打ち合わせ×3。

12月までの巨大プロジェクトが決まり、うれしいような・・・ううむ。

いやうれしいだろう。


恋人の会社が最近まで進行していたプロジェクトのつづきのようなもので、

ただそのときに担当していたひとが辞めてしまい、

輪をかけてそれ以外のこととでもいろいろあって

発注元から今後のプロジェクトは任せてもらえないかも?という状態だったところを

形勢逆転しての受注なので

そういう意味では逆転できてよかった!ととても思う。

みんなが前向きな気持ちになってくれてよかった。ほんとうに。


さらに退職のご挨拶に伺った新人時代の上司から携帯メールがあり。

お得意様に私の話を・・・おそらく元部下で独立した者がいてこういう仕事をしていてとかそういうこと・・・をしてくださり、

そうしたら先方も会いたいといってくれたから今度紹介するよ、とのこと。

とても気軽に会えるような会社のひとではないのに・・・。

というのも某業界のなかでも、最大手クラスの会社さんの、Web担当者なのである。


しかし。そういうことよりもなによりも。

お客様との打ち合わせの席で私のことを思い出し

「そういえばこんなひとがいるんだけど」と切り出してくださったこと、

そのことそのものがうれしいと思う。

なんてありがたいことだろう。


いろいろとありがたいことつづき。


今日は朝一で、お世話になった先輩にも会いにいき、

辞めるんだ、そうなんだね、というつづきから

「どうしてナオちゃんは昔から独立するって“決めて”いたの?」と聞かれ、

はて、と思う。確かにそうだ。


それですぐに思ったのは、

一国一城の云々とか、上場企業にしたいとか、

そういう野望などではなく、

逆に常に自分のペースで仕事をしたいというわけでもなく、

単に実家が自営業だから、だということだ。

私にとって、会社員になることと同じく、自分で会社をやること、あるいはフリーランスになること、つまり雇用関係がなく仕事をすることは、常に選択肢のなかにあったのだ。


それで、「それはたぶん、実家が自営業だからだと思う」とこたえると、

先輩はすごく納得していて、

そういえば自分のまわりも、親族に自営業がいたり会社経営だったりすると

たいていみんな独立してる!とか。

一方、先輩は独立しようと考えたことはただの一度もなく、

「そういえばウチは父が公務員だし、母は専業主婦だし。

父親の働く背中なんて見たことないもんね、それに父は家で仕事の話は一切しなかったから」といっている。


なるほどなるほど。

どちらがいいとか悪いとかではなく

確かに私の家は働くことと生活することがものすごく近接していたなあ。


そのせいかどうか、

ほか3人いる兄弟はみなそれぞれ特殊な仕事をしている。といえばしている。

つまり毎日、ある程度、一定した日々ではないという意味で。


今日も仕事がまったく終わらず。

いつ帰れるかわからないのでもう帰ろう。

つづきは自宅で仕事しようっと。