいけないもののひとつに

礼服があった。

夫はちいさなころに祖父母が亡くなってからご不幸がなかったそうで

葬儀に参列できるような服を持っていない。

そのうち揃えなくてはね、と言っていたのだが

まさかこんなことで揃えるなんて思ってもみなかった。


ひとつひとつ、かみしめながら服を買いに行く。


京都の姉(夫の姉)からメール。

甥っ子が無事に保育園の入園式を終えたとのこと。

張り切っているような顔つきのかわいらしい写真もついてきた。

このようにしてつらいこともあるが

それでも生命にみちあふれた子どもの笑顔は

どんなときいも力強く素晴らしいものだ。


夜、Gさんより連絡があり、

日曜日が通夜、月曜日が告別式とのこと。

ご実家のある大阪にて。


いろいろなことが信じられないなかではあるが

ものごとは進んでいく。

そのことと悼むことはまた別のことだ。

ご両親や弟さん、来年結婚することになっていた恋人をおもうと

いたたまれないが

いたたまれないからこそきちんと出席してこよう。


朝ごはん。

チーズトースト。


昼ごはん。

から揚げ、ナムル。

から揚げはいつものように手羽元を大量に揚げる。


晩ごはん。

から揚げののこり、ナムルののこり、キャベツと椎茸の味噌汁。


庄野潤三さんの「けい子ちゃんのゆかた」を読了する。

解説は庄野さんの長女が寄せていた。

日付を見ると庄野さんが亡くなる2ヶ月前のこと。

思いを馳せる。