ああ寝てしまった!
否定的ではなく肯定的に、
本当に久しぶりに寝た。
12時過ぎに寝て、起きたら12時。

途中、恋人が目覚めたり、宅急便がきたり、
そういうのもわかってはいたのだけれども、
まったく起きられず。寝た。

寝ちゃったー。
といって起きたら、
そら毎日の疲れがたまっとるんやろう、と恋人がいう。
久しぶりにたっぷり寝たら頭が痛い。
頭痛薬を飲んでやっとすっきりとする。

さて。
金曜日の夜は事務所の近くの中華に閉店間際に飛び込み、
遅めの食事。

なんてことない街の中華屋さんなのだが、抜群においしく、
また街の中華屋さんは大きくやたら愛想が悪く、たとえばお水くださいなんて言おうものなら
がしゃんとせっかく入れてくれた水がこぼれるくらいに乱雑なお店と、
やたら愛想がよくて元気なお店に分かれる気がするのだが、
このお店は完全に後者で、店主らしきひともバイトの女の子たちもパートらしきおばちゃんも
全員やたら感じがよくにこにことサービス満点。

そんなわけで、
恋人も私も足しげく通っているうちについに常連の域に達した。

頼んでいない料理が出てくる。
昨日はゴーヤとレタスのサラダ。

しかも、ゴーヤ好き?と聞かれたときには、
もうゴーヤがたっぷり盛られた皿が出てきていて、
好きです、と答えざるを得ないくらいのスピード感だ。

おいしくいろいろなものを食べ、
帰る頃には大雨になっていたら、
傘を貸してくれた。
傘ないでしょ、返さなくていいから持っていってよ、
そんな風に。
ありがたく拝借。

昨日は朝から、恋人のお母さんとその妹さんがつくった韓国料理を試食。

というのも、恋人のお母さん、
齢60にして一念発起、韓国惣菜の通販ショップを立ち上げることにしたのである。

元々、恋人のお母さんのお母さん、つまりお祖母さまが
界隈では有名な韓国料理屋さんをしていて、
そのあまりのおいしさに某有名焼肉店がたれを売って欲しいといってきたそうな、そんなお店だったのが、
トシもトシだしと閉店。
しかしあの味をなくしてしまうのはあまりにもったいないと、意志を継いで娘である恋人のお母さんとその妹さんが、
お祖母さんが元気なうちに再興しよう、と奔走しているというわけである。

しかしパソコンを触ったこともない、というお母さん。

年末に恋人がパソコンをプレゼントし、
それから商工会議所のパソコン講習に通い、
片や開業準備をし、と東奔西走。

肝心の主力商品の味見と、送付状況(漏れていないかとか)を見て欲しいと、
大量の商品が届いたのである。


お母さんのお惣菜はしばしばご相伴に預かっていたものの
(めちゃくちゃおいしくて、もったいないから店を再開するように勧めたのは実は私なのだが)
いざ商品となるとまたいろいろな観点が必要。


きれいにパッケージされた商品を開けて、
うわっおいしい。これは言うことないね、とか
おいしいけれどももう少しパンチが必要かなぁとか、
いろいろと恋人と討議をし、
お母さんに伝える。


烏賊キムチ、白菜キムチ、海苔キムチ、ニラのチヂミ、牛筋の煮込みを2種類(うち一つは但馬牛)、鶏の煮込み、ケジャン、汁物。

食べに食べる。
さすがに食べ過ぎたものの、本当においしいものはまた食べられるから不思議だ。


お母さんのお店、
きっとうまくいくだろうな。
だってこんなにおいしいをだもの。
本当においしいものは、どんな形であれ、必ず発見されて広まっていくものだ。

大試食会のあとは荻窪へ。
お風呂にたっぷり入り、またまたマッサージ。
毎週マッサージをしている贅沢な私。でもいいのだ!

柴崎友香さんの「その街の今は」を読了する。