昨日は夫の友だち、私の友だちが集まってホームパーティ。
日中、夫は京都と大阪からくる友だちを迎えに行きがてら、
上野を案内してくるといって出かけていき
(夫は上野がとても好きなのでこういうようなときは必ず上野に行く)
私のほうは「ロースターで豪華な食材を焼いて食べる」のがメインのパーティとはいえ
野菜やちょっとしたおつまみなどはつくっておいたほうがいいかな?とも思い
昼過ぎから仕込みをしたり買出しをしたりする。
のんびり仕度をしていたらあっというまに時間が過ぎてしまい
中野駅へ向かう。
途中、参加者Sくん(夫の会社にインターンシップに来ていた子)と合流。
駅で私の友だち、AちゃとOと合流。
数分後に夫とその友人、イナちゃんとキュウちゃんがやってきて
メンバーが揃う。
と思ったら、なんとSくん、実はただいま仕事中で、ちょっと抜けてきただけなのでこれで失礼しますとのこと。
Sくんは夫の会社にインターンで来ていた10数人の学生のうち
もっとも優秀であり、かつ人柄も素晴らしい男の子だった。
どんなに大変なときも嫌な顔も見せずにこにこと誰よりも早くたくさんの仕事をこなし
ときにリーダーシップを発揮し、ときに豊富なサービス精神を見せ、
夫からももっとも信頼を得ていた。もちろん私からも。
当時は理系の大学の大学院にいたのだが、理系就職をする(研究室の紹介でそのまま理系のメーカーに就職する)ことをよしとせず、文系就職を選び、いまは1年目ながら3年目くらいの仕事を任されてばりばりと働いているのである。
親の顔が見たい(もちろんいい意味で)・・・と常々思っていたのだが、
実はその親御さんからの結婚祝いを持ってきました、とのことで非常に恐縮。
だって親御さんとは一度も会ったことがないのに。さすがだなあ。
この子にしてこの親あり(逆?)である。
ありがたくおしいただき、またSくんの福岡出張土産の明太子もおしいただき、
仕事に向かうSくんをみんなで見送り、中野ブロードウエイの地下へ買いだしに。
魚屋さんとお肉屋さんで惜しげもなく高級食材を買って帰宅。
友だちにも手伝ってもらって食材を洗ったりさばいたり焼いたりしつつ
先日、Uさんに結婚祝いでもらったスパークリングワイン(青い色をしている)で乾杯をし、
焼きに焼き、食べに食べ、飲みに飲んで喋った。
とても楽しい時間。あっという間に友だちが帰る12時に。
駅までみんなで見送り、また戻ってきて今度は男性陣は朝までWiiでウイニングイレブン。
夫が楽しみにしていたマリオと人生ゲームは出る幕がなかったが、
「みんなが楽しそうにしているのを見る」のが好きな夫はとても満足そうだった。
友だちから誕生日と引っ越し祝いということで
かわいらしいブーケや植物(パキラの鉢植え)、好きな色のエプロンや料理に重宝する大ぶりのミトン、
ずっと欲しいなと思っていた素敵なお茶筒やお茶などをいただく。
ありがたい。すべてたいせつに使おうと思う。
昨日はいくつかの印象的な話があったのだが、
私がもっともこころに残ったのは、イナちゃんの恋愛の話をしていたときに、
夫がいった言葉だった。
そのときイナちゃんは、遠距離恋愛をつづけている彼女との恋愛の話をしていた。
イナちゃんは夫と同じ33歳、現在8歳下の彼女と遠距離恋愛2年目。
イナちゃんはそろそろ結婚したいと思っているのだが
彼女はまだ仕事をしていたいのでいまは結婚したくない(けどするならイナちゃんと言っている)。
彼女の仕事は歌劇団の歌手である。私も聴きにいったことがある。
もう少しでソリストになれる、その一歩手前のところにいて、
確かにいま目の前に迫りかけているソリスト、という夢を捨てて結婚するという選択はしないだろうなと思う。
もちろんいまは、ということなのだが。
対してイナちゃんは彼女と結婚したいと強く思っていて、
また、イナちゃんは京都で仕事をしていて、彼女は歌劇団の寮がある東京暮らし。
イナちゃんは京都でのいまの仕事はとても楽しいが、一生続けるかはわからん、というスタンス。
「だったらいっそ、東京で新しい仕事の可能性を試してみたら?そうして彼女と結婚して一緒に住めばいい」というようなことを私がいった。するとイナちゃんは、
「“女のために仕事を変える”なんていうのは絶対にしたくない」と応じた。
するとそれまでにこにこと話を聞いていた夫が(あまり聞いていないのかなとすら実は私は思っていたのだが)
突然こんなことを言ったのだ。
「イナちゃん、それは違うやろ。
女のためにどうこうではなく、結婚したいと思ってるなら、
それは“彼女だけの将来”ではなく、
ふたりの将来、つまりおまえの将来でもあるということや」
そのときはそうやそうやとみんなと一緒に私も言っていただけなのだが
その実、私はひとり、夫のことばにすごく感動していた。
そうか。このひとは。
いったいいつのまにそういうことを思うようになったのだろう。
そういう考えを持つようになっていたのだろう。
夫は夫、私は私。
私は夫のことをとても好きだし、結婚してもしなくても
夫の将来と私の将来はつながっていると思っていたのだが
それを口に出していうことはしたことがなかったし
それは何より夫が夫ではなかったころの言動から
このひとはそういうふうには思ってくれていないのだろうなと。
つまり俺は俺、お前はお前、というふうに、思っているのだろうなと、
ずうっと思っていたのだ。
もちろん結婚したことですこしはそれが改善されたとは思ってはいたし
だからこその結婚ではあるのだが、それでも根本のところで。
夫と私は平行した二本の線と線であって、その距離が縮まることはあれど
交わることはないのだ。
とても残念なのだけれども、このひとはそういうひとなのだと。そう思っていた。
だから私は自分が「本来は心地いい」スタンスよりもかなり遠い位置に
自分の立ち居地を置くようにしたのだ。
そのことで傷ついたりしたくなかったから。
しかし私が夫に対してそう思ってしまうようになったいくつかのことは
確かにもうずいぶんと昔のことだから
それから何年も経って、一緒のときを過ごすことで
夫が変わってきたとしてもちっともおかしくなかったのだ。ちっとも。
そうか。
変わるものと変わらないもの。
どちらも同じくらいあるのかもしれないのだけれども
変わらないよねと勝手に決めて諦めてしまう、そうして変わっていることの変化に気づかない、
そんな自分であってはならないのだと思う。
みんなの前ではスルーしておいたが
私は夫のことばをしっかりとこころにメモしたのであった。
夫は夫、私は私。
ではなく。だけではなく。
夫と私。であること。ありつづけること。
朝ごはん。
夫は朝5時に起きてチキンラーメンを食べていた。。。
私はチーズトーストとヨーグルト。
昼ごはん。
なし。
夜ごはん。
焼き物・・・さざえ、はまぐり、霜降りまくりのサーロイン(もちろん国産黒毛和牛4等級)、霜降りまくりのカルビ(こちらも同級)、アスパラ、しいたけ。
刺身・・・えんがわ、かんぱち、ほたて、たこのぶつぎり。
その他・・・手羽元のから揚げ、肉団子の甘酢あんかけ、トマトのカプレーゼ、梅きゅうり、タコのマリネ、ナムル盛り合わせ(いつもの人参、もやし、ほうれん草、ぜんまい)、冷奴、大学芋(これは買ってきた)
デザートはキウィフルーツと苺、葡萄。
Sくんにも食べさせてあげたかったよ!