台風はどこへ?
天気がよくて目が覚めた。
慌てて洗濯をする。
今週末は洗濯も布団も干せないかなあと思っていたので
とてもうれしい。
そうして台風に向けて篭城しようと
たくさん食材を仕入れておいたので
ちょっと拍子抜けもする。
たとえば昨日のこと。
夜、カレーをつくる。
晩ご飯のつもりはなくて、あくまでも「台風の週末」のため。
恋人はカレーだったら何食でもつづけて食べられる!というカレー好きなのだ。
夜に仕事の件で電話したついでに、
台風に備えてカレーをつくったよ?といったら
それまでは仕事で遅くなるだろうしご飯はたぶん食べてくるから食べていていいよといっていたのに
そうなん?といって電話を切り。
ただいま、カレーある?といって早めに(といっても23時ころだけど)帰ってきた。
やはりカレーが目当てなのだね。
カレーをつくるまえに、
そういえばいなりずしなんかも、台風にはいいかもしれない!
と突然思い立って(あまり根拠はないです)
いつものお豆腐屋さんに寄り、
いつもの絹ごしと油揚げ3つください、とお願いをしたら
あら油揚げ?いいの?とおくさま。
油揚げはいつもおまけでくれるので、買うの?という意味合い。
というのも前日もお豆腐を買って帰ったのだが、
私があまりにも疲れている顔をしていたらしく、
(確かに熱もあったし具合は悪かったのだ)
すごく疲れてるみたいよ?だいじょうぶ?といって
油揚げを3つもくれたのだ。
買ったお豆腐160円、もらった油揚げ50円×3=150円である。
いつも悪いなあ。でもこういうお気持ちはありがたいものだ。
それに「おまけ」って、なんだかとても好きだ。
ちょっとだけ、「よぶん」な感じが。
話を戻そう。
それで油揚げを3枚、というところで
昨日もらった油揚げと足して、いなりずしをつくろうと思って。
といったら、
あらいいわねー、それなら破くのメンドウだろうから、やってってあげるわよーといって
今回の3枚のほかにさらに2枚を追加して、いなりずしように半分に切って、さらに中をさいてくれた。
だんなさんも奥から出てきて、ほらこっちのほうがいなりずしにはいいよと選んでくれたりして
いつもお世話になっているお豆腐屋さん夫婦のことを、またすごくいいなと思う。
ちなみにこのご夫婦、奥さまが60代半ば、だんなさまは71歳なのだが。
ふたりともお肌はぴかぴかで元気で、お豆腐パワーか!?と思ったりする。
カレーといなりずし、あとはミートソースをつくろうと具材をたっぷり抱えて
満悦していたら、ほんとうに拍子抜けの青空で
でももちろん晴れたほうが嬉しくて
冷蔵庫のなかにはこれからつくるいなりずしとミートソースの材料がはいっていて
恋人はうまいうまいと朝からカレーを食べていて
朝から幸せな気分の週末なのだ。
灰谷健次郎さんの「兎の眼」、
藤原ていさんの「流れる星は生きている」、
東野圭吾さんの「さまよう刃」を読了。
どの本もそれぞれにとても考えさせられる内容でした。