中学校のときの同級生、Fちゃんとほぼ20年ぶりに会う。

1ヶ月前。

ひょんなことから消息がわかって、

職場だけわかったので、職場に宛てて手紙を書いたら、

本人からメールが届き、是非会いましょうということになったのだ。


彼女は人道支援というか、

紛争地域で人道援助活動を仕事にしていて、

いま現在は日本に戻ってきて、2年ほど前から政府機関の研究員をしている。


海外の大学と大学院を出たあとに、そのまま援助活動に入ったそうで、

ボスニア・ヘルツェゴヴィナや、南アジア、アフリカ等にそれぞれ数年単位で赴任し、

ただ数年前に体を壊してからマラリアにかかりやすくなったこともあり、

しばらく日本で体調を戻すことにしたという。


20年ぶりに会うということにまずすこしの緊張をしていたのだが

そのあまりの変わらなさぶりに緊張なんて一瞬で吹き飛んでしまい

レストランでのランチのあとに河岸を変えて、カフェでお茶までして

すごくいろいろな話をする。


なぜ人道支援の道を選んだのか。

(彼女は中学校のときの社会科の自由研究がルーツだといっていた。

確か彼女は、松代大本営をテーマにしていたはずだ)

いまどんな気持ちで仕事と向き合っているのか。

これからどういうことをしたいのか。仕事や仕事以外のこと。

それぞれの家族のこと。

(中学校3年間、仲が良かったのでお互いの家族構成も知っている。

小学生だった彼女の妹がもう2人のお子さんのお母さんときいてびっくり!

ウチの兄弟は誰も結婚してないよといったら爆笑していた)


同世代ならではの、わかるー!ということもたくさんあったし、

まったく違うことを仕事にしているひとならではの、

ええ、それなに?どういうこと?というのもあったし、

すごく実りが多い時間になった。

人道支援とか、国際平和活動って、すごいね。といったら、

(実際にすごいなと思うんだけど)、

すごいってよくいわれるけどそれはピンとこないんだよ。

ナオちゃんや他のひとが、それぞれの仕事を一生懸命やっているのと一緒で、

私にとってはそれが仕事だから。と彼女はいっていて、

なるほどなと思う。


何よりも。

彼女が元気で、元気で生きていて、

もちろん大変なこともたくさんあっただろうけれども

それを乗り越えていまこうして一緒に笑い合えるということが

とても嬉しかった。


少なくとも4月まではいまの職場に、つまり東京にいるということなので

ちょくちょくゴハンを食べにいこう!ということになる。


食事をしたのは、ここぞというときのラルテミス・ペティアント。

中田さんに、日曜日のランチに行くね!といっておいたら

席をとっておいてくれた。感謝。

ちょっと行かないあいだにスタッフもだいぶ変わっているみたいだったけれども

中田さんがいる限りは大丈夫だと思う。

お料理は相変わらずおいしくて、

体調を壊してからあまり食べ物をうけつけないというFちゃんも

これは食べられる!といってすんなりとすべての料理を食べていた。よかった。

中田さんはやっぱり特別なひとだ。


恋人が会社に出ているので、

食事のあと、恋人の会社に寄る。

どうやった?友だち?と心配そうにしているので

楽しかったよ!と話をする。

そんな話をできる恋人がいることが

私のこころをあたたかくする。