放映も報道もほとんどないパラリンピックもしばらく前に終わり、
世界フィギュアも終わったのでこれで今年のウィンタースポーツはほぼ終了。
そうして私の大人の夏休み(季節は春ですが互換的に「大人」の「休み」には夏が合う)ももうすぐ終了(予定)。
昨日は日曜日らしく過ごす。
にちようび。
夫にも私にもいちにちの予定がなくて
本を読んだりお茶をしたり料理をしたり気が向いたら散歩をしたり
散歩のついでにご飯を食べたりまたお茶をしたりする。そんなような。
昼過ぎに出かけ、昼ごはんは鮨にする。
誕生日祝いでいただいた肉攻めの日々だったので鮨がからだにやさしく入ってくる。幸せだ。
ブロードウェイで唯一まともな喫茶店が満席だったため、薬師の商店街の喫茶店へ。
しばらく本を読む。
「週末は旦那さんと何してるの?」と聞かれ
「喫茶店で本を読んでます」というと、うそーとか、えーとかいわれることが多々ある。
ふたりで?それぞれに黙って本を読んでいるの?と。
はいそのとおりです。だってそれぞれが読みたい本を持ち込んでいるのに読まない手はないだろう。
夫は昨年くらいからやっと小説を読む悦びを知ってくれたのでとてもうれしく思う。
夫と小説の話ができるのはうれしい。
夫はそれまではビジネス書しか読んでいなかったし、だから彼の本棚は見事なくらいすべてビジネス書で埋め尽くされていた。
同じようなビジネス書をそんなに読んでどうするのだ?と正直思っていたのだが、夫は私のことを、小説をそんなに読んでどうするんだ?と思っていたかもしれない。
私が読んだビジネス書は過去に3冊くらいしかない。それもなにかの講座を受けるためとか、確定申告のためとか、どうしようもなくなって読んだだけだ。
きっと優れたビジネス書籍もたくさんあるのだとは思うがどうしても手も心も伸びなのだから仕方ないだろう。
喫茶店を出てからツタヤに寄り、DVDを借りて帰宅。
週半ばにお産を終えた従妹がようやく大部屋にうつったようでメールをくれた。
赤ちゃんはまだNICUだが母子共に健康だそうで、ほっとする。
名前は菜々子ちゃんにしたそうだ。
従妹が「菜」という字をどうしても入れたいと思っていて、旦那さまも賛成してくれて決めたと聞いている。
看護師さんが撮影したという、NICUのなかにいる写真も送られてきたので夫にも見せる。
甥っ子(夫の兄の子ども)が今年、保育園に入るので入園祝いの相談。
ほんとうは靴とかバッグなどをあげたいのだが
一緒に住んでいないこともあり如何せんサイズが分からない。
現金を包むのも芸がないので、図書カードとちょっとした文房具でもあげようかということにまとまる。
現金は芸がなくて図書カードならあるのか?と自分に軽く突っ込み。
書き忘れていたが、母と電話で「子ども」について話しをする。
ここのところ私が元気がない(と母はいう)のは、夫と私が子どものことでなにか揉めているからと
ものすごい邪推をしていたことが発覚したからだ。
元気がないのは本当だがそれは夫とのことはまったく関係ないし、
また元気がなくなるのは実は実家のことに起因しているため、母と話すとどうしてもそれが想起されるので元気がなくなるだけである、というのが事実なのだが。
また揉めるもなにも!子どものことは夫と私はきちんと話し合いをしている。
欲しいとか欲しくないとかそういうことだ。
母は「そうはいっても高齢出産は大変だから」といっているが
つまるところ「孫の顔が見たい」ということ、また「女性は子どもを産まないと一人前ではない」ということなのだ。
最後のひとつ以外は理解できることだ。
母親として娘のことを心配しているのも本当だけれども。
果たして人間も動物である以上は「子どもを産まないと・・・」というのはそのとおりなのだろうが、
母の場合は精神論として、なので、それはちょっと勘弁してほしいなあと正直なところ思う。
私は病気をしたこともあり子どもは産めない可能性がある。
夫(当時は恋人)もそれは承知していて、子どもができなくても二人で生きていこうといわれている。
だからもう子どもがどうとか私に言わないでほしい、と、母と話すたびに言外にも言内にもにじにじとにじませられるのが面倒で、そういったことがあるのだが(実際に私程度の病状では子どもが産めない、わけではないといわれている)、そういった当初は気を使ってくれていたのにいまはそのことも忘れてしまったらしい。あああ。
だいたい子どもが欲しくてもできない女性だってたくさんいるわけで、そのひとたちすらもひとからげに一人前ではないのか?
もちろんその前の結婚も含めて、社会的規範をひとつひとつ踏んでいかないと一人前ではないのか?ということになってしまう。そもそも一人前って?
30代後半の女子の悩みは深い。
朝ごはん。
夫は筋クッパと明太子。
私はドーナツとヨーグルト。
昼ごはん。
鮨。
どうしてか最後は納豆巻きでいつも締める私である。
晩ごはん。
秋刀魚の開き(干物)、鮭の塩焼き、明太子、大根おろし、ペチュキムチ、筋クッ。
よしもとばななさんの「大人のみずぼうそう」、
安野光雅さんの「片想い百人一首」を読了。
安野さんの本は、安野さんが百人一首のいわゆる本歌取ををしつつ、それにまつわる話をエッセイとして書いているというもの。
片想い、と題しているのは本歌取はいつも一方通行の「片想い」だからだそうだ。
なかなかおもしろい本だったが気が向いたときに開くスタイルで読んでいるうちにずいぶんと時間が経ってしまった。