うっすらと目が覚めたら恋人がいなくて、
ひとりの部屋はものすごくしんとしている。
あまりにも静かだから、
いまこのいえに私はひとりなんだなとわかる。
おおかたサウナにでも行ったかな?、ソファテーブルのうえにはきっと置き手紙もあるだろうと思い、
少しまどろむと、
案の定、恋人が帰ってきた。
前夜にお酒をたくさん飲んで(最近は殆ど飲まないので、焼酎4~5杯でもたくさん、だ)、
そのままお風呂に入らずに寝て、
翌朝ものすごく早く目覚めてしまうと、
恋人は駅の向こう側にあるサウナに行くのだ。
お父さんみたいだ。
うちの父はお酒を飲まないし、サウナにも行かないのだけれども、
そんなふうに思う。
お父さんみたい。
ほかにもお父さんみたいなところが恋人にはあって、
そんなふうなところを好ましく思う。
「お父さんみたいなひと」は
私にとって安心と絶対の象徴だ。たぶん。
本格的に目覚めると、
お腹がすいた、久しぶりにてつやが食べたいというので、
寝起きにもかかわらず、
環八だか環七だかの交差点までラーメンを食べにいく。
ラーメンてつやは、恋人と私のお気に入りの店。
しかしさすがに寝起きの腹に背脂がういたラーメンはきつく、
おいしくいただきつつも3分の1ほどで限界に。
しかし恋人はごはんまで頼み、さらに私が残したラーメンまで食べていた。すごい。
蚕糸の森公園を散歩。
立ち泳ぎするおかしな鯉を眺め、亀をたくさん見て、
ベンチで本を読む。
ふたりとも、黙々と読む。
すこし肌寒いけれども
気持ちがいい風。
ザリガニ釣りをする子どもたちが
お猿さんみたいにさわいでいて
サッカーチームの子達が練習する音がして
遠くの草むらでは家族連れでお弁当を広げたり、
仕事のあいまらしい作業着の男のひとたちがダイナミックに眠っていたりする。
そういうすべてが、
きらきらといとしいと思う。
5月はそんな季節だ。
ひとりの部屋はものすごくしんとしている。
あまりにも静かだから、
いまこのいえに私はひとりなんだなとわかる。
おおかたサウナにでも行ったかな?、ソファテーブルのうえにはきっと置き手紙もあるだろうと思い、
少しまどろむと、
案の定、恋人が帰ってきた。
前夜にお酒をたくさん飲んで(最近は殆ど飲まないので、焼酎4~5杯でもたくさん、だ)、
そのままお風呂に入らずに寝て、
翌朝ものすごく早く目覚めてしまうと、
恋人は駅の向こう側にあるサウナに行くのだ。
お父さんみたいだ。
うちの父はお酒を飲まないし、サウナにも行かないのだけれども、
そんなふうに思う。
お父さんみたい。
ほかにもお父さんみたいなところが恋人にはあって、
そんなふうなところを好ましく思う。
「お父さんみたいなひと」は
私にとって安心と絶対の象徴だ。たぶん。
本格的に目覚めると、
お腹がすいた、久しぶりにてつやが食べたいというので、
寝起きにもかかわらず、
環八だか環七だかの交差点までラーメンを食べにいく。
ラーメンてつやは、恋人と私のお気に入りの店。
しかしさすがに寝起きの腹に背脂がういたラーメンはきつく、
おいしくいただきつつも3分の1ほどで限界に。
しかし恋人はごはんまで頼み、さらに私が残したラーメンまで食べていた。すごい。
蚕糸の森公園を散歩。
立ち泳ぎするおかしな鯉を眺め、亀をたくさん見て、
ベンチで本を読む。
ふたりとも、黙々と読む。
すこし肌寒いけれども
気持ちがいい風。
ザリガニ釣りをする子どもたちが
お猿さんみたいにさわいでいて
サッカーチームの子達が練習する音がして
遠くの草むらでは家族連れでお弁当を広げたり、
仕事のあいまらしい作業着の男のひとたちがダイナミックに眠っていたりする。
そういうすべてが、
きらきらといとしいと思う。
5月はそんな季節だ。