祝日。
期せずして祝日。
最近、祝日をとてもうれしいと思う。
恋人は今日も午後から出社。
会社勤めをしていたときよりもその何倍の何十倍も
恋人は仕事と真剣に真摯に向き合うようになった。
自分の会社なのだから当然なのかも知れないし
あるいは当然ではないかも知れない。
行ってらっしゃい。と背中を見送ることが
だからずうっと増えた。
がんばって。と思いつつ
少しだけ。あああ。と思う。
あああ。会社に行っちゃった。
誰よりも仕事がうまくいくといいとそれも本心から思うのに。
本心というのはいくつもあるものなのだ。
しばらく喫茶店の梯子をしたりいて
17時過ぎに帰宅。
仕事をしたり本を読んだりしているうちに
恋人が予定より早く帰ってきて驚く。
今日はサッカーの日だから19時半くらいには帰ってくるかなとは思っていたのだが
それよりも1時間以上早い。
あれ?早いね?と驚いていったら
からあげ食べたいから早く帰ってきてん。と恋人はいう。
今日はからあげだよ。サッカー見ながら食べよう?と
仕事に送りがてら喋っていたことを憶えていたのだろう。
こういうとき。
とてもうれしいなと思う。
恋人に恋人らしいことをできたと思うとき。
そういうわけで今夜のばんごはんは
鶏のからあげ。おでんの残り。キャベツとたまねぎのサラダ。トマト。
いつも鶏肉屋さんで買っている鶏肉を
今回は安売りをしているスーパーマーケットで買ってみて
そのあまりのこくのなさに愕然とする。
こんなにも味が違うなんて!
禁を破って「深海のYrr」を読み始める。