久しぶりに傘をもたない日。
早起きして洗濯をしようと思っていたのに
連夜のほぼ徹がたたって
起きたらもう出る時間に近い。
明日からまた雨模様だというのに。残念だ。
やってもやってもやっても
仕事はどんどん増えるから終わらない。
仕事がひとつ終わる、「ま」すらなく、
そういえばこれもあれもと増殖する。
さすがに見かねた恋人が
いまの仕事はもうやらんでいいから
もっと時間が短くて済む仕事をしたらどうや?と
言ってくれた。
いまの仕事を続けていたら
仕事を減らす、というのはできひんやろ、
お客さんがどんどん仕事をくれるわけやし、
それを断ることはやっぱりできひんやろうから。
会社を起ち上げた頃はナオの仕事にすごく助けられたけど
もう大丈夫なところまで軌道にのったから大丈夫や。
と恋人はいう。
ナオも昔の会社にいたころのような年齢でもないし、
からだを大事にせなあかんやろ、
もともとやりたいことあんねんやから、
そろそろ本当にやりたいことをしたらええやん。と。
そんなことを話し合った。
一昨日のものすごく遅い時間。
これから朝まで仕事なんだよね。と恋人に言った夜のことだ。
本当にやりたいことをやるとき。
は、正直言って、まだだと私は思っていて、
なんていうのだろう。
まだそこに専念できるまで、仕事が足りてない、というか。
仕事も足りていないし、気持ちも足りていない。
うまくいえないのだけれどもそんな感じ。
いまこの仕事をやめたら、
精神的にはたぶんすごく楽だろう。
でも中途半端な気持ちになってもしまうだろう。
一方で次にやりたいことを本当にいま始めるのか、でいうと
まだそこまでの情熱は足りていない。
だから恋人の申し出はとてもありがたく
ありがたく受け止め、
でもあと2年くらいはいまの状態で大丈夫、
いまのところは、という結論になる。
それにしても。
もう大丈夫や、というところまで
恋人の会社が軌道に乗って本当によかったと思う。
そんなに「軌道に乗って」いるとは知らなかった。
隠しているわけではないから、私が気にしていなかっただけなんだろうけれども。
思えば、だからこその結婚、だったわけなんよな、そういえば。
恋人と私が「結婚する」のは、恋人の会社が軌道にのったら、ということにはなっていて、
それで実際に結婚することになったのはてっきり、ご両親にいわれたから、だと思っていたのだけれども
それもあるかもしれないのだけれども
それだけではなくて、やはり根底は「軌道にのった」ということがあるのだろう。
軌道にのることと起業家としてのゴールは
もちろんベツモノだし
恋人はゴールテープを切る前から次のゴールを描くひとだから
終わりなんてないのだ。
恋人は毎日精進を重ねている。偉いなあ。
精進ってなかなか続けられるものではないと思うのだけれども。
今日は久しぶりに外はきれいな夕焼け。