恋人の甥っ子、姪っ子たちにプレゼントする本を選びに
近くの書店へ行く。
絵本コーナーは好きで
自分でもよく見に行っているのだが
いざ「○○ちゃんへプレゼント」という視線で選ぶのは
とても難しい。
しかも会ったことのない子たち、総勢5人。
小学校4年生、1年生、4歳、1歳の女の子と3歳の男の子。
それぞれへのプレゼント、となると、
いろいろと頭も気も遣う。でも楽しい。
私が小学校4年生のときに読んでいたのはどんな本だったっけ?と
30年も前の記憶をさかのぼったり
でもイマドキの子とはやっぱり違うのかな、いやいや本質はずれていないでしょう、とか。
迷いに迷った本を5冊、それぞれプレゼント用に包装してもらい、
別のお店で少し装飾しようとシールなども買う。
プレゼントを選ぶことはとても好きだ。
わくわくとする。
駅の高架の燕の巣から燕の親子が消えてから5日経つ。
ちびたちの頭が見えないな?と思ってから少しして
親鳥が巣の上のほうをちいちいちいちいと狂ったように鳴いて何度もぐるぐるとまわっていた。
それを見かけたのが最後。
どこに行ってしまったんだろう。
まだ巣立ちのときではないような気がする。
ちびたちは卵からかえってそんなにたくさんの日が過ぎていないと思う。
駅を通りかかるたびにどこに行ってしまったのかな?というと
いずれにせよ何者かの胃袋のなかや!などと最初は茶化していた恋人も
あまりに私がしょぼくれているせいかどうか
わかった。きっと引越ししたんちゃう?といっている。
燕親子の引越し。
そうであってほしいなと私も思う。