やっと寒さが和らいできた。

桜もそろそろ見ごろ。

週末の花見が楽しみだ。


昨日はNさんの自宅に行くかもしれない、ということで待機していたので

夫も私も自宅で仕事をし、

夕方に新宿の家電量販店へ行く。

どれくらいの容量のデータを抜く必要があるかわらかなかったので

外付けハードか?とか大容量メモリスティックがあればいい?などと悩む。


検討後、思い出横丁の但馬屋珈琲店へ。

新宿西口に行ったときはたいていここに寄る。

外の喧騒から一線を画して今日も但馬屋は静かだ。

夫は葡萄液(という名前のぶどうジュース)、私はカプチーノをいただく。

但馬屋さんの嬉しいのはカップが素敵なこと。

今日はどのカップなのかな?と思いながら珈琲を待つのは楽しい時間。


Gさんから電話があり、NさんのパソコンをGさんの事務所に移送したとのこと。

GさんもNさんに仕事を発注していたので、そのほうがよいと判断したらしい。

夫と私がGさんの事務所でデータを抜くのは後日ということにする。


中野に戻って鮨を食べる。

本当はいえで食べようと思っていたのだが

夫がお腹が空いて耐えられへん!というのだ。気持ちはわからないでもないので、

いつも行くところではなく、商店街を入ってすぐの立ち喰い鮨なんとか、という店へ行く。

私たちの隣にはにこにこと感じがいいイタリア人のカップルがいて、ものすごいハイペースでがんがんに注文しがんがんに食べる。

さまざまなねたに果敢にチャレンジしていくのは見ていて好もしい。

大将がたどたどしい英語で会話を試みているのもほほえましい。


どこから来たの?

イタリアです。

仕事ですか?

いえ、旅行です。

そう、楽しんでくださいね。

ありがとう。


といった具合。


イタリア人カップルは鮨そのものはおいしい!といってしめさばも大トロも生ゲソもあぶりサーモンも、

とにかくあらゆるねたをたくさん食べていて、

食べられないねたがある私なぞよりよほど鮨を気に入ったようなのだが、

見ていると醤油をつけずにそのまま食べ、またガリは食べていない。

醤油をつけなくてもおいしいのかな。私は醤油がすごく好きなので、醤油なしだと鮨のおいしさも減ってしまう。

もちろん鮨屋さんやねたによって、これはちょっと粗塩をふってるからそのまま食べて、醤油つけないでね、なんていわれてそのまま食べる、そういうのは好きなんだけれども。


鮨屋でまわりのひとが食べるものを観察するのはなかなかにおもしろいものだ。

貝ばかり頼むひと、同じねたを繰り返すひと、たれをつけたものが好みっぽいひと。

いろいろだ。

これも鮨屋の楽しみのひとつ。

あちこちから注文が飛び交うカウンターで

大将が次々と鮨をにぎり、間違えずに頼んだひとの前においていく、

その手さばきと要領を見るのも楽しみのひとつ。


朝ごはん。

夫も私もトースト。


昼ごはん。

夫が買ってきたから揚げ。

スープとごはんだけ簡単につくる。


晩ごはん。

鮨。今日もまた納豆巻きで締める。


夏目漱石の「坊ちゃん」を再読。

中学校以来だろうか、いま読んだら読んだで新鮮。