今日は検査の日。

検査の日はどうもいつも気が塞ぐ。

天気も曖昧だしさらにさらに気が塞ぐ。


終わったらすぐに電話してな。

という恋人と駅でバイバイして病院へ。

聖路加は今日も混んでいて

でもいつもより1時間も早く着いたのでスムーズに診察が終わる。


聖路加は好きだ。きれいだしきちんとしているしセンセイも信頼できる。

でも好きだけど苦手。

告知された日の気分をどうしたって思い出す。

いまはこんなにぴんぴんとしていても。不思議なものだ。


恋人と電話で話す。

結果が出るのは先だけどたぶん大丈夫だと思うというと、

そうやろ、言ったとおりやろ、と恋人はいう。

いつもみたいに明るい声。励まそうとする声になる。

なんだかありがたいなあと思う。

恋人が私と同じように気持ちが塞がるような声を出したり

態度を取ったりしたらきっと私はさらに気持ちが塞がるだろうから。


検査のあとはいつも体調が悪くなるので

今日はそのまま帰宅することに。

そのまま帰宅といったってそこまで具合が悪いわけでもないので

恋人にお土産のケーキと

それからバレンタイン・デーにプレゼントするものを下見する。

下見だけのつもりが似合いそうなシャツがあったのでお買い上げ。

これで準備万端。あとは当日、甘いものをつくろう。


今夜は久しぶりにいえごはん。

恋人が帰るまでにスープをつくっておこうと思う。