昨晩、友だちと食事。
日本橋へ鍋を食べに行く。
鍋といっても薬膳鍋。夏のあいだにたまった疲れを落とそうと出かけ
スープを口に入れた瞬間に「正解だ」と全員がつぶやくほど
薬膳鍋はからだに響く。
おかげで今日はすっきりとしている。
この薬膳鍋、とみに店舗数を増やしている影響か
いつも行っていた赤坂のお店があまりに質を・・・味ではなく接客の質を
落としまくっていて最近では敬遠をしていたのだが
日本橋のお店は大丈夫だった。
これからは日本橋に通おうと思う。
友だちたちはみな一様に仕事が忙しく
合間を縫ってかけつけてきた感があり
それでも久しぶりに友だちと会い、話をするというのはいいものだ。
一昨日は大学のときの後輩とランチをし、
やはり同じことを思う。
あたたかくやさしい時間。
ところでクイズです。
真夏のモンゴル(気温40度くらいになる)を横断する旅で、山羊の肉を腐らせることなく運んでいくにはどうしたらよいでしょうか。
正解。
生きた山羊を運んでいけばよい。
いくら考えても、私にはこのこたえが出なかった。
私にとって食べる肉、というのは。
スーパーマーケットや肉屋さんの店頭にある、あの解体されきれいに切り分けられた肉。
でしかない。
この質問は、
いま読んでいる、村山由佳さんの「楽園のしっぽ」というエッセイに出てくるのだが。
私たちがいかに<肉>と<生きもの>を別モノとおもっているかのあらわれ、
だと村山さんは書いていて、ああ・・・と思ってしまった。
ああ、本当にそのとおりだ。なんて浅い。生きものに対する感謝の足りないちいさなこころなんだろう。私は。
ちなみにこの本、村山さんがしばらく暮らしていた鴨川の生活などをまとめている本で
なかなかに興味深い。
いまはもうお住まいではない、ということを含めて興味深い。と思う。