めがねの度が合わなくなってきたらしい。


私は仕事中だけ、めがねをかけている。

左の目だけ視力が悪く、

右の目も悪くなるから、

仕事や本を読むときはめがねをかけたほうがいいですよと目医者さんでいわれ

人生はじめてのめがねをつくった。


それから1年半くらいだろうか。

仕事中にめの奥がじんじんとしてくることが増えた。

たぶん度が合わなくなってきたせいだろう。


このままではいけないなあ。

と思いながら数ヶ月経っている。


このままではいけないことのひとつ。

それは花粉症。


でも今日、偉大なる一歩をついに踏み出したのです。


それは減感作療法をはじめたこと。

対処療法だけですごし続けてきたのだけれども

根治というか、原因治療をできないかと思い始めていたところに

友だちのお母さんが減感作療法で劇的にスギ花粉症がよくなったと聞き、

さらに先日、舌下減感作療法のテレビ番組をたまたま見て、

治療してみようかなと思い至ったのである。

恋人も花粉症がひどいので、一緒に通うことにする。


医学的なことはよくわからないのだけれども

簡単に説明すると、この減感作療法というのは、

体内にアレルゲンを注入していき、免疫を高めていく、というような内容の治療法。

最初は週に2回、3ヶ月程度アレルゲンを注射で注入。

一定濃度にアレルゲンが達してきたら、月に1度、数年間、注射をし続ける、というのが治療内容である。


注射は・・・という方のためにあるのが、スリットといわれる舌下減感作療法。

こちらはアレルゲンをパンにひたし、それを舌下において3分くらいじいっとしてアレルゲンを浸透させていく。

医院ではなく自宅での療法で(もちろんアレルゲンは病院でもらうんだけど)、

つまり毎日、家で、舌の下にパンを置いて3分間じいっとしていないといけない、というもの。


最初はスリットにしようと思っていたのだけれども

スリットを施術している病院にきいたところ、

上記の回答をもらった。


毎日・・・。

・・・。

絶対、無理。


と思い、私はふつうの減感作療法を行うことにしたのである。


毎日自分の家で面倒なことをするよりも

ちょっとだけ痛い注射に週に2回通うほうがよほどましというものだ。

しかもスリットはまだ保険診療ではないからお金もそれなりにかかるのだが

注射のほうは、スギに関しては保険診療である。


先週、アレルゲンを特定する検査をして、

今日、その結果が出て、いよいよ検査スタート。


私はスギ、カモガヤなど数種類のアレルゲンが・・・しかもかなりの異常値。

スギは相当自覚していたし、なにかへんな草に反応している気もしていたのだけれども

そんなにひどくないと思っていたらとんでもない!

かなりひどい数値に愕然。

しかもスギは恋人の測定値が「7」くらいなのに私は「67」。一桁違うじゃないですか・・・。


センセイも「先ほどの彼(恋人が先に診療している)よりも、

あなたの方がものすごくひどいですよ、それにアレルゲンもたくさんあるし・・・」とのこと。

確かに私の数値表はカナシイものでした。


私は数値が良くないので、恋人よりもかなり濃度が薄いアレルゲン注射をしないといけないそうで、

つまりそれだけ、注射を打ち続ける期間も長くなるということだ。

まあいたし方ないだろう。

いつかは私の体内濃度も規定値にたまるはずだし、花粉症も治るはず。


という期待のもとに、

毎週、2回の病院通いである。がんばるぞ。