朝起きたら、寒くて雨も降っていてびっくりした。
冬みたい。

冬みたいだよーと仕事部屋にいる恋人に声をかけたら
ほんまや冬みたいやと恋人はおおきな声でこたえる。
私はこういうやりとりが好きだ。
毎日のなにげないこと。ささやかなこと。
ひとりではない、そのことの喜び。たいせつさ。

富士山のへんとか軽井沢とかに
ログハウス買うのとかどうかな?東京に家を買うのは高いし。
といったらそれはええんちゃう?そこでちょっとくらいなら畑とかつくれるやんと都内の家については関心を示さなかった恋人がめずらしくすこし乗り気そうにいった。
恋人も私もひとつところへの永住願望というのがぜんぜんなくて
だから家を買うという発想はなかったのだが
最近の私はにわかに家(というよりは土)が気になっている。
そこまで真剣ではないから真剣に検討もしないけれど
それでもこの世のどこかに恋人と愛でられる土があることを想像するのは楽しい。

今朝はハムエッグとバタートースト。
昼は野菜スープとカレーピラフをつくる。
夜は街をぶらぶらしていた先に見つけたしゃぶしゃぶ屋さんでしゃぶしゃぶ。
しゃぶしゃぶは久しぶりだ。

夕方、ここ2年くらいずっといえなくて
しかも一生言えないかもなと思って半分あきらめていたようなことを
恋人と話しあうことができた。
おおきな進歩だ。

思えば恋人とはほぼすべてのことにおいて話し合いができるような状態になってきている。
この思いは私だけではないよね?
恋人もそうであるといい。
オレはナオがいるからこういう話をできていいけど、
と恋人はときどきいっているから
大丈夫なのかな。
ただそうだからといっていまのよい関係に慢心しないようにしよう。

こういうのはきっと。
想像力の問題だ。
どう思っているのかな。うれしいのかな。いやなのかな。たのしいのかな。つらいのかな。
そんなこと。そんな思い。

だから私は。想像力を持ち続けるようにしよう。

さて来週はかなりハードな一週間。