楽あれば苦あり。

一難去ってまた、という感が否めず

またそれは私のことではなく恋人のことだったりするので

なんともはや。やりきれないというかなんというか。


私はそばにいて

にこにことをしてあるいは少しばかりの助言をして

ただここで踏ん張ったり立ち上がったりするのは恋人だ。

それでも踏ん張ろうとか立ち上がろうとかいうときに

なにかの足しになればいいといつも思う。


もう飲みに行っちゃおうか!

タクシーで帰っちゃおうか!!

とさんざっぱら降っている雨のなか、外に出て自宅近くまで戻り

サムギョップサルとコムタンスープとビビムパをたらふく食べ

甘いものも食べちゃえ!といちご大福なぞも買ってきてそれも食べ

いろいろと話したりふざけたりしてみる夜なのだ。


それでもいつしか

ばけつをひっくりかえしたような雨もやみ

外には月。