出張。朝から名古屋へ。

その会社は、その地方の有力者一族が各社の社長や役員を勤める典型的な同族企業なのだが、
マーケットが大きいその業界でも実は規模が一、二を争う会社である。
いろいろなことが意外で、そういうものなのね、と不思議になるような会社である。

これまでの会議では、常務やら専務やらが
わらわらと10人近く出席されていたのだが、
特に創業者の直系にあたる方がよくいえば穏やか、悪くいえば・・・というタイプ。
みんなとてもいい人たちなのだが、
きっとゆくゆくは彼がそのグループ会社の社長になるはずで、
行く末が不安になるような雰囲気。
ひとごとながら心配してみたりしたのだが。

しかし今日初めて会議に出られた社長さんは、
打てば響く、抜けるような方で、
さすがというかやっと安心をする。

スムーズに会議が終わったので、駅隣接のホテルでしばしお茶。

昨日からの疲れもあるのと、
インプラントの最終段階で歯医者さんの日なので、
めちゃくちゃ久しぶりに明るいうちに帰宅する。
あちこちからゆうげのにおい。幸せである。

向田邦子さんの「阿修羅のごとく」を読了する。