今日は検査。
いつのまにやら本当に入梅してしまったらしいのだけれども
起きたら雨は降っていなくて
雲はいっぱいあったけれども慌てて洗濯をして
恋人にも手伝ってもらって軒下に干して
急な仕事をひとつ片付けて
それから病院へ向かう。
予約をしていても2時間待ちがざらなのだが
今日はものすごくスムーズで
待ち時間も10分ほど、そうして検査も滞りなく終わる。
病院到着から会計終了まで30分程度。過去最速だ。
病理の結果は2週間後だけれども
視認した範囲では問題なさそう、と、
すっかり馴染みになりつつあるセンセイはいう。
よかった。
病院を出て恋人に電話。
あまりの早さに何かあったのでは?と逆に思ったらしい恋人に
状況を伝えると
ともあれ今日の状態でセンセイがだいじょうぶそうというなら
きっと大丈夫だろう、よかったよかったととても喜んでいる。
私もとても嬉しい。
折りしも外は晴れていて
明るいひざしがぱあっと注いで
とてもきれいな光景。
病院に行くといつも思う。
病気が重いひと。なったばかりで不安でいっぱいのひと。治らないとわかっているひと。
その家族。
いったいどういう気持ちでここにいるのだろう。
ここの敷居をまたぎ、そうして出て行くのだろう。
今日の、このぱあっと視界がひらけたような青空を
軽やかな気持ちで受け止められる
そんな日がくるといいと思う。みんなに。
それは必ずしも「治る」ということだけではないだろう。
だけれども。
今日の青空はとてもきれいだから。そんなふうに思う。