雨。

帰り道。
突然に雨が降り始めて
どきどきしながら小走りで家をめざす。

つい一昨日くらいだろうか。
朝からものすごい雨が降った日のように
今夜もなってしまったらどうしよう。と思ったのだ。
あの日は傘を持っていたけれども今日は傘がない。

幸い本降りになる前に家に着き
今夜はそとごはんの恋人に
帰るとき雨が降っているなら迎えに行くねとメールする。

ときどき傘を持たない恋人を
駅まで迎えにいくことがあって
私はその時間をいつもとても幸福に感じる。
帰ってくるとわかっているひとを待つ時間。
改札の向こうに見えるいとしいひとの顔。
どんなに遠くたってたくさんひとがいたって
私は確実に恋人を見つけることができるのだ。
その他愛ない自信。

それでも今夜は雨があがって
恋人が濡れなくてよかったと思う。
迎えに行けないのはつまらないとも思う。

さて今日も末弟と会って
いろいろと仕事に関するレクチャーのようなものをする。
昼はいつも行く喫茶店にふたりで行き、おばちゃんにまた糠漬けやら茗荷を入れた味噌汁やら豆腐の煮物やらいんげんの胡麻和えやらをおまけでもらいながらご飯を食べる。
夕方すぎに帰ってきた恋人と、社員さんと３人でバウムクーヘンを食べ（自然食品のライフリーで買ったもの。おいしかった！）、夜はひとりごはん。
明日は北海道から蟹が４匹も！送られてくるので
末弟も招いて蟹パーティの予定です。

中川充さんの「POKKA POKKA」、
絲山秋子さんの「ニート」、
長崎盛輝さんの「日本の伝統色　その色名と色調」を読了する。