3日、恋人の誕生日祝い。
誕生日には蟹が食べたい!
といっていて、
ブロードウェイの地下にある魚屋さんで見繕うことまで決まっていたのだが、
前日、つまり2日に「明日の下見に」と行ってみてびっくり。
5日までほぼ全店休業状態、だったのである。
仕方ない、スーパーマーケットの蟹で我慢してもらうとしよう・・・と
すぐそばのスーパーに行ったのだが
あまりにしょぼくれたような蟹しかない。
ううう。これではお誕生日が・・・ということで
別のスーパーマーケットに出向き、
お正月用に仕入れたと思しきタラバ蟹の姿蒸しというのだろうか、
ちゃんと甲羅もついている巨大なタラバを、しかもラスト1匹見つけたので
すかさず買い占める。
よかった。これさえあればあとはなんとでもなろうというもの。
3日は朝から新宿へ行き、
恋人が好きそうなケーキを物色する。
今年はショートではなくホールケーキにしよう!と決めている。
恋人が恋人になったはじめての誕生日に準備していたのが
フルーツタルトのホールケーキで、誕生日おめでとうというネームプレートをつけた。
もう5年も前のことだ。
こんなにうれしい誕生日はひさびさや、と恋人はそれを見てとても喜んでいて、
だから今年はまたそんなふうな、ハッピーな雰囲気でいっぱいにしたかったのだ。
恋人は生クリームたっぷりのケーキは好きではないし
世の中の大半のホールケーキは生クリームたっぷりだし。
というわけで、悩んだ挙句にやっと見つけた
すごく好きそう~なケーキと(もちろんバースディネームプレートつき)、
それからお惣菜などもついでに買い求め帰途につく。
恋人からは何度か電話が入り。
たんじょうび、すごいよ?と伝えると、
ほんまに!なんやろうー?とうれしそうにしている。
そんな恋人の反応がうれしいと思う。
夜にお祝いをしようと思っていたのだが
おなかすいた、蟹食べたい、というので、
もう食べちゃえ!といって夕方前からたんじょうび祝い第一弾を開始。
おおきな蟹をさばいてもりもりと食べる。
あとはちらし鮨、野菜のオードブルなどなど。
おやつに恋人がお土産にしてくれた
抹茶のロールケーキを食べる。
最近の私の行状から無類のロールケーキ好き、というのがわかったらしく、
それでお土産。
見ないようでいていつも見ているものなのだなあと感心する。
夜にはたんじょうび祝い第2弾。
蟹のつづき(さすがに1度では食べきれない!)、手羽もとのから揚げ(恋人の大好物)、
海老フライ、しじみの味噌汁。などなど。
最後にバースディケーキを食べてお祝い。
おおきなキャンドル3本と、ちいさなキャンドル2本をつけて
ハッピーバースディの歌もちゃんとうたう。
プレゼントに地球儀とひざ掛けを贈る。
私がはじめてあなたのお誕生日をお祝いしたのは
あなたが27歳のときで
それでもう32歳なんだよね。
なんだかそれってすごいことだと思わない?
そんなふうに思って
そんなふうなことをいうと
ほんまや、確かにすごいなあとすこうしだけ感慨深そうな表情を見せる。
誕生日おめでとう。
今年も一緒にお祝いできたことを
うれしく思う。