昨晩は七夕。
とてもきれいな月がぽっかりと浮いていて
月の光がそら全体にひろがっていて
それはそれは美しい夜だった。
美しい夜。
帰り道も部屋の窓からも
空を見上げてお月見をする。
私より少しばかり遅く帰ってきた恋人に
月がきれいだよ?というと
知っとった?今日は空も蒼くてすごいでと恋人もいう。
そうしてふたりで空を見上げる。
美しい夜だ。
梅雨はもう明けたのかなと思っていたのだが
一転して今日は雨。
そうして気が付いたらもう7月。
上の弟に贈った誕生日のプレゼントが届いたという電話。
今年は悩んだ末、ちょっとおしゃれな鼻緒のついた雪駄にした。
家だといつまでも荷物を受け取れなそうなので
(家に滞在している時間はほとんどないのだ)
毎年、職場に宅配便で送っている。
以前、食べ物も送ろうとクール便でたくさんのものを送ったら
職場の先輩などから「・・・検体?」といわれたとか。
その話を思い出すと何度でもおかしくて笑ってしまう。
今年はクール便ではないからそんなこともないだろう。
弟も32歳になった。
そして今日は友だちの、35歳のたんじょうび。
素敵なバースディを過ごしているかな。
たんじょうび、おめでとう。
これまであまり読んだことがなかった
唯川恵さんの本をここ一週間くらいでずっと読んだ。
なぜあまり読んだことがなかったか、というと
背表紙の「本の概要」を読んで、
ああこれは読まないほうがいいかな、と思う本が多かったからだ。
でもいまは平気な気がして、せっかくだからと読んでみた。
「さよならをするために」
「キスよりもせつなく」
「彼女の嫌いな彼女」
「彼の隣の席」
「孤独で優しい夜」
「ベター・ハーフ」
「肩ごしの恋人」
「今夜誰の隣で眠る」
「永遠の途中」
「海色の午後」
をそれぞれ読了。
頭を使わなくて読める本なのですいすいと進む。
そうして読み終わって思うことは
そのときどきに思った「これは読まないほうがいいかな」というのはたぶん正解で、
つまり、そのときにもし読んでいたらけっこうつらかっただろうなということと、
また一方で、いずれの本もあまり印象に残らないということだ。