寒い。
いったいなんて寒い夜だろう。
足元から冷気がしんしんとさかのぼってくるようで
まるで京都の冬の夜のようだと思う。
京都の冬の夜。
昔。一度だけ。
京都で年越しをしたことがある。
まだ会社に入ってまもない冬のこと。
当時よく会っていた仲間は半分くらいが関西在住で
年越しは八坂神社でしよう!ということになり
私は大晦日にひとり京都へ向かった。
大晦日と元日に帰省しないという選択肢はありえない。という田舎の両親には友達と京都で年越しといえず仕事といった。
いまでもそのちいさな嘘をついたことを私は忘れていないし
両親は私の会社を大晦日にも元日にも働かせる恐ろしい会社だと信じた。
実際はそこまであこぎな会社ではない。
近いものはあるけど。
初めて過ごす京都の、
大晦日の八坂神社は。
それまで訪れたどの季節よりも混んでいて、
当然ながら寒かった。
お詣りをしたあとにおそばを食べた、そのあたたかさといったら!
そんなことを思い出した。
東京の今夜の寒さ。
風邪はまだ治らない。
加藤幸子さんの「心ヲナクセ体ヲノコセ」、
石川達三の「青春の蹄鉄」を読了。
ふるい本は含蓄に富む。
いったいなんて寒い夜だろう。
足元から冷気がしんしんとさかのぼってくるようで
まるで京都の冬の夜のようだと思う。
京都の冬の夜。
昔。一度だけ。
京都で年越しをしたことがある。
まだ会社に入ってまもない冬のこと。
当時よく会っていた仲間は半分くらいが関西在住で
年越しは八坂神社でしよう!ということになり
私は大晦日にひとり京都へ向かった。
大晦日と元日に帰省しないという選択肢はありえない。という田舎の両親には友達と京都で年越しといえず仕事といった。
いまでもそのちいさな嘘をついたことを私は忘れていないし
両親は私の会社を大晦日にも元日にも働かせる恐ろしい会社だと信じた。
実際はそこまであこぎな会社ではない。
近いものはあるけど。
初めて過ごす京都の、
大晦日の八坂神社は。
それまで訪れたどの季節よりも混んでいて、
当然ながら寒かった。
お詣りをしたあとにおそばを食べた、そのあたたかさといったら!
そんなことを思い出した。
東京の今夜の寒さ。
風邪はまだ治らない。
加藤幸子さんの「心ヲナクセ体ヲノコセ」、
石川達三の「青春の蹄鉄」を読了。
ふるい本は含蓄に富む。