ゆらゆらとずいぶんと長い時間揺れるものだなあと
リビングのソファでうたたねをしながら思った。

今朝は6時に起きてさんぽをしたり
食事をしたりしていて
すこし眠くなってきた8時過ぎから
ふたたび朝の惰眠をむさぼっていたのだ。

いつもは地震のあとすぐにテレビを見るようにしているのだが
しつこいけれどもそうおおきくない地震に
そのまま眠り続けてから2時間ほど。

すごい。地震。見てみ。
と恋人に起こされて驚いた。

あああのときの揺れはこれだったのか。

寸断された道路。橋。
地肌があらわになった山。

自然がときとして暴れるときに
ひとの存在のちいささを知る。
そうしていっぽうで。
次々と伝えられるたくさんの情報のなかに
ときにひとというもののおおきさも知る。