今夜は「風のガーデン」です。

倉本さんの最後のテレビドラマ作品になるといわれているものなので

当然見ようと思っていたのだが。

(なにしろ倉本さんの作品を卒論の横糸としていたくらいの倉本好きである)

さらにも緒形さんが、生命を賭して参加していた作品なのだ。

襟を正してみなければ、と思う。


今夜は早く帰れそうなので

録画せずにリアルタイムでちゃんと見よう。


ふと思い出し大学の恩師(卒論担当教授である)のブログを読む。

教授は世の中にブログが蔓延するずっと前から、

自身の徒然を日記という形で、ほぼ毎日、ホームページに公開している。

これがまた結構おもしろいのである。

そうしてやはり彼のブログにも「風のガーデン」をきちんと見る旨が記されていた。


この教授、私の本来の担当教授が急病になり、

卒論を誰に見てもらったらいいか困っています、というようなことを

恩師の授業の出欠簿(1人1枚提出する紙みたいなもの)の裏に書いたら(教授は授業の感想等をそこにしたためるようにといつも言っていた)、

次の講義のあとに教授に呼び出され、何事かと思ったら、

ボクがあなたの卒論を見てあげましょう、とありがたいことをおっしゃり、

そのまま担当教授になってもらった方である。


後々でカミングアウトされたことには、なんてことはない、

「倉本聰が大好きだから、あなたの卒論に興味を憶えただけです」

とのことだった。

それでもなんでも、教授に出会えたことはひとつの僥倖だ。


さて。

大きな仕事が終わり

小規模の仕事をいくつか、前倒しで仕上げることができたので

つかのま、ぽっかりと空く。

ほんとうはやるべきこともあるのだが

それは早くても来週にすればいいことなので、

だから来週にそれらのことを行うことにして、少し休もうかと思う。


パソコンに向かうとどうしたって頭は

仕事に向かってしまう。

だから私の休み=パソコンから体を切り離すこと、でもある。

これがなかなか難しい。

意志を持って、パソコンを開かないという選択。


一方で今日は、夕方遅めに某所に出頭命令が出ているので

そのことも気が重い。


気が重いのを払拭しようと

龍土軒の予約をとった。

改装前の、東京最高のレストラン、での、

最後の食事。である。