連休。
11月は連休が多い。
週末に、プラス1日のぜいたくな気持ち。ぜいたくな時間。
先週は土日とも仕事だったせいもあって
今週は余計に家のなかのことを片づけたり
(たとえば冬に向けての最後の衣替えとか、布団干しとか)
あるいは家のまわりをぶらぶらとしたりして過ごす。
土曜日。
恋人が仕事で午後から日比谷に出かけたので
その間、喫茶店で本を読み
家でごはんをつくる。
ばんごはんはとりよせておいた蟹。
タラバ蟹と毛蟹とズワイ蟹が1セットで届いていて、
今夜はタラバと毛蟹の蟹味噌にしようと蟹をさばき、
さらに恋人が好きな鮨をつまみに(主食に?)食べようと鮨を買いに街に出る。
しかし。
めちゃくちゃ楽しみにしていた蟹は
これまで取り寄せたどの蟹よりもひどい代物で
かなりがっかりとする。
私自身はそんなに蟹は好きではないのだが
恋人が無類のエビカニ好きで(まあおとこのひとってわりとそうだよね)
だから恋人が、うわあ!うまそう~とテーブルの上の蟹を見て大喜びしていたのに
だんだんと、うまい!の回数が減ってきたのがすごくしょんぼりで。
そう。めちゃくちゃしょんぼりな気持ちになってしまう。
いまいちだったよね。
と食後に言ったら、そうやなあ確かになあ。と恋人。
私のしょんぼりを気遣っているらしくはっきりとは言わないのだが
誰がどう食べてもおいしくなかったので仕方がない。
今度はちゃんと下調べしてから買おうなといっている。確かにそのとおりだわ。
でもお取り○せネットで上位にランキングされていたものなんだけど。
そんなこともあるのね。
翌日。
会社に行くのかな?と思っていた恋人が、
会社は明日にするというので(たいてい日曜日に数時間、事務処理をしに出社するのだ)、
なんだかうれしくなってふたりでぶらぶらと街を歩く。
とてもいい天気だ。
来月、旅行しようかということに急に決まったので
その予約をしたり(海辺で魚介類三昧をする!というのが今回のテーマだ)、
借りてきたDVDを見たりして過ごす。
夜は昨晩のつづきの蟹。
今度は毛蟹の足の部分と、ズワイ蟹。
うーん、こちらも・・・そんなにおいしくない。なぜ?
しかし蟹以外につくっておいた
肉じゃがとごはんがとてもとてもおいしくて
恋人はうまいうまいとごはんを何杯もおかわりをする。
満足の様子。ほっとする。
肉じゃがを煮る時に、ゆでたまごも一緒に煮てみたら
それがとても気に入ったようで、
これはナイスアイデアや、味付けもばっちりや、といって喜んでいる。
恋人がごはんをたくさん食べてくれるのはとてもうれしい。
夜。少し散歩に出る。
恋人とあてどなくぶらぶらと外を歩くのはとても幸せなことだ。
あてどなくぶらぶらと歩くことではなく
恋人と歩くこと。
すっかりと寒い季節で。
ぐるぐるといっぱいの服を着込んで
全然身軽ではないのだけれども
寒い寒いといいながら途中でコンビニに寄ったりレンタルショップに寄ったり
そういうふうに過ごすのが好きだ。
今夜も寒くなりそうだから
シチューでもつくろうかと思っている。
仕事先から寒い寒いといいながら
帰ってくる恋人を思う。
よしもとばななさんの「イルカ」、
野中柊さんの「ひな菊とペパーミント」、
大道珠貴さんの「ハナとウミ」を読了する。