さて。
いよいよ式準備も大詰め。

フリーランスの特権をフルに活かして、
またそういうある意味わがままな状況を許してくださるクライアントさんやスタッフにも恵まれたおかげで、
いくつかのちょっとした仕事以外は今週から来週にまったく仕事を入れず、
自分の時間として有効活用している。

それにしてもたいていの女性のみなさんは
きっとサラリーマンの状態でこの「式直前」を迎えるのだろうが。
いやーみんな偉い。偉すぎる。
どうやって準備をこなしているのだろうか、と思う。

そんなわけで私の今日、は、
美容室と買い物とコンサート、である。

いよいよだねぇと行きつけの美容師さんやアシちゃんたちに迎えられ、
ひとしきり髪の色を変えたりいろいろと整えたら、
従妹へのサプライズプレゼントを買いに行き、
夜は恋人の親友の彼女が所属している歌劇団の公演へ。
花屋さんでブーケをつくってもらいホールへ赴く。

キャンプに一緒に行って以来、親しくしている彼女、
在日系の歌劇団のコンサートというからどんなものかと思いきや。
東フィルとジョイントしたかなりちゃんとしたコンサートで、
しかも彼女はなんとNo.1のメゾソプラノ歌手なのだった。
韓国や朝鮮の民俗音楽や、同国や在日の作曲家がつくった曲のガラコンサート的な演目のなか、
なんと彼女はトリのソリストまで勤めているではないか。
ああびっくりした。

恋人に終演後に、彼女すごかったよぅと電話すると、
え、まだぺ―ぺ―やなかったん?
といっている。
しかも在日の歌劇団がそんなにちゃんとしたものだと思っていなかったそうな。

それにつけても思うのは。
音楽は国境を超えるということ。
一方で民俗の誇り、伝統は素晴らしいということ。

私も日本人として、
もっと日本を知りたい、
日本のよいところをそして表現したいということを
強く思う。
そんなよいきっかけになった。

結婚の前の、ちょうど素晴らしいタイミングで
恋人や恋人の家族、
私の家族になるひとたちのルーツに触れたことは
とてもよかったと思う。